今日(米国時間2/28)、MicrosoftはOffice 365契約者のOneDriveとSharePoint向けにAI利用のアップデートを発表した。これによりMicrosoftのクラウド・ストレージに機械学習を利用した強力な能力が備わることになる。
新機能が実装されるのは今年中の見込みだ。MicrosoftのIgniteカンファレンスは来月フロリダ州オーランドで開催される。ここで今日のアップデートのいくつかのデモが見られると予想してもよさそうだ。
OneDrive、SharePoint向けアップデートのハイライトのひとつはビデオとオーディオのファイルからの自動文字起こしだ。ビデオ記録はたしかに素晴らしいが意味のある情報を取り出そうと思うとひどく時間を食う。まずどれが自分の求めている情報を含むファイルなのか決めるのに手間がかかる。ファイルを見つけてもさらに文字起こしをしなければならない。Microsoftによれば、新しいサービスはユーザーがビデオを視聴するとき、リアルタイムで音声を自動的に文字起こしして表示するという。320種類のファイルをサポートするのでユーザーがどんなファイルをアップロードしても対応できるだろう。
今日発表された他のアップデートには、 OneDriveとOffice.com向けの新しいファイルビューがある。これはOffice 365でユーザーがファイルを探す場合、最近利用されたファイルに基づいてシステムが必要なファイルを推測して候補として表示するというものだ。Microsoftでは近くこのアルゴリズムを他のアプリにも拡張する。たとえばPowerPointでファイルを作成してプレゼンしたとすると、システムはそのファイルを同僚と共有するよう提案する。
また知識のあるユーザーは、OneDriveないしSharePointのどのファイルについても利用状況をチェックすることができるようになる。
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