以前としてAppleはiPhoneを大量に販売しているが、2015年の数字には遅れを取り続けている。
同社は2016年Q4におけるiPhoneの販売数量が4551万台だったことを発表した。昨年同四半期の販売数量は4800万台だった。今回の販売数量はウォールストリートの予測よりも良かったとは言わないまでも、それに見合った数字だ。アナリストたちは本四半期のiPhoneの出荷台数は4500万台になると予測している。
Apple CEOのTim Cookはプレスリリースの中で、「iPhone 7とiPhone 7 Plusに対する顧客の反応は良く、とても嬉しく思う」とコメントしているものの、このカテゴリーが減速していることは明らかだ。iPhoneの売り上げ高は昨年と比べ13%減少し、販売台数も昨年比5%減となっている。
興味深いことに、Cookは決算発表資料のなかで同社の主要マーケット40ヵ国のうち、33ヵ国でiPhoneの売り上げが伸びていることを明らかにした。おそらく、Appleにとって最大のマーケットである北米や中国での不調が今回の売り上げ減少の原因のようだ。北米マーケットでの合計売り上げ高は7%減少し、さらに中国及び周辺諸国での売り上げ高は30%減少となっている。
それとは対照的に、2016年度におけるインド市場のiPhone販売台数は昨年に比べて50%上昇しているとCookは話す。
iPhone 7が発売された当初は供給不足の問題があったという理由で、Appleは発売直後の売り上げを公表していない。CookはiPhoneの供給不足が以前として続いていると話し、Apple CFOのLuca Maestriも、iPhone 7 Plusでは特にそれが顕著だと話している。
供給不足に関する投資家からの質問に対しCookは、iPhone7の生産が需要に追いつくようになるのは本四半期の後半になる見込みだが、iPhone 7 Plusに関しては12月までに生産が追いつくかどうかは疑わしいと答えている。
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