Tesla、2016年Q3の納車2万4500台は対前期比70%アップ

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Teslaは電気自動車の生産だけでなく、納車も順調なペースで伸ばしていることが、10月2日に発行されたプレスリリースでわかった。同社は2016年会計3Qに2万4500台の車を販売し、内訳はModel Sが1万5800台、Model Xが8700台だった。Q2の総販売台数1万4402台から70%の急増だ。これは必要な書類手続きを終え実際に顧客が車を手にしているものだけを数えているため、控え目な推計だとTeslaは言っている。

例えば、「顧客に輸送中」の車が5500台あるが、これはQ3の総数には一切入っておらず、TeslaがQ3と「同じかわずかに上回る」と予測しているQ4の納入実績に計上される予定だ。生産台数でもQ3の2万5185台は、Q2の1万8345台から大きく伸びている。

Teslaの生産、納車ペースの進展は、同社のガイダンスに書かれていた2016年後半に5万台納車という目標が、実現可能であることを意味している。ちなみにこれは2015年通年(5万580台)とほぼ同じ台数だ。こうした生産ペースの上昇は注目に値するが、同時に、CEO Elon Muskの掲げる2018年に年間50万台、2020年には100万台の電気自動車を販売するという野心的目標には、まだまだ長い道のりがあることを示している。

それでもTeslaは前進している ― 例えば2016年Q3の受注台数は、2015年同期と比べて100%以上増えている。この成長ペースを既存設備が飽和するまで維持することができて、同時に新たな生産設備が追加されれば、数年後の年間50万台も実現可能だろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook