ParrotはAR.DroneをCES 2010で発表した。DJIのPhantom 1より3年早かった。一見すると、Bluetoothのスピーカーやヘッドセットを作っていた企業には似合わないとも思われたが、同社はその後何年もドローンという成長分野で独自の地位を確保した。
2年前にこのフランスの企業は、消費者向けの製品から別の製品に移行する、と発表した。その後徐々に業績は縮小し、今週Wirecutterの記事によると、同社はトイ(超小型)ドローンを捨てることになった。
Mambo FlyのスタッフライターであるSigne Brewster氏は以下のように伝えている。
.@wirecutter got official confirmation today that @Parrot is indeed pulling out of the mini drone market. Websites like Amazon have slowly been running out of stock. We’ll be retiring the Mambo and Swing as our top picks and testing new drones soon. https://t.co/WbvyIxs3Fj
— Signe Brewster (@signe) 2019年7月18日
Parrotの公式確認によると、同社はミニドローンの市場から撤退する。Amazonのような
ウェブサイトでは徐々に品切れになりつつある。WirecutterでもMamboやSwingの推奨をやめて、近く新しいドローンをテストしたい。
明らかに、中国のDJIの市場での強さに負けて、同社はAnafi以外のドローンをすべて閉鎖するのだ。その系統はDJIのMavicに酷似しているが、Parrotは折りたたみ式のクワッドコプターをエンタープライズのユーザーに向ける。4月にTechCrunchが書いたように、感熱カメラFlirを加えたことからは、建設労働者や消防士などを対象にしていることが分かる。
消費者やホビイスト向けのドローン市場はまだ成長を続けているが、近年その市場はDJIが完全に支配した。もちろんDJIもパワーアップしたMavicや、積載量の大きいMatriceやInspireでB2B市場にも取り組んでいる。
それらの製品は、消毒液の散布や、捜索、救助など、いろんな仕事に利用できる。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)