昨年秋Googleは、長らく要望されていた機能をGoolgeマップに 追加し、移動経路に ― ようやく! ― 立ち寄り場所を追加できるようになった。これで最終目的地へ行くまでの間にガソリンスタンドやレストランに立ち寄るルートを設定できる。しかしこの機能は当初Android端末でしか利用できなかった。今日(米国時間2/29)Googleは、同機能がどのiOS端末でも利用できるようになったと発表した。Googleマップがナビゲーションを提供している全世界で100ヵ国以上が対象だ。
機能そのものは、Google傘下のナビゲーションアプリであるWazeには、かなり前から備わっていたが、Googleマップにはまだなかった。
Googleがこのような基本的機能をナビゲーションアプリに追加するのにこれほど時間がかかったのは驚きだ。どこかへ行く途中にトイレ休憩を取るのは普通の行動だが、これまでは立ち寄り地までの経路を設定し、そこから最終目的地まで新たな経路を設定する必要があった。しかもナビゲーションが分割されることによって、どのガソリンスタンドやレストランを通れば経路に無駄がないかを知ることが難しかった。
新しい”add a stop”[立ち寄り地を追加]機能は実にシンプルだ。ナビゲーションモードに入ると、画面右上に拡大鏡アイコンが表示され、押すと、ガソリンスタンド、レストラン、食料品店、コーヒーショップ等様々な立ち寄り候補地が表示される。その他の場所を検索して追加することもできる。
安全のために、マイクロフォンボタンを押して、タイプする代わりに音声で入力することもできる。そうすることでハンドルを握っている時にもすばやく簡単に利用できる(もちろん運転中は電話をいじるべきではないか、やっている人は多い)。
地図上に表示された場所の選択肢には、店の評価と追加所要時間が表示されているので、最良の選択をすることができる。
本機能はAndroidでは既に利用できていたが、今日から全世界のiOSユーザーにも公開される、とGoogleは言っている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)