革命の動乱の最中(さなか)にあるウクライナに、ロシアの軍事介入が続いているが、それと軌を一にしてロシア当局は、ロシアのソーシャルネットワークVKontakte上で活動家たちのWebサイトを13サイトもブロックした。すなわちAP通信の報道によると、ロシア検察庁はその一翼であるメディア監督機関Roskomnadzorに命じて反体制派たちのサイトを封鎖させ、彼らが“テロリストの活動”を奨励している、と非難した。
オバマ大統領は、クリミア地域へのロシアの軍事介入を国際法違反と呼び、経済的および外交的な制裁を示唆した。ロシア軍のクリミア急襲は、親ロシアの大統領Viktor Yanukovychの追放に続いて起こった。ロシアは、民間人を保護するため、と主張している。
今回のWebサイト閉鎖は、ロシアの計画の手始めにすぎないと思われる。
Foreign Policyの記事によると、“クリミアを占領したロシア軍は携帯電話の通信を妨害し、クリミア半島とウクライナ本国とのあいだのインターネット接続を切断している”。一部の電話サービスはブロックされ、クリミア政府のWebポータルはオフラインにされている。
Council on Foreign Relations(外交関係評議会, CFR)の特別上級研究員Adam Segalは、ロシア側の今後の意図をこう推測する: “軍事衝突があれば、通常部隊の戦力を削ぐためにサイバー攻撃を利用するだろう”。
[画像クレジット: Flickr user blu-news.org]
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))