Instagramはユーザーのフィルター設定を保存させるべきだ

世界がInstagramのSnapchatライクな位置情報共有機能を待っている間に、それよりずっと簡単でわかりやすい機能について考えてみる価値があるだろう:ユーザーのフィルター設定だ。

Instagramでは、お気に入りのフィルターをリストの先頭に並べ、あまり使わないものを後ろに回せるようになった。しかし、Instagramのスタイルはユーザーごとに異なり、一つのフィルターだけでそれを表現することはできない。そして、まったく同じ設定をほぼ全部の写真に適用するために、ユーザーは多大なエネルギーを消費させられている。

私は多くの場合、同じタイプの写真には、同じエフェクトやフィルターを使っている。自撮りなら6割方はNashvilleを使う。風景なら、もっと活気のある例えばLofiかX-Pro IIなどだ。さらに私は、Instagramのほとんどの写真に独自のカラートーンやフォトエフェクト(vignette、saturation等)を加えている。

好みのエフェクトやカラートーン、フィルター、レベルなどを組み合わせた自分専用のフィルターが作れたらどうだろうか。独自に作ったフィルターを友達と共有することもできるだろう。これはユーザーにとって便利な機能になるだけでなく、Instagramにとっても新たな収益モデルにもなる。

プロのフォトグラファーやトップレベルのInstagrammerは、すべての写真にまったく同じPhotoshopエフェクトを使用することが多い。そうすることでユニークな特徴が生まれ、個性的でファンにわかりやすい写真になる。

多くのInstagram著名人が使っているVSCOは、プリセットされたユーザーフィルターをすでに提供しているが、インターフェースがわかりにくい。Instagrammerのビッグネームであれ平均的ユーザーであれ、個人の好みにあわせてアプリをカスタマイズできるようにすることは、Instagramにとってもメリットでしかないはずだ。

加えて、 Cubbygrahamなどのプロ写真家は、こうしたフィルターをアプリ内課金で販売することで、自分たちとInstagramの収益モデルを構築できるかもしれない。

もちろんこれはSnapchatの完全コピーではないので、現実離れした望みなのかもしれない。それでも夢は持っていたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook