Uberは、ピッツバーグおよびサンフランシスコで、自動運転車の操作員全員(約100人)を解雇した。Quartzが報じ、後にTechCrunchが確認した。これに先立ちUberは、3月に同社の自動運転車が関与した自動車死亡事故を受け、5月にアリゾナ州での運行を正式に中止していた。
いずれにせよUberは、今年の夏ピッツバーグで自動運転車のテストを再開するための作業を続けている。レイオフされた人々は、UberがMission Specialistと呼ぶ新たなオペレーター職約55名の一人なるべく、サンフランシスコまたはピッツバーグで応募できる。Mission Specialistは路上試験と試験コースでの操縦の訓練を受け、開発者にフィードバックを与える任務を負う。ほかに、自動運転車の操作に関わらない職も募集されている。
「当社のチームは今も安全な自動運転技術を作ることを約束している。そして、近いうちに公共道路に戻ってくることを楽しみにしている」とUber広報がTechCrunchに話した。
Uberはアリゾナ州テンピの死亡事故以来、全地域で自動運転車の運行を中断しているが、操作員は依然Uberに雇用されており、通常の給与が支払われていた。このたび解雇される操作員はMission Specialistに優先的に応募できる。同職はより高度な専門技術が要求している。
カリフォルニア州では、Uberは3月に州内の自動運転車の許可を最申請しないと決めたが、いずれ州内でテストを再開する意思を今でも持っている。数カ月後、、UberのElevateカンファレンスで、Uber CEO Dara Khosrowshahiは、自動運転車は数ヶ月のうちに再び路上に帰ってくることを期待していると話した。自動運転テストはカナダのトロントでも行われているが、現在運転席にいる担当者はすでにMission Specialist的な役割を果たしているようだ。