GoogleのSundar Pichai、女性差別発言に関する社内ミーティングを中止。オンライン嫌がらせを懸念

GoogleのCEO Sundar Pichaiは、今や元社員となったエンジニア、James Damoreの男女差別に関する発言について、今日の午後全社ミーティングを行う予定だった。しかし開始直前、Pichaiはミーティングを中止したことを社員にメールで伝えた。 Recodeが報じた

ミーティングの場で発言し質問をすると、ネット上で嫌がらせを受けるのではないかと、一部の社員が恐怖を感じているためだ。

「いつものように率直でオープンな話し合いによって、一つになって前進できることを望んでいた。しかし、今日の午後社内の書き込みが外部に漏れ、一部のウェブサイトでGoogle社員の名前が載った。一部の社員から、ミーティングで質問すると嫌がらせを受けるのではないかと心配する申し出があった」とPichaiが社員宛てのメールに書いた。

Pichaiは数日前に休暇を切り上げ、問題のメモが起こしたトラブルに対応した。Pichaiは休暇から戻って以来多くの社員と、そのメモおよびDamoreの解雇について話してきた、と今日の社員宛てメールに書いた。

「大多数のみなさんは我々の決定を大いに支持してくれている。少数の人たちは、われわれがもっと行動すべきだと思っている。そして、社内で自由に発言できないことを心配する人たちもいる。みんなの声と意見はすべて重要だ…そして私はそれを聞きたい。

今日ミーティングが行われることはないが、近々Google社員が集まって、先週起きた出来事について自由に語ることができそうだ。Pichaiのメモの全文はRecodeで読める

Megan Rose Dickeyとは、Signal経由415-419-9355で安全に連絡できる。メールのPGP公開鍵は:2FA7 6E54 4652 781A B365 BE2E FBD7 9C5F 3DAE 56BD

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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