Apple、2015年Q1の売上746億ドルは全企業の四半期売上史上最高


先ほどAppleは会計2015年第1四半期の収支を発表し、売上746億ドル、純利益は180億ドル、1株当たり3.06ドルだった。これは企業の四半期売上として史上最高であり、Gazprom、Royal Dutch Shell、およびExxonMobilを上回った。前年同期と比較すると、売上は29.5%増、EPS(7対1分割調整後)は47.8%増だった。

Fortuneのアナリストらの合意は、売上687.1億ドル、EPS 2.68ドルで、売上、EPS共にそれぞれ19.3%、29.3%の伸びを予想していた ― これは常軌を逸した成長予測である。具体的に、アナリストらはiPhoneの販売が同社の業績を推進すると予想していた。しかし、こうした予測も、今日のクレイジーな四半期売上には遠く及ばなかった。

iPhoneはこの四半期の明白な勝者である。Tim Cookは収支会見で、本四半期は、新規iPhoneユーザーが史上最大数を記録し、AndroidからiPhoneへの乗り換え率も最高だったと語った。

Apple自身による、前四半期報告時のガイダンスは、売上635~665億ドル、総利益率37.5~38.5%と予想していた。Appleの見通しは過去1年半にわたって実に正確で、予測の上限は実際の報告に極めて近かった。しかし今回のAppleの予測は控え目にすぎ、自身による見通しを大幅に上回った。

「この驚くべき四半期を顧客に感謝している。Apple製品への需要は史上最高に達した」とApple CEO Tim Cookはリリース文に書いた。「売上は昨年から30%増の746億ドルとなった。この結果を出したわれわれのチームの努力には敬服するばかりだ。」

ハードウェア

今期AppleはiPhoneを745万台、iPadを214万台、Macを550万台売った。1年前と比べると、iPhoneが46%増え、iPadが17.7%減少した。詳細はこちらを参照されたい:iPhoneの売上、およびMacの売上

海外売上

多くのアナリストは、Appleが初めて中国のiPhone売上が米国を抜いたことを発表すると予想していた。AppleはiPhoneの地域別販売業績を発表していないが、海外売上はAppleの全売上の65%を占めており、中国での売上は161億ドルに達する。中国売上の詳細はこちら

株式市場とガイダンス

発表から数分後、時間外市場では114.48ドルで取り引きされており、これは今日の終値より4.89%高である。

Apple自身による2015年Q2のガイダンスは、売上520~550億ドル、利益率は38.5~39.5%。2014年Q2の売上は456億ドルだった。Apple Watchが同社の次期売上を引き上げることは期待しないように。ついさっきTim Cookが発売は4月になると発表したばかりだ。

画像提供:Bryce Durbin

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook