残念ながらこれは業務用なので、あなたのパソコンに実装する夢を見るのはまだ早い。カリフォルニア州サンタクララで行われたFlash Memory Summitで、Seagateは新製品をいくつか披露したが、何よりも人々を驚かせたのは、同社が言うところの「デモ史上最大のSSD」だった。
容量60TBのSSDは、明確にデモモードで動いていた。つまり「ほら、こんなにスゴイのを作ったから見てくれよ」的な展示だったのだが、同社は来年中の発売を予告している。これが市場に出るときには、データセンターに巨大なストレージの設置を考えている大規模な企業ユーザーが対象となる。
それでも興味のある人のために、60TBとはいったい何を意味するのかメディア消費量に換算してみよう。それはDVD画質の動画1万2000枚、ソーシャルメディア品質の写真なら4億枚に相当する。月々のInstagramユーザーのアウトプットは大体このくらいだ。
Seagateによると、このドライブは「現在入手可能なフラッシュメモリーでギガバイト当たり最低のコスト」を実現する。実際の価格には言及しなかったが、あり得ない金額になある可能性は高い ― ただ以前より安いというだけで。もう一つ注目すべきは、この新しいアーキテクチャーが、いっそう途轍もない100 TBドライブへの下地であるという事実だろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)