TwitterはWindows版アプリのTweetDeckを廃止する。昨日(米国時間3/17)、まずTweetDeckユーザーのログインの自動化などがリリースされた。別々にTweetDeckにログインすることをユーザーに要求しないとする変更でTwiterのデスクトップアプリとTweetDeckとの切り替えが容易になる。
Mac版のTweetDeckは当面サポートが続けられる。アプリは引き続きMac App Storeからダウンロードできる。しかしWindowsユーザーは今後、アプリではなくウェブ版のTweetDeckを利用するよう求められる。TwitterはまたWindowsユーザーにウェブ版TweetDeckを画面下部に「ピン留め」するよう示唆している(ユーザーはChromeでアプリを開き〔訳注〕、Customize and control > More tools > Add to taskbarと進めばよいとwitterは説明している)。
Twitterの説明によるとWindows版TweetDeckアプリの開発を中止したのは「TweetDeckの開発においてユーザー体験の改良に集中するため」だという。つまりはWindows版アプリは開発とサポートのコストを正当化するほどのユーザーを集められなかったということだろう。
同時にTwitterはここ数ヶ月でTweetDeckに追加された多くの機能を紹介している。これはWindows版TweetDeckをシャットダウンしても、このプラットフォームそのものを放棄するつもりではないことを示すためだろう。追加機能にはTweetDeck Teams、グループ・ダイレクト・メッセージ、Vines、GIF、Periscopesなどに拡張された検索などがある。ユーザーが開いているTwitterアカウントを持っていてウェブサイトにすでにログインしているなら、TweetDecknのログインは省略できる。【略】
Twitterによれば今回のアップデートは「向こう数週間で全ユーザー行き渡る」ということだ。
Windows版TweetDeckのシャットダウンに先立って、Twitterはタイムライン表示のアルゴリズムの一新し、最新の投稿ではなくTwitterが推薦する投稿を上位に表示している。
〔日本版/訳注〕Windows 10におけるウェブページの「ピン留め」について訳者のChromeでは記事に引用されているメニューが見当たらなかった。ただしChromeのハンバーバーガー・メニューから「その他のツール > デスクトップに追加」を選択してTweetDeckページのショートカットをデスクトップに貼り、そのアイコンをタスクバーにドラグすれば「ピン留め」が可能だった。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)