Windows 8の、Microsoftオペレーティングシステム階層トップに座る日々は終った。幅広き後継者、Windows 10が、今月中に公開され、それはWindows 8の市場シェアが縮小しはじめることを意味している。
賛否噴出のOSは、2つのバージョンを合わせて6月に市場シェア16%を超えた。NetMarketShareの調査による。これはWindows 7のシェア約60%に比べると大きく見劣りし、未だにWindows XPが12%を維持していることを考えると、残念ともいえる数字だ。
2001年に一般公開されたOSが、未だにMicrosoftの主役の75%を占めている。これをWindows 8効果、と呼ぶこともできる。
上の数字は、なぜWindows 10がMicrosoftにとって重大な意味を持つかを浮き彫りにしている。この会社が前回Windows 7を上回る何かを作ることに失敗した結果、世界の大部分の人たちは、この2つの携帯電話が大人気だった頃に登場したオペレーティングシステムを使っている。
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要するにWindows 7はかなり古い。実際このOSの「メインストリーム」サポートなるものは今年既に打ち切られた。Microsoftは2020年まで、これを完全に捨てはしない。
つまり、多大な労力を注ぎ込んだWindows 8は、皮肉なことにMicrosoftを以前の自分自身との競争に曝している。もしWindows 10がWindows 7人口の大部分を魅することができなければ、何億という人々が、若さとはほぼ遠いオペレーティングシステムの元に置きざりにされることになる。
これは記憶に留める価値のある瞬間だ。なぜならMicrosoftがWindows 8によって自ら招いた混乱を説明しているからだ。Microsoftの、2~3年以内にWindows 10を10億台のデバイスで動かすという戦いは今始まる。
そうそう、もし今年末にWindows 10の市場シェアがどうなっているか賭けたい人がいたら、私にDMしほしい。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)