Twitterがツイートに返信できる人を制限できる新機能をテスト中

Twitter(ツイッター)は5月20日、ツイートに返信できる人をユーザーが制限できる機能のテストを開始したと明らかにした。この機能は今年初めに言及されていた。 Facebookの投稿ビュー設定と似ていて、現在はコーナーにアイコンが表示されるようになっている。アイコンをタップすると「Who Can Reply(誰が返信できる)?」のウィンドウが出てくる。

そのウィンドウでユーザーは3つのオプションから選べる。誰でも、あなたがフォローしている人、あなたが意図する人だけだ。2つ目か3つ目のオプションを選ぶと、この選択の対象外となる人の返信機能はグレーになる。閲覧したり、Like表示したり、リツイートしたりすることはできるが、ツイートした人に直接返信はできない。スレッドでも返信が限定されている旨が示される。

現在「かなり限定された人」だけがこのテスト機能を使うことができるが、Twitterアカウントを持っている人は会話の閲覧はできる。テストモードのため、この機能が世界中で使えるようになるか保証はない。しかしTwitterは『「議論に加わる機会をさらに提供する一方で、ユーザーが開始した会話を自分でコントロールできるようにする』ことを意図して展開される」と話している。

プロダクトマネジメントのディレクターを務めるSuzanne Xie(スーザン・シィエ)氏は、この機能を発表した投稿の中で「Reply Guys」(頻繁にツイートに返信する人)の存在に言及している。ツイッターの最大の長所と短所は、Facebookと同じくプラットフォームのオープンさだ。誰でもツイートに返信できる。これはツイートした人にとって必ずしも理想的なものではない。話題に関係なく、返信は口汚い反応の応酬を招きかねない。そうした事態を防ぐには、これまではアカウントをロックするのが唯一の策だった。

今回の取り組みは、反応のスレッド化を含め、返信機能に手を加えようという最近の動きに続くものだ。近年、返信機能の改造が最優先事項になっているのは明らかだ。これに対する反応はというと、これまでのところまちまちだ。少なくとも、今回の新機能発表のツイートへの返信から判断するとそうだ。

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。