Microsoftが同社のハイブリッドタブレットSurface 2を100ドル値下げし、この消費者製品の価格がわずか349ドルになった。
ただしこの価格には、Surfaceタブレットを使うために必須と考えられているキーボードアタッチメントが含まれない。LTE対応でストレージの大きい上級機も、同じく値下げされる。
昨年Surfaceタブレットに対して行われた同様の値下げと、同じタイミングだ、という見方もある。
Surface 2は昨年発売されてからほぼ1年になる。同時期にSurface Pro 2も発売され、それはその後リプレースされた。Microsoftはこの夏の初めに、Surface 2同様Windows RTを搭載したSurface Miniを発売する予定だったが、土壇場で中止となった。Windows RTは今後の一部の製品でWindows Phoneに統合されるだろう。それがどんなコードになるのかは、よく分からないが。
今度のSurface 2は、残された数少ないWindows RT機の一つだが、値下げされてもリプレースはない。
これまでの経緯を見ると、状況はほぼ明らかだ。Microsoftはどうやら、厄介払いをしたいのだ。Ars TechnicaのPeter Brightも同意見で: “Surface 2がいつの間にか消えても、驚かないね。今後Microsoftは、Surface 2などをベースに、もっと用途や目的性の明確な製品を出さないと、だめだろうね”、と言っている。
Surface 2が出たときは、先代よりずっと良くなってるから、売れそうだと感じた。でも結局、Surface 2は、大衆の心に火をつけることができなかった。だから今回の、ゆっくりとした退場も、意外ではない。
しかしSurfaceプロジェクトそのものは、短命に終ることはないだろう。Surface 2の製品企画そのものが、そのコンポ用オペレーティングシステム同様、健康体でなかったのだ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))