Appleの新しい12インチMacBookはクールなテクノロジーが満載で、USB-Cポートはその典型例だ。このポートはデータ接続だけでなく充電にも使用できるため、スマホやタブレット用に作られたUSBバッテリーパックから電力を得ることができる。今日Kickstarterに登場した新プロジェクトのVoltusは、MacBookをACアダプターと同じ速さで充電すると共に内蔵のUSB 3.0ハブでポートを追加する。
MacBookを既存のUSBバッテリーパックで充電することは可能だが、Mophie等のサードパーティー製品は、モバイル端末用に設計されており29WのMacBook向きではない。つまり、MacBookの充電は非常に遅い ― 真剣にマシンを使っていると充電より消費の方が早いこともある。Voltusはこの問題を解決すべく開発された。
Voltusは、MacBookに9時間または13時間(選ぶ容量による)のバッテリー時間を追加し、充電は内蔵のUSB-C出力ポートにMacBook付属のUSB-CケーブルまたはVoltus自身に付属する6フィートのケーブルをつないで行う。
VoltusにはUSB出力ポートが2つあり、iPhone、iPad他どんなUSBデバイスの充電にも使える。Voltusに使われているバッテリー容量は大きく、モバイル端末を通常よりずっと長く使うことができる。さらにはMacBookとiPhoneまたはiPadを同時に充電することもできるので、理想に近いモバイル充電ステーションになる。Voltus自身の充電には、35Whのベーシックモデルで5時間、55Whのプロモデルで7.5時間かかる。
Voltusで気の利いているのは、自宅でMacBookを充電する際にパススルーとして振舞えることだ ― VoltusはUSB-C入力およびUSB-C出力の両方を持っているので、アダプターをコンセントに差し込み、それをVolutsにつなぎ、バッテリー自身に付いている2つのUSBポートをiPhoneやフラッシュドライブ等のつなぎぐと同時に、MacBookに電力を供給して内蔵バッテリーを充電できる。
Voltusを作っている会社は、既にRIDEYEという製品を作っている。サイクリストが事故やトラブルに遭遇したときのためのブラックボックスとして働く自転車用カメラだ。この製品はすでにKickstarter支援者に出荷され現在オンラインで一般販売されているので、Voltusチームはクラウドファンディングでガジェットを作る経験を持っていると言える。
Voltusを入手するための支援金額は99ドル(残りわずか)から。カラーはMacBookにほぼマッチする3種類(グレイは大容量のプロモデル、ゴールドは追加金額あり)があり、支援者への最初の出荷は8月の予定だ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)