YouTube、過去8年間がコンテストだったことを発表。審査のため4月1日にサイトを閉鎖

残念なニュースがある。YouTubeが閉鎖される。

8年前にこのサービスが提供されて以来、YouTubeビデオにのめりこむあまり忘れていた人もいるだろうが、実はあのすべてはコンテストだった。いや、YouTube自身が競争だと言ったことはない。いずれにせよ、YouTubeという名の、あのコンテストは終りに近づいている。

歴代最高のYouTubeビデオを決めるために、同社は専門家による審査パネルを設定し、映画評論家、YouTubeの常連コメント人に加え、YouTubeの有名人、“Charlie bit my Finger”のChalieと、“Antoine Dodson News Blooper(オリジナル版)”のAntoine Dodsonらを迎えた。

YouTubeでは3万人以上の作業員が、過去8年間に投稿されたビデオの絞り込みに日夜励んでいる。審査員は次の10年をかけてどのビデオが最終勝者になるかを決定する。

明日の深夜零時、サイトは閉鎖され全コンテンツが削除される。YouTubeは2023年まで復活することはなく、再開時点でサイトにあるビデオはこのコンテストの勝者のみだ。とはいえ勝者は今後10年間は選ばれることはないが、審査風景の最初の12時間は、明日YouTubeのロサンゼルスオフィスからライブ中継される。

ゆっくりと着実に、とは言うものの、果たして2023年に人々はYouTubeを覚えているのだろうか。

幸い、審査の対象となる15万本の投稿ビデオは人気に基づいては選ばれるのではない。『カンナムスタイル』の勝つチャンスはこれと同じだ。

優勝者にはMP3プレーヤーと、次の創造的作品を生むための報奨金500ドルが渡される。

このニュースへの反応は興味深い。YouTubeはGoogleにとって最も成功し最も価値のある資産であり、誰もが簡単にビデオをオンライン共有するための世界の必需品だ。しかし、最近Googleは春の大掃除を実施し、Readerをはじめ数多くのサービスをラインアップから外した。

恐らくこれも、同社による商品整理の次の段階なのだろう。

あるいは、マウンテンビューには1日早くエイプリルフールがやってきたのかもしれない

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(翻訳:Nob Takahashi)