Panda Graphics、Gamba、コネクトフリー–East Venturesが続々出資

プレスリリースが配信され、大々的に発表されているのが投資・資金調達のすべての案件かというと全然そういうわけではないのだけれども、今日7月1日、East Ventuersを割当先とした資金調達が複数発表されている。ここでざっくりにはなるのだが、各社についてご紹介しておく。

まずクラウドソーシングサービス「Panda Graphics」を手がけるPanda Graphicsが、East Venturesとオプトから総額1.4億円を調達した。Panda Graphicsは2Dイラストと3Dコンピューターグラフィックスのクラウドソーシングサービス。MUGENUPなどと同じ事業領域になるだろうか。同社は今回調達した資金をもとに、北米事業拠点を開設してシリコンバレーへの進出を進める。

クラウド日報共有サービス「Gamba!」を提供するgambaは、East VenturesとSkyland Venturesを引受先とする総額4000万円の第三者割当増資を実施したと発表した。Gamba!は、現在中小企業を中心に3500社がトライアル利用。トライアルは毎月200社ペースで増加しており、そのうち約10%が有料サービスに移行しているそうだ。6月13日にはニフティとも業務提携を発表。今後は日報に限らず、メッセージングサービスなど、社内コミュニケーションに関わるサービスを提供していく予定もあるそうだ。

さらに、京都のコネクトフリーもEast Ventureからの調達を発表している。金額については非公開、プロダクトに関しても「モノのインターネットの通信チップ開発を目指す」とだけアナウンスされており、詳細については非公開となっている。コネクトフリーといえば、2011年に無料無線LANサービス「コネクトフリー」を提供(その後、総務省から通信の保護に関わる指導を受けることとなった。現在はサービス終了)、その後2012年にはMacとiPhoneを使ったテザリングサービス「t.free」(こちらも現在はサービス終了)を提供していたが(さらにさかのぼると、代表のクリストファー・テイト氏は実名SNS「ケイレキ」や写真共有サービス「zooomr」なども手がけた)、どのようなプロダクトを手がけているのだろうか気になるところだ。


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TechCrunch Japan

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