この週末、レッドモンドではMicrosoftが大手コード共有サイト、GitHubを買収するという情報が流れた。 Bloombergによれば、「事情に通じた筋」から得た情報だとし、早ければ明日にも正式な発表があると予想している。
先週、Business Insiderは、両社の間で買収の話し合いが進められているという記事を掲載した。これはデベロッパーのコミュニティーをビジネス上の非常に重要な要素するMicrosoftとしては理にかなった動きだ。伝えられるところでは、GitHub側もサティヤ・ナデラに「強い印象を受けた」ということだ。ナデラは2014年にMicrosoftのCEOに就任して以来、プログラマー、デベロッパーを積極的に応援してきた。
ナデラは昨年のBuildカンファレンスのキーノートで「デベロッパーが社会のあらゆる要素に深い影響を与えることができるチャンスがこれほど広がった例は過去にない。しかしチャンスには同時に巨大な責任が伴う」と述べている。
これはやや劇的な表現だったが、GitHub買収はMicrosoftに2700万人のソフトウェア・デベロッパーにアクセスする道を開く。もちろんデベロッパーのすべてがMicrosoftによるGitHub買収を歓迎しているわけでない。
一方GitHubは共同ファウンダーのChris WanstrathがCEOを辞める予定だと発表して以来1年近く後任探しに苦労している。WanstrathがCEOに就任したのはその3年前だった。.
また今年に入ってGitHubは史上最大規模のDDoS攻撃を受けた。GitHubはダウンしたものの、10分程度で復帰した。
買収交渉の詳細やこの買収がGitHubの熱心なユーザーのコミュニティーに与える影響などについてはまだ情報がない。われわれはMicrosoftにコメントを求めている。
アップデート:Microsoftのコミュニケーション担当コーポレート・バイスプレジデント、Frank X. Shawは「ノーコメント。この種の噂にわれわれがコメントしたことがないのは皆さんもよく知っているだろう」と述べた。
画像:TechCrunch
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)