Googleフォトはすでにトップクラスのクラウド写真サービスだ。検索能力が非常に強力だし、自動的に写真を選んでアルバムやアニメを作ってくれるアシスタント機能も便利だ。昨日(米国時間10/12)、Googleの公式ブログはフォトに多くの新機能を追加したことを発表した。ユーザーが過去の記憶を呼び起こすのを手助けするなど使い勝手の改善と同時に、新ツールもリリースされた。これよってビデオから共有可能なGIFファイルを生成したり、ワンクリックで写真の向きを正しくしたりできるようになる。
これまでもフォトにはほぼ同時に撮影された写真をまとめてループするGIFアニメを作る機能があった。iOS版のフォトはiOSデバイスで撮影されたLive PhotosをGIF化することができた。今回GoogleはGIF化機能のターゲットを動画に拡張した。
Googleの説明によれば、フォトは機械学習テクノロジーを利用してビデオ中からGIF化に適したシーンを選び出す。プールに飛び込むというような大きな動作の場合もあれば、人物が微笑するなどの小さな動きの場合もあるという。次に選択したシーンをGIF化し、友達や家族と簡単に共有できるようにする。GIFファイルはFacebookのようなソーシャルネットワークにアップロードすることもできるし、チャットに添付して送ることもできる。
また今回、写真で過去を振り返る機能も強化された。写真サービスといえば新しいものほど重視される傾向があるデジタル時代にあってこれは珍しい方向かもしれない。
過去を振り返る写真はカード形式で「この日の思い出」として整理されるが、新しいカードは顔認識機能を利用して、頻繁に写真に登場する人物を認識し、その人が過去に写っている写真をまとめて表示してくれる。このアルバムを見ることで友達との付き合いの歴史を自分が撮った写真で再確認できる。
次の機能は最近撮った写真からハイライトを選び出してくれるというものだ。Googleの説明によれば最近新しく子供が生まれた家族などに最適な機能だという。アシスタントは最近撮影された赤ちゃん写真からいちばんよく撮れたものをまとめてアルバムにしてくれるのでおじいちゃん、おばあちゃんにリンクを送って喜ばせることができる。友達に見せて迷惑がらせるのにもよいだろう。
Googleフォトは新しいアルバムを機械学習を活用して自動的に作成してくれるようになった。スマートフォンが普及し、日々大量の写真がスナップされている。こうした大量の写真をユーザーが人力で整理するのはすでに限界に近づいていた。Googleフォトのアルバム自動作成機能は非常に実用性が高いツールといえるだろう。
最後の重要なアップデートは、向きがおかしい写真を撮ってしまうというよくある失敗をカバーしてくれる。Googleフォトのアシスタントはどの写真が修正が必要かを選び出し、カード形式で表示してくれる。タップするだけで写真を正しい向きに回転させることができる。
新機能は GoogleフォトのAndroid、iOS、ウェブすべてのバージョンで公開済み。
〔日本版〕訳者自身はまだ確認していないが、Facebookなどには次のような投稿がある。つまりフォトのアシスタントは撮影角度を回転補正するだけでなく、裏焼き写真も選び出し、正しい向きに反転させてくれるという。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)