今月始め、Analyst’s Dayカンファレンスで、近く予定されている機能とビジネス・モデルのアップデートのプレビューを公開した。そこで紹介された機能の一つに、公開ツイートを特定の相手とだけ共有する「プライベート共有」(Twitterはダイレクト・メッセージと名づけた)があった。先ほどTwitterはこの機能を一般公開した。Twitterによれば「今日のアップデートで、ユーザーはフォロワーの誰とでも非公開でツイートを共有し、議論することができる」という。
デスクトップまたはTweetDeckアプリの場合、 “…More”アイコンをクリック、“Share via Direct Message.”を選択する〔日本版ではこの記事の翻訳時点ではまだ公開されていない〕。iOSまたはAndroidアプリの場合、タイムラインのツイートを長押してオプションを表示し、“Share via Direct Message”を選ぶ。
メッセージを受け取った相手にはプッシュ通知が表示され、メッセージの中に共有ツイートそのものも表示される。
この機能はTwitterの全ユーザーが熱望していたというほど画期的なものではないが、Twitterを離れずに公開ツイートを対象に特定の相手と非公開で会話を続けることができるのは便利な機能には違いない。
モバイルではプライベート・メッセージ・アプリが花盛りだ。多くのアプリが非公開で会話ができる機能を備えるようになっている。一部のアプリではプライバシー保護を一歩進めて、共有されたコンテンツやメッセージが表示後、自動的に削除されるようにしている。Twitterも徐々にではあるがこの方向に機能の追加を進めてきた。まず昨年の冬にDM(ダイレクト・メッセージ)で写真共有を、その後、リンク共有をサポートした。Twitterはそれ以外にもダイレクト・メッセージの機能を「最近の一覧」の追加やアイコンのデザインの改良などこまめにアップデートしてきた。
「Twitterは公開の議論のすばらしいプラットフォームだが、興味ある話題についてのプライベートな会話も簡単にできるようになった」とTwitterの公式ブログは書いている。
このアップデートは今日中にウェブ、モバイルを含めてほぼすべてのプラットフォームに公開される予定だ。デスクトップの場合はTweetDeckに機能が追加される。 ただし、Mac版TweetDeckとTwitterのデスクトップ・アプリのアップデートは少々遅れるようだ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)