Microsoftは求人市場にもっとデータ・サイエンティストが欲しいと考えている。若い人は真新しい知識を獲得するところから始める必要があるだろうし、キャリアを進めているプロはこれまでの経験を軸に技術を身につけられるようにする必要がある。
どちらの場合でもスキルギャップを埋めるため、Microsoftはデータサイエンスの一連の講座を edX.orgを介してローンチした。ハーバード大学とMITが立ち上げたedX.orgは、非営利で運営するオンライン学習の場だ。
データサイエンスのカリキュラムは、Microsoft Professional Degreeのプログラムが初めて提供する講座だ。Microsoftが主導するこのプログラムは、社会人が重要な分野でのスキル獲得を促すことが目的だ。本日ローンチしたプログラムについてMicrosoftは「雇用主が認められる大学レベルのカリキュラムです。キャリアのどの段階にいる人も受講できます」とプレスリリースで伝えた。
データ・サイエンティストは、求人数が候補者数を上回る、現在最も求められている職種の一つだ。
Microsoftのコースは9つのクラスと最終プロジェクトで構成される。全てのクラスは無料で聴講することができる。しかし、Microsoft Professional Degreeの認定を得るには、生徒はカリキュラムの10ステップ毎に証明書を購入しなければならない。
オリエンテーションのクラスは25ドルだ。「データサイエンスとアナリティクスのための統計的思考」の認定は99ドルで、他のクラスの認定はそれぞれ49ドルだ(データサイエンスコースを全て完了するには516ドルかかる)。
生徒は特定コースのセッションに登録する必要がある。各クラスのスケジュールはこのカレンダーを参照してほしい。受講を検討する生徒は詳細なシラバスを読み、各授業の選択科目を検討し、クラスのedXページから入学できる。各ステップは最低4時間から最大8時間で完了する。
ITオンライン教育の分野に進出する大手テクノロジー企業はMicrosoftが初めてではない。GoogleはUdacityと提携して、Androidのナノ学位や他のクラスを提供している。Amazonは、ビッグデータのクラスを始め、高度な技術スキルが取得できるAWSトレーニングの提供と認定を行っている。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)