TwitterがモバイルアプリのYes, Inc.を買収し、同社のCEOがプロダクト部門VPに就任

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143。この数字は、Twitterの新しい文字制限数でもなければ、同社がここ数年間で新しく雇い入れたプロダクト部門のリーダーの数でもない(近い数だが)。この数字は、その役割を担うためにTwitterが新しく任命した男が、過去9年間でツイートした数の合計だ — この数字の中には、彼がこの新しい役職に就任したことを認めてつぶやいた2件のツイートも含まれている。その内の1件のツイートは、Jack Dorseyによって熱狂的にリツイートされている。

この役職は今年の夏から空白となっており、これまでに数人の候補者の名前が挙がっては、消えていた。新しい競合が生まれ、ユーザーの不満が高まるなか、同サービスの将来の方向性が定まらなかったのだ。直近でこの役職に就任していたJeff Seibertは、今年の6月に古巣であるTwitterの開発者プラットフォーム「Fabric」のチームに舞い戻っている。

これから新しくプロダクト部門のバイスプレジデントに就任するKeith Colemanは、今回Twitterが買収した従業員7人のモバイルアプリ企業、Yes, Inc.のCEOを務めていた人物だ。彼は過去に、Googleと呼ばれる小規模のスタートアップでプロダクト・マネージャーを務めていたこともある。

彼以外の6人の従業員もまた、Twitterのプロダクト部門やデザイン部門に配属されることが決まっている。一方で、Yesはこの環境の変化を踏まえ、来週にも同社のサービスを停止する予定だ。サービス停止によって空いた時間で、Colemanはこれから彼が率いるプラットフォームに触れてみることができるだろう。前任のツイート数に追いつくには、残り約6100ツイートだ。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

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TechCrunch Japan

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