Wikipediaの共同ファウンダー、たくまずしてBitcoinによる寄付キャンペーンを始める

Jimmy Walesは、WikipediaにBitcoinで寄付する方法を試しているのか? Redditのあるスレッドによれば、彼がそれを考えていることは間違いない。それは1件のツイートで始まった ― Wikipediaの共同ファウンダーはCoinbaseに個人アカウントを開設した。

しかしその後、Walesは彼のウォレットアドレスをTwitterとRedditで公開した。「Coinbaseを気に入った。インターフェースがすごく直感的でいい」と彼はRedditに書いた。

Bitcoinユーザーは自分たちのウォレットを使って参加した。多くの人々が少額のBitcoinを送金し、BitcoinがWikipediaの新しい支払い方法になるべきであることをWalesに知らしめた。彼らはWikimedia Foundationに直接寄付しているわけではないが、Walesは全額を基金に寄付することを明言している。

「私は次のミーティングで(その前にメールでも)Wikimedia Foundationの理事らと、WikimediaがBitcoinを受付けるべきかどうかの議論を再開するつもりだ」とWalesは書いた。しかし、大きな問題はBitcoinが主流な支払い方法にほど遠いことだ。Bitcoinボタンを付けることは人々を怖がらせるだけだ ― 少なくともBitcoinに触れたことのない人たちにとって。

言い換えれば、Wikipediaの募金ページにBitcoinボタンが付くことはない。代わりにWalesは、Bitcoinアドレスをソーシャルネットワークや様々な人気Bitcoinディスカッショングループ、例えばBitcoin subreddit等で共有する考えだ。そうすることで、Bitcoinが何かを知る人はWikipediaにBitcoinで寄付できることを知り、そうでない人はWikimedia FoundationがBitcoinを受け付けていることすら気付かない。

Bitcoin熱狂者たちは、Wikimedia Foundationが変わる可能性を大いに喜んでいるが、WikipediaがBitcoinの有力な支持者になることはなさそうだ。Bitcoinの利用に関わる様々な物事を変えることもない。

Wikimedia Foundationにとって、Bitcoinを受入れることは、支払い方法の選択肢を1つ増やすことにすぎない。おそらく彼らは、Bitcoinをすぐ米ドルに換金して暴落リスクを最小限にするだろう。

これまでのところ、Walesはこの小さな実験で1万1000ドル以上を集めた。彼はBitcoinをいじることを楽しんでいるようだ。「以前は為替トレーダーだったんだ」と彼は書いた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook