WhatsAppがWHOと協力して新型コロナ関連のステッカーを公開

世界中の人々が新型コロナウイルスの感染拡大と戦う中、Facebook傘下のWhatsAppはWHO(世界保健機関)との連携を深めている。米国時間4月21日、同社はWhatsAppのプラットフォーム上で1日に何十億回も使われる言葉、ステッカーでユーザーに注意を喚起する試みを始めたと発表した。

20億人以上のユーザーが利用しているWhatsAppは、「Together At Home」という新しいステッカーのセットを公開した。人々が日々経験する瞬間や感情をとらえたものだ。

WHOとの協力で開発されたこのステッカーは、英語のほか、アラビア語、フランス語、ドイツ語、インドネシア語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、トルコ語にローカライズされている。

WhatsAppは2018年にステッカーの機能を導入した。同社はブログで「手を洗い、対人距離を保ち、運動し、そして何より医療関係のヒーローたちや生活の中の個人的なヒーローを楽しく讃えようと人々に呼びかけるために、このセットを提供する」と述べている。

ステッカーは、インドなどの新興市場では特に人気が上昇している。Tencentが支援するインドのメッセージングサービスのHikeは、ここ数カ月で数万のステッカーをアプリに追加し、まだ提供が追いついていないと述べている。

2020年3月にWhatsAppはWHOと協力して情報サービスを開始し、数日のうちに1000万人以上のユーザーがアクセスできるようになった。新型コロナウイルス感染症に関して信頼できる情報を提供できるよう、多くの国や州政府とも協力している。

日本の人気キャラクター、リラックマを採用した、日々の気持ちを表現するのに使えるステッカーセットも世界中で公開した。

WhatsAppはさらに新しい機能も開発中だ。現在は最大4人のビデオ通話とオーディオ通話を、最大8人にするテストを開始した。この機能がすべてのユーザーに公開されれば、ここ数週間でユーザー数を急激に増やしているHousepartyやZoomの直接の競合になるかもしれない。

WhatsAppは先日、アプリ上でのメッセージの転送に新たな制限を適用した。また、受信したテキストやメディアコンテンツの正確さを確認するのに役立つ新機能を開発中であることも認めている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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