今日(米国時間7/22)の会計第4四半期決算で、MicrosoftはWindows Phoneベース端末、Lumiaを580万台販売したことを報告した。昨年の暦年第2四半期 ― Microsoftにとっては前年第4四半期。会計年度の世界へようこそ ― Nokiaは740万台のLumia端末を販売した。
しかし、Lumiaの販売台数は、この数字の通り22%ダウンしたわけではない。Microsoftの会計第4四半期販売台数は、期内の売上の一部しか反映されていない。同社がLumiaを売り始めたのは4月25日、Nokiaとの契約が成立した後のことであり、四半期始めの24日間は含まれていない。
90日中の24日は、26%に当たる。つまり22%の売上減は、26%短い期間に対しての比較だ。580万台という数字から外挿して換算すると、四半期フルであれは790万台になる。
これは、50万台というごくごく控え目な増加だ。しかし、少なくとも正しい傾向は示している。
昨年夏の(Nokiaの)740万という数字は、第3四半期には880万台、第4四半期には820万台へと伸じた。したがって、Microsoftの端末売上も、市場の循環によって今後2期にわたって伸びると予測することは理にかなっている。ただし、楽観的予測ではある。
Microsoftの同四半期における携帯電話売上は、19.9億ドルだった。この売上には、経常損益6.92億ドルが付随する。Microsoftがハードウェア部門からあれほど多くの人員を削減する理由を知りたかった人には、わかりやすい構図だろう。
携帯電話事業は、Microsoftの売上を予測以上に伸ばすと同時に、利益で予測を下回わらせた。もし、コストを削減し、かつ売上を維持することができれば、Nokia買収が、ソフトウェア巨人にとって好い判断だったことが証明されるかもしれない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)