TechCrunchが確認したところでは、PopSockets(ポップソケッツ)はApple(アップル)のMagSafeに対応する。つまり、使ったり洗ったりするうちに粘着力がなくなる背面のステッカーを心配することなく、このユビキタスなiPhoneアクセサリーを伸ばしたり縮めたりさせることができるようになる。
アップルの充電ブランドMagSafeは現在、iPhoneのワイヤレス充電と取り付け簡単なアクセサリーのための新しいシステムとなった。米国時間10月13日に同社のiPhoneイベントで発表された。
ワイヤレス充電コイルの周囲に新たに配置されたマグネットのおかげで、iPhoneはアップルのMagSafeチャージャーとMagSafe Duoチャージャーにつなげたときにうまく連携する。これらのチャージャーはiPhone 12、iPhone 12 Pro、Apple Watchのためのものだ。
しかしこのシステムはまた、一連のMagSafeアクセサリーをiPhone 12と使えるようにもする。
アップルはiPhone 12モデルの背面に簡単に取り付けられる新しいシリコン、レザー、クリアのケース、取り付け可能なiPhoneウォレットといった独自のアクセサリーを発表した。同社はまた、さまざまなMagSafeアクセサリーがサードパーティからリリースされるだろうとも述べた。
筆者はなぜか、アップルのイベント前にPopSocketsについて考えていた。だからこそMagSafeが発表されたときに「あっ、PopSockets!」と最初に頭に浮かんだ。
おそらく筆者だけではないだろう。
PopSocketsは2014年の発売以来、1億6500万個超のPopSockets Gripsを販売した。スマホの背面に取り付けて滑りにくくするためのものから、鏡やリップグロス付きのPopSockets、小さいバージョン、ウォレット付きのPopSockets、Otterとコラボのスマホケース、ネイルにマッチするPopSocketsに至るまで、バリエーションを拡充してきた(同社は現在ユーザーのPopSocketsにマッチするフェイスマスクも展開している)。
PopSockets Gripsは何回も取り外せるが、次第に粘着力が失われていく。その対策は、洗ってから10分ほど空気乾燥させ、iPhoneの背面に取り付けて数時間そのままにしておくことだと同社は話す。
これはやや面倒なプロセスだ。だからこそ同社は、交換に対応するPopTopsというカバー付きのPopSockets Gripsをリリースした。
しかしMagSafeに対応するPopSocketsのラインナップでは、PopSocketsの粘着力が失われることを心配する必要はなさそうだ。結果として、ユーザーはこうしたiPhoneのドングルを購入する方へと誘惑されるかもしれない。
また、PopSockets Gripsを利用するために、iPhoneにケースを使わなければならないことをユーザーが忘れるかもしれないことも意味する(iPhone 11のユーザーは現在ケースを使用しなければならない)。
逆にアクセサリーマーケットでPopSocketsがさらに競争にさらされることも考えられる。Gripsや同社の特許(PR Newswireリリース)で保護されているテクノロジーを避けて開発する必要がなくなるからだ。その代わり、ライバル企業は売上高を伸ばすためにMagSafe対応のアイテムを投入して既存のプロダクトラインを純粋に拡充することができる。
PopSocketsはMagSafeプロダクトを開発中としたが、現時点では詳細を明らかにしていない。
注意:写真はMagSafe対応プロダクトではない。
カテゴリー:ハードウェア
タグ:PopSockets、MagSafe、iPhone
画像クレジット:PopSockets
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(翻訳:Mizoguchi)