Facebookは、みんなのMessengerの連絡先リストをInstagramの助けを借りて増やしたがっていいる。Messengerの”People”[友達] タブの中に、以前からあるスマホ自身の連絡先と同期するオプションと並んで、Instagramの連絡先を取り込むボタンができた。
この機能を見つけたのは Jane Manchun Wongで、Twitterにスクリーンショットを載せた。
その他米国以外のユーザーも発見している。
本誌でもMessengerアプリにこのオプションが追加されたことを確認し、Facebookもこれが完全公開機能であることを認めた。
“Connect Instagram”[Instagramをリンク]ボタンをタップすると、Messengerは
Instagramの連絡先を自動的に追加する。さらに、本人のInstagramユーザー名とアカウントもMessengerの他のユーザーに公開される。
その結果はソーシャルグラフの拡大、と言ったところか——Facebookで知っている友達や家族をInstagramの知り合いと結びつける。
しかし、誰もがこの機能を喜んでいるわけではない。
あるTwitterユーザーが指摘しているように、”Connect Instagram”と書かれたボタンを押すことが、Messengerが「自動的に」Instagramの連絡先を追加するという意味であることは明白ではない。追加するかどうか選べるべきだと思うが、そうはなっていない。
2017年12月にTechcrunchは、Instagramの連絡先をMessengerと同期する非常によく似たオプションを発見したが、正式採用されることはなく消えていった。しかし今回はテストではなく正式機能だとFacebookが言っている。
Facebookがアプリ間の連携をはかるのはこれが初めてではない。
たとえば2016年には、Facebook、Instagram、Messengerの会話をまとめる、統合受信箱を企業向けに提供した。昨年には、アプリ横断の通知機能をテストした。InstagramのプロフィールページのアイコンからFacebookを立ち上げるオプションもある。
今回のタイミングも注目に値する。Instagramのダイレクトメッセージサービスの人気が非常に高まっているからだ。
Instagram Directは2017年4月時点で3.75億人のユーザーを抱え、昨年米国以外の一部の国ではスタンドアロンアプリとして独立した。Facebook傘下のInstagramを通じて多くの人たちがメッセージを交換している今、Facebookがこれを自身のMessengerアプリの成長に利用しようとするのは当然だ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )