Google NowのNexus 4向けCMはなかなか説得力あり―Siriより実用性高いかも

GoogleのCMはいつも上出来だったわけではない。Google+を立ち上げたときのCMは売り物であるサークルの紹介の仕方がまずくて面倒な大仕事のように見えてしまった。

しかしその後努力したらしく、最新のNexus 4/Google NowのCMはユーザーが世界中でこの機能を便利に使うところをなかなかうまく見せている。

Google NowはSiriに対するGoogleの回答だ。ただしGoogle Nowでは音声認識はSiriのように強調されていない。Googleはむしろ実際に役立つ情報を即時的確に提供できるという点を強調している。Google Now はスケジュール、位置、天気、その他現在のユーザーの行動に関連するかもしれないさまざまな情報をモニタする。それに基づいてユーザーが知りたがっていることを推測し、その情報を提供する。

たとえば私が午後ジムでエクササイズをする予定だとカレンダーに記入しているとしよう。Google Nowは私がジムに行くのに使う電車のダイヤを調べ、運行に遅れがあるようなら通知してくれる。そこで私は早めに家を出ないと遅れるかもと気づくわけだ。

しかしこれなどはほんの手始めにすぎない。Google Nowは外出中に付近のショッピングや飲食店の情報も教えてくれる。外国を旅行しているときは単語の翻訳をしてくる。ユーザーはなんであれ自分のまわりの情報をより正確にリアルタイムで入手できる。最新のテレビCMはその機能をうまく説明しているし、Nexus4の大型画面上の美しいデザインのユーザー・インタフェースも巧みに売り込んでいる。

最後は東京に出張している父親が息子とGoogleハングアウトで会話する心あたたまるシーンでCMが締めくくられる。なんといってもスマートフォンの一番大きな役目はわれわれを愛する人と結びつけることにあるのだ。

sirisucksGoogleはCMで音声認識機能をまったく使っていないが、私はSiriと機能を比べたくなってCMにあった使い方をすべてSiriで試してみた。

Siriは全く問題なく近くのレストランを探すのに成功した。「野菜」という単語をフランス語に訳すのもそう難しくなかった。しかしSiriは(というかAppleは)いささか時間の理解に行き届かないところがある。特にA地点からB地点に移動するために必要な時間にむとんちゃくなところが見られた。

私はSiriに「次のアポは何時?」と尋ねて教えてもらうことはできる。 しかしSiriは「いつ家を出たらいい?」と聞いても教えてくれない。移動手段や最適な経路の設定はできないのだ。もちろん電車が遅れているなどという通知もしてくれない。私が「ユニオンスクエア駅に一番早く着く地下鉄は?」〔Crook記者はニューヨーク在住〕と尋ねたところ地図アプリが開き、続いてAppStoreに送り込まれた。そこで乗り換え案内アプリを買えというわけだ。

Appleの地図アプリは公共交通機関の乗り換え案内を内蔵していない。そこでApple の地図アプリで乗り換えを調べようとすればまずサードパーティーの乗り換えアプリをインストール必要がある。

私自身はGoogle Nowから直接Googleハングアウトを立ち上げることができることにそれほど大きな価値があるとは思わないが、Siriは私がある友達をFaceTimeで呼び出すよう数回叫んでも理解してくれなかった。

アップデート: 鋭い読者からコメントがあったが、私はFaceTimeの呼び出しコマンドを間違えていた。 「FaceTime (ここに呼び出したい相手の名前)」と呼びかければSiriは正しく動作する。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

最新情報:Galaxy S IVはどうやら3月15日のイベントにて発表か?!

GalaxySIVサムスンの情報管理能力は称えるべきだろう。次期Galaxy S IVのリーク情報が全く入ってこないのだ。ただ、SamMobileの情報によると、新機種のアナウンスが3月15日に行われるらしい。

但し、今回の情報は以前より出ていた噂を否定するものではない。Galaxy S IVが4月半ばにリリースされるというのは、まだイキの情報のようだ。SamMobileによると、ヨーロッパおよびアジアでは、S IVは4月初めにリリースされるということのようだ。但しアメリカ、オーストラリア、およびアフリカ地域では5月ないし6月にずれこみそうだとのこと。

昨年発売されたGalaxy S IIIも、アメリカでの発売を前にヨーロッパ、中東、およびアジアで発売が開始された。さらにその前のGalaxy S IIについても同様だった。すなわち、今回の噂はこれまでの「事実」に沿ったものであり、どうやら確からしいものと思われる(アメリカ在住の人にとっては少々残念な話だ)。

TechCrunchでは、3月15日に行われるイベントにつき、まだサムスンからの招待を受けていない。ただ、それなりの時間がある次期であり、招待を受けていないからといって、イベントそのものが行われないなどと言うことはできない。サムスンはMWC(Mobile World Congress)にも参加するが、そこではGalaxy Note 8.0タブレットがお披露目される見込みだ。

それでもMWCでGalaxy S IVのリリースがあるのではないかと思う人もいるかもしれない。しかしサムスンにとっても、世界をリードするデバイスという意味があり、おそらくは特別のイベントを企画するのが普通の考えだと思われる。サムスンの地位を大いにおしあげたGalaxy S IIIについても昨年、London Unpackedと名付けられた発表イベントがわざわざ開催されている。

知り得る限りのところでは、Galaxy S IVは最高のスペックを実現したものとなるようだ。主だったところを挙げれば、プロセッサは1.8GHzのExynos 5という8コアで、ディスプレイは5インチで440ppi、そしてワイアレス充電規格であるQiをサポートして、カメラは1300万画素を搭載するものと思われる。

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(翻訳:Maeda, H)

速報:Amazon、Amazon Coinsを発表―Kindle Fire向けバーチャル通貨、5月に運用開始

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AmazonはさきほどKindle Fire向けの新しいバーチャル通貨Amazon Coinsについて発表した。FireユーザーはAmazon Appstoreを通じてこの通貨をアプリ購入、アプリ内のアイテムやコンテンツの購入に利用できる。

このサービスが実際に運用開始されるのは来る5月の予定だ。

スタート時のキャンペーンではAmazonはユーザーに対して何千万ドル分ものAmazon Coinsを無償配布することを計画しているという。ユーザーは通常のAmazonアカウントを通じてCoinsを購入することができる。

すでにAmazonのアプリ・ストアにアプリを登録しているデベロッパーはAmazon Coinsに対応するために何もする必要がない。しかしバーチャル通貨の利用開始に間に合せたい新規のデベロッパーは4月25日までにAppstoreでアプリの承認を受けなければならないという。

AmazonはKindle Fireプラットフォームでのユーザーのコンバージョン率は極めて高いとしており、Amazon Coinsはこの利点を生かしてユーザーにさらにスピーディーな支払い方法を提供するのが狙いだ。Amazonでは最近アプリ内購入を可能にしてデベロッパーに対しより多くの収入確保の道を開いたところだ。

バーチャル通貨の導入はいちいちクレジットカードから支払いを行う必要をなくし、ユーザーの支出のハードルを下げることによってデベロッパーの収入を増やそうという狙いだ。

デベロッパーはAmazon Coinsによる支払いでも従来のクレジットカードによる支払いと同様、すべての購入金額の70%を得る。

Amazonのコインに関するFAQによると、1 Amazon Coinは1セントに相当する。つまり2.99ドルのアプリは299 Amazon Coinsに相当することになる。

Amazon Coinシステムは当面アメリカ国内のみで運用される。また定期購入・購読には用いることができない。

Amazon自身が計画しているような顧客にAmazon Coinsを配布するようなプロモーションをデベロッパーも行えるかどうかは現在明らかでない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

今年のスーパーボウル、人気CMトップ10はこれだ

昨夜のスーパーボウルはハラハラものだったが、今日の会話を独占するのはレイブンズの終了寸前のセーフティーでもジャコビー・ジョーンズの108ヤードキックリターンでもなく、広告についてだろう。

しかし、一番よかったのはどのCMだろうか?

[ビデオレコーダーの]TiVoを使用している匿名の3万世帯から集めた秒単位のデータを用いて、TiVoの調査分析部門がこのビッグゲームで最も視聴者を引きつけた広告を推定した。これは「通常再生」で見た人が何人いるか、広告の最中に視聴者数が増えたかを、前後15分間と比較することによって測定したものだ。

その結果、テク系ハードウェア会社は上位に入ることができなかった。ポール・ラッドとセス・ローゲンが登場したSamsungの広告はかなり面白かったが、トップ10には届かなかった。一方ブラックベリーの広告は、完全なゴミだった。

そして、タコ・ベルの、老人たちが子供の頃のように振舞うCM、”Live Mas”[もっと生きよう]が、今年のスーパーボウルで最も人を引きつけた広告だった。

また同調査は、ユーザー生成広告が成長傾向にあることを示しており、実際トップ10CMのうち3本に視聴者が参加していた。ドリトーズのCMが2本とアウディの愛らしい “Prom” CMだ。スーパーボウル前にCMを見ることもエンゲージメントを高める効果があり、トップ10中9本のCMは試合の前に公開されていた。

1. Taco Bell – “Viva Young”

2. Doritos – “Goat for Sale”

3. Hyundai – “Pick Your Team”

4. Doritos – “Fashionista Daddy”

5. GoDaddy.com – “Perfect Date”

6. M&M – “Anything for Love”

7. Skechers – “Man Vs. Cheetah”

8. Pepsi – “Pepsi Next Drink It To Believe It”

9. Audi – “Prom”

10. Volkswagen – “Get In. Get Happy.”

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(翻訳:Nob Takahashi)

スーパーボール:レイブンズのファンがゲーム中にスマートフォンをファンブルする確率は、49ersファンより14%高い

日曜日(米国時間2/3)のスーパーボウルへの期待は高まるばかりだ。私はボルティモアについては語れないが、最近サンフランシスコに行った時、あれだけの人数の人々が同じチームのブランドを着ていているところを見るのは初めてだった。しかし、このビッグゲームの興奮に相当量のアルコールが加わると、あなたのスマートフォンは比較的な危険な状況に曝される。

SquareTrade(スマートフォンの保証延長サービスを提供する会牡)の最新レポートによると、レイブンズファンの27%が過去12ヵ月の間に電話機を損傷させたのに対して、49ersファンで事故にあったのは23%だった。

この調査によると、実はレイブンズのファンは、ビッグゲームになるとスマートフォンやタブレットを壊す率がさらに高くなる。SquareTradeによると、彼らはスーパーボールの対戦相手であるサンフランシスコより14%も不器用だ。

SquareTradeの保証プランシステムに記録された、全観戦スポーツ関連事故の中で、電話機の落下事故の18%が、同社言うところの「液中落下」、即ち携帯電話がトイレやこぼした飲み物等の中に行きついたケースだ。全落下事故の13%がビールの中に落ちた携帯電話というのはショッキングである。これは酔っぱらいとガジェット操作の相性の悪さを示すものだ。

僅差で続くのは、全事故の12%を占める、発作的激怒や感情によって起きた事故だ。この場合のデバイスは部屋を横断して直線的に投じられる。

要するに、テーブル上の電話機はどこかカオス状態から離れた場所にしまっておくことだ。ビッグプレーの後に、落下や、こぼれたビールや、発作的行動によってあなたのスマートフォンが痛手を受けないためには、それが最も確実な方法だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)

Facebook、iOSアプリをアップデート―新機能はボイスメッセージ、ビデオ録画と共有など

fbvoice

Facebookは昨夜(米国時間1/28)、 iOSアプリをv5.4にアップデートした。今回追加された新機能でFacebookアプリはますます高度化した。

このアップデートの目玉はiOSのボイスメモと似たボイスメッセージ機能だ。ユーザーは簡単に音声メモを録音してアプリ内から友だちと共有することができる。またビデオを録画して共有する機能も追加された。

以前からFacebookメッセンジャーアプリを利用すれば最長60秒のボイス・メッセージを共有することができた。この機能が本体アプリに取り込まれたわけだ。

メッセージ入力窓の左側の+ボタンを押すと「音声を録音」アイコンが表示される。アイコンを押している間、録音が行われる。ボタンから指を離すとメッセージは自動的に相手に送信される。送信をキャンセルしたい場合は指を滑らせてアイコンから離す。

音声とビデオによるメッセージ機能のサポートに加えて、「付近の情報(Nearby )」タブの正確性も改良された。

Facebookはモバイル対応で苦闘を続けているが、この1年でアプリが強化されたことは確かだ。Facebookはメインのアプリに改良に加えて、Poke、メッセンジャー、カメラなどの新しいアプリをリリースしてきた。ザッカーバーグはモバイルこそ将来の最大の収益源だと語っている。

アップデートは無料で、App Storeから行える。〔日本版対応済み〕

fbios

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

[噂]Appleの低価格iPhoneはプラスチック製でiPhone 5とiPod touchのハーフみたい

plasticiphone

最新の噂は、みんなにバカにされても、ものともせず、今年出る二機種のiPhoneを予言している。ひとつはかねてから噂のiPhone 5S、もうひとつは途上国をねらったプラスチック製の低価格製品だ。

いずれも確認はされていないが、iLoungeは、低価格のプラスチック製については確かな情報を得ている、と主張している。その記事によると、前面はiPhone 5で裏面は第五世代iPod touch、全体的な形はiPodクラシックに似ているそうだ。

そのプラスチックモデルは最近のiPhoneよりも曲線的だが、裏面はiPhone 3G/3GSみたいにまるくはないという。むしろiPodクラシックのように、フロントパネルからフラットなバックパネルまでがカーブしている。

携帯電話としての顔はiPhone 5とほとんど同じだが、ただ、ディスプレイはiPod touchのようにやや出ている。さらにiLoungeの記事は、その低価格機も4インチ1136×640のディスプレイでゴリラガラスがカバー、レティナの要件を十分に満たしているそうだ。

ボリュームボタンとバイブレータ/サウンドスイッチは、円形ではなく、以前の梨形に戻っている。

第五世代iPod touchのように台座がある、という噂もある。そこには、ヘッドフォーンポート、底部マイクロフォン、スピーカーなどがiPhone 5と同じ位置に載る。ただしレイアウトは、第五世代iPod touchよりもすっきりしているそうだ。

さらに詳しく知りたい方は、噂の原典へどうぞ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

アシュトン・カッチャーは、スティーブ・ジョブズの果実食を真似た結果入院していた

メソッド俳優は、自分が演じるキャラクターを理解するのに夥しい時間をかけることで知られている。ナタリー・ポートマンはブラック・スワンでバレリーナを演じるために20ポンドも体重を落とした。

アシュトン・クッチャーは、評伝jOBSでスティーブ・ジョブズを演じるための準備が極限に達し、病院に搬送される結果となった。USA Todayによると、彼はスティーブ・ジョブズの果実ダイエットを実践しようと試みた結果、2日間の入院生活を強いられた。果物とナッツ、種子類だけを食べていた。

「撮影が始まる2日前くらいに入院しました。痛みで身をよじらんばかりでした。私の膵臓は完全に機能不全に陥っていました。本当に恐ろしくて・・・あらゆることを考えました」

「あらゆることを考えた」というのは、2011年にジョブズを死に致らしめた膵臓ガンのことかもしれない。ジョブズは果実食を続けてきたことで知られており、クッチャーはそれを役作りに取り入れたほか、ジョブズの猫背の歩き方や身ぶりを真似するために何時間も彼の映像を見て研究した。

しかしクッチャーは、テクノロジーへの愛以外にも、故Apple共同ファウンダーとの共通点が多いと感じている。

「彼は失敗の後立ち直った男です。私は、何かを目指して進んでは失敗する人生のどこかで、誰もが共感できることだと思います。立ち直ってもう一度進むためには勇気が必要です。私はそれも共有していると思っています」、クッチャーは語った。

もう一人のApple共同ファウンダー、スティーブ・ウォズニアックは、同映画の初めて公開されたクリップを見て、期待していたほど現実に即していないと言った。彼は、ジョシュ・ギャッドによるウォズの描写の方が、クッチャーのジョブズよりもリアルだったとも指摘した。しかし、アシュトンの不断の努力は、映画の他の未公開部分で役立っているだろう。

jOBSは、金曜夜のサンダンス映画祭で主要作品として上映された。劇場では4月公開の予定。


[Image credit: AP]

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(翻訳:Nob Takahashi)

Apple、編集部のオススメにポルノが表示されたVineを、App Storeのオススメから削除

AppleはVineのちょっとしたポルノ問題をまだ見逃がしているが、App Storeはこのビデオ共有アプリを「おすすめ」セクションから外した。

このアプリは木曜日に公開され、金曜日にApp Storeのおすすめセクションに登場した。その後、ソーシャル部門のトップとなり、アプリ全体でも4位に上昇した。

しかし今朝(米国時間1/28)、新しいVineユーザーの多くが驚きとともに目を覚ました。アプリ内の「編集部のオススメ」に “DildoPlay”と題したハードコア・ポルノビデオが掲載されたのだ。その結果、どうやらApp Storeは同アプリをストアのおすすめセクションから削除したようだ。通常Appleに選ばれたアプリは、最低1週間は「おすすめ」と呼ばれるこのユーザーフィルターに置かれるのが普通だ。

しかし、App Storeがこのアプリを編集部のおすすめして紹介した最初のツイートはまだ残っている。

なんと皮肉な。

メディアベースのソーシャルネットワークにヌードやポルノが現れることは予想できるが、その種のコンテンツをオススメするのは一線を越えている。後にTwitterは、ポルノが表示されたのは「人的エラー」であったと説明した。

しかし、本当に注目すべきはAppleがどう対処するかだ。

Appleには厳格な「ポルノ禁止」ルールがあり、その厳しさは他のアプリで証明ずみだ(500pxというアプリは、ヌード写真を簡単に検索できるという理由でストアから追放された)

しかし、Twitterは(Facebookと同じく)Appleと提携してAppleのOSにも統合されている。Vineは、誕生以来ちょっとしたポルノ問題はあるものの、Twitterの宝だ。 おわかりだろう。

現時点でアプリはまだApp Storeで入手可能のようだが、このApp Storeの軽いお仕置きで事態が終息するかどうかは、まだわからない。

アップデート:Vineは、様々な検索ワードをブロックすることによってポルノを排除する手続きを開始したようだ。今は大したことは出来ていないが、まだ始まったばかりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)

Twitterの新ビデオ共有アプリVineがポルノクリップを「誤って」トップビデオに推薦

dildoplay

今朝(米国時間1/28)、Vineアプリのユーザーは仰天させられた。Twitterの新しいビデオ共有アプリが “DildoPlay” と称するハードコア・ポルノビデオを「編集部のオススメ」のトップに選んでいたからだ。

Vine先週公開されたばかりだが、すでに若干のポルノ問題が報告されていた。Vineの中で#pornというハッシュタグで検索すると意味が分かるだろう。映像、画像サイトを作ればポルノ問題は必ず発生する。フィールド・オブ・ドリームズではないが「それを作ればセックスが来る」のは避けがたい。

しかし、ハードコア・ポルノをよりによって「編集部のオススメ」のトップに持ってくるというのはフルスケールのスキャンダルだ。

Twitterによると原因は「人的エラー」だったという。広報担当者のコメントの全文はこうだ。

人的エラーにより、成人向けコンテンツを含むビデオが「編集部のオススメ」の一つとして選択されていました。この誤ちが認識されると同時にTwitterはただちにコノビデオを削除しました。ユーザーの皆さんにお詫びします。

Vineのポルノ問題、少なくともこのポルノ問題がこれで収まるとは考えにくい。こんな簡単なお詫びでは誰も納得しないだろう。「人的エラー」とは具体的にどういったものだったのまったく説明されていない。

Twitter、あるいはVineチームの社員がいったいぜんたいどうやったら「誤って」Dildo Playというタイトルのビデオを「編集部のオススメ」に選ぶなどということができたのか? ハードコア・ポルノだと気が付かなかったという理由は? 

われわれはTwitterからもっと納得のいく説明がされるものと期待している。ただし、DildoPlayビデオはすでに VineのExploreセクションには表示されない(わざわざ検索しないかぎり)。

もうひとつ注目すべきはAppleの対応だ。Appleは500pxアプリをヌード写真を簡単にできるという理由でApp Storeから削除した。TwitterはAppleのパートナーだが、AppleはVineに対してどういう態度を取るだろう? 

[via Gizmodo]


Vine、米国App Storeのソーシャル部門首位にたち、全無料アプリケーション中でも14位

vinetopappVineは、Twitterから昨日リリースされたばかりのビデオ共有アプリケーションだ。撮影した6秒間のビデオを簡単に共有することができる。UIはInstagramに似ている。

このアプリケーションは期待通り、テック世界のアーリーアダプターたちによって受け入れられ、24時間のうちに大ブレイクを果たした形となった。App Storeの「Social」カテゴリでも順位を上げており、全ての無料アプリケーションの中でも14位となっている。米国時間昨日の夕方からApple Storeでのフィーチャーアプリケーションとなり、それもまた人気上昇に繋がっている。

もちろん大事なのは今後だ。新たな利用者が増えてダウンロード数の伸びを維持できるのかどうかに注目が集まる。

SnapchatキラーとしてデビューしたFacebook Pokeも、今後どうなっていくのかよく見えない状況だ。リリースされてすぐにApp Storeの上位に顔を出したが、すぐにチャートから姿を消した

予想としてはVineの方は、少なくとももう少し長い間に渡って生き残りそうだ。Facebook Pokeはの方は、新たなサービスというわけではなく、Snapchatのクローンだった。アプリケーションの目的はSnapchatからFacebook純正のアプリケーションに乗り換えさせようとするものだった。Vineの方では、Twitterが「新しい何か」を提供しようとしているものだ。

もちろん既に同種のサービスを展開しているところはある。ViddyやSocialcamの名前があがるだろう。しかし先行サービスは十分な利用者を獲得して「ソーシャル」の力を活用するには至らなかった。Vineは新参ながら、Twitterという後ろ盾がある。扱うのが動画であり写真ではないが、使い勝手がInstagram風なのも利用者にとっては馴染みやすいだろう。

Vineは強力なソーシャルネットワークとして成長し、さらにTwitter自体の価値を高める魅力があると思われるのだ。Vineを利用すればTwitterのソーシャルパワーを活用することができ、そしてTwitterに対しては新たなコンテンツを送り込んでいくことになるのだ。これによりTwitterとしては提供できるサービスの範囲が広がることになる。

Vineが2013年の大ヒットになるかどうかはまだわからない。ともかく良いスタートを切ったことだけは確かなようだ。

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(翻訳:Maeda, H)

サムスン、2012年のスマートフォン出荷台数は2億1300万台。Appleとノキアの合算を上回る

apple-samsungスマートフォン界での覇権をめぐって、サムスンとAppleの戦いはますます激化している。しかし最新のStrategy Analyticsによる統計データによれば、サムスンが30%のマーケットシェアを獲得し、Appleに対するリードを広げつつあるのだそうだ。

レポートによるとサムスンは2012年に2億1300万台のスマートフォンを出荷したのだそうだ。これは単一メーカーによる年間スマートフォン出荷台数の記録になるのだとのこと。サムスンの前の記録保持者はNokiaで、2010年の1億10万台という記録だった。

サムスンはハイエンド(Galaxy S IIIやGalaxy Note II)からローエンド(Galaxy Y等)までを広く手がけており、それもあって市場に受け入れられているようだ。2012年に関していえば、サムスンはAppleとノキアの販売台数を合算したよりも多くのスマートフォンを売り上げたことになる。

iPhone 5のパーツ発注件数が減少したのは、需要が見込めないからではないか等のに関わらず、Appleの方も順調な成長を続けている。全世界で1億3580万台のスマートフォンを売り上げているのだ。シェアにすると19%ということになる。但し出荷台数の年間増加率は46%を記録したのだが、実のところ2011年の統計でもAppleのマーケットシェアは19%となっていた。

ちなみにサムスンとAppleは、両者で全世界スマートフォンの半分程度にあたる台数を出荷したことになる。

ノキアも必死の努力で3位のポジションを確保した。2012年は3500万台のスマートフォンを出荷している。しかしマーケットシェアで言えば前年の16%から5%に落ち込んでしまっている。Microsoftとの連携あ、Lumiaシリーズの爆発を期待しているところだ。

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(翻訳:Maeda, H)

iPhoneが自動回転するパノラマアプリ、Cycloramicがバージョン2.0に

Cycloramicが動作するところを初めて見た人は、近くのどこかに「名前を言ってはいけないあの人」がいて、闇の魔術であなたのiPhoneを操作していると思うかもしれない。

実際には、テーブル上でバランスを取りながら回転する正確な周波数になるように、アプリがiPhoneのバイブレーターを制御しているだけだ。その間にあなた(あるいはWoz)は、360度全周ビデオを撮影することができる。

しかし、アプリの開発者たちはもう一段階上を目指して、Cycloramic v2.0にアップデートした。

今度はビデオだけでなく、高解像度パノラマ写真も撮れるようになった。iPhone 5ユーザーは、ビデオと同じようにハンズフリーで撮影できる。iPhone、iPad、iPod touchのユーザーは、手動でパノラマモードを使うことができる。アプリにはサウンドとバイブレーションによるガイド機能があるので、遅すぎたり速すぎたりするとアプリが教えてくれる。

iOS 6にアップグレード済みのユーザーは、すでにパノラマモードが内蔵されているので、これが本当に便利なのは、デバイスをバランスよく平面上に置いて完璧なパノラマを撮りたいiPhone 5ユーザーだけだ。もちろん、もしあなたがiPhone 4Sユーザーでパノラマ写真で失敗しているなら、サウンドとバイブレーションのガイドが役に立つかもしれない。

開発チームは他にも細かい修正を加え、Facebookへのシェア、ビデオ画質の制御、ビデオモードでの回転スピードの制御などが可能になった。またパノラマモードでフラッシュを使用するかどうかの選択、露出のマニュアル調整、360度までのパノラマ角度などもできる。

Cycloramicのアップデートは、今日(米国時間1/24)App Storeで公開された。価格は99セント。iPhone 4/4S/5、および第4世代とiPad 2で利用可能。
【日本語版注:iPhone 5以外では、自動回転機能が動作しない】

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(翻訳:Nob Takahashi)

Twitterの「6秒ビデオ」アプリ、App Storeで公開―ビデオ版Instagramになれるか?

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Twitterはビデオ共有アプリ、VineApp Storeで公開したと公式ブログで発表した。

Instagramがソーシャルメディアの世界にセンセーションを巻き起こした後、Facebookに10億ドルで買収されたことは記憶に新しい。そこで「誰がビデオ版のInstagramになるだろうか?」という質問が胸に浮かぶのは自然だ。Twitterはこの問題を真剣に考えてきた。その回答が昨年10月のVineの買収だった。

ビデオ共有機能はTwitter本体に追加されるのではなく、スタンドアロンのアプリとして発表された。

VineはTwitter傘下であるだけに、Instagramのように突然APIサポートを打ち切ったりすることはない。ビデオはtwitter.comのストリーム中にエンベッドされて表示される。一方、Vineのウェブページでもこんなぐあいにビデオが見られる。

ユーザーはTwitterアカウントとは別に、アプリからVineのユーザーをフォローし、ビデオを共有したりコメントしたりできる。この点はInstagramと同様だ。

市場にはViddyやSocialCamなどすでに多くのビデオ共有アプリが出まわっている。しかしVineは複数のショットを自動的に6秒のビデオにまとめて公開できるという点で独特だ。

6秒のビデオクリップを作るのに編集作業は必要ない。アプリの画面を親指で押さえるだけで録画が始まる。指を離すと録画がストップする。また押さえると録画再開される。こうして撮った複数のシーンは自動的に1本のクリップに統合される。

最初のVineのビデオはCEOのDick Costoloが1月23日に投稿したもので、Vineの特徴をよく現している。

〔ビデオは原文参照〕

Vineアプリは現在App StoreでiPhoneとiPod touch向けが公開されている

アップデート: アプリにバグがあるようだ。起動の途中でシャットダウンしてしまう。うまく起動させる方法を探していることろだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

Apple、2013年Q1:iPhoneとiPadが共に売上新記録を達成。それぞれ4780万台と2290万台

先ほどAppleは、昨年12月末締め2013年第1四半期決算を報告し、全般的にハードウェア販売が好調だった。中でもiPhoneは四半期に4780万台を売り、前期比、前年比共に伸び、iPadも2290万台で新記録を達成した。

当期は全期間にわたってiPhone 5が販売された初めての四半期であり、年末商戦も大きく後押しした。今月アナリストらは、需要の鈍化によってiPhone 5の生産が削減されたことを示唆していた。

iPadの販売台数2290万台は、昨期の1400万台から大きく伸びた。前年同期の1540万台からも33%増加した。昨期のiPadは、予測を下回った

Appleはモデル毎の内訳を公表していないが、同四半期の大部分に販売されていたiPad miniが、年末商戦と共に売上増に貢献したと見るのが妥当だろう。またAppleが、改訂版のLightningポート塔載第4世代iPadをミニ版と共に発売したことも忘れてはいけない。

しかしながらiPad miniは、利幅が他の製品と比べて著しく小さいことから、埋め合わせるにはもっと売る必要がある。

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Appleはこの3ヵ月間に、4780万台のiPhone販売した。昨期は2690万台、前年同期は3700万台で、対前年比は23%増だった。

アナリストらは、Appleがその最も強い市場である米国、英国などの先進国で飽和状態になり、そのために生産が削減されたと考えている。

しかし、Appleは次世代iPhoneを2種類作っていると噂されており、その一つは新興国市場向けの廉価版だと言われている。

iPodに関しては、カラフルなiPod製品がAppleの減退気味の事業に、なんとかわずかな生命を吹き込むことに成功した。iPhoneの登場によって、明らかにこの事業は食われているが、それでもAppleは1270万台を売り、昨期を530万台上回ったが、対前年比は18%減だった。

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(翻訳:Nob Takahashi)

高精細度競争激化へ―Samsungも次世代Galaxy S IVにRetinaを超す440PPIディスプレイ搭載のもよう

GalaxySIV

最新の情報によると、SamsungのAndroidスマートフォンの次世代フラグシップ・モデル、Galaxy S IVには4.99インチ 440ppiスーパーAMOLEDディスプレイが搭載されるという。一言でいえば、Samsungとして過去最高品質のディスプレイが投入されるわけだ。

これに加えて、部品の情報に詳しいDigiTimesの記事によれば、 SamsungのAMOLED液晶パネルには新しいピクセル・レイアウトが用いられているという。この情報は確認されていないし、どのみちGalaxyS IVが(多分4月に)発表されるまで確認されないだろう。しかし、Galaxy S IVが440ppiのディスプレイを備えるという情報はそうとう前から出まわっている。次世代Glaxy Sにはスーパー高精細度ディスプレイが搭載されると期待してもがっかりしないですむのではないか?

Samsungの新しいピクセル・レイアウトは六角形あるいはダイヤモンド型だという。従来の正方形の格子型よりも単位面積あたりのピクセル密度を高められるのだそうだ。

快適に見ることができるスクリーンサイズでは440ppiが在来型(正方形)のピクセル配置の限界だという(もっとも5インチというサイズが「快適」かどうかは主観の問題だが)。

しかしこの記事によるとSamsungが開発した新レイアウトでは、小型のスクリーンで440ppi以上の表示密度が可能になるという。新テクノロジーでスマートフォンの希少な表示スペースを拡大できるとなればディスプレイをめぐる競争は一層激化することになるだろう。

しかしピクセルの密度はディスプレイのパフォーマンスを測る一要素にすぎない。平均的なユーザーの視力では300ppi程度が視認できる限界だと言われているiPhone4が326ppiのRetinaディスプレイで初めてこの限界を破ったとされる。〔日本版:Wiredの記事によれば、視認性の限界は「12インチの距離で477ppi前後」というのが正しいという〕。

それ以来、スマートフォン・メーカーはディスプレイの高精細度競争を繰り広げてきた。ピクセル数を増やすためにディスプレイを大型化するという方法も採られた。しかしディスプレイを大型化すればピクセル密度は下がる。悪循環だ。

Galaxy S IVに事実440ppiディスプレイが搭載されるなら、上述の限界をはるかに超えたスーパー高精細度だ。しかしこのクラスのディスプレイを搭載するのはGalaxyだけではない。すでに発表されたSonyのXperia ZHTCのDroid DNAはどちらも5インチ440ppiディスプレイを搭載する。

GS4はライバルの5インチ・スマートフォンに比べてだいぶ後発となるが、なにしろ人間の目には限界があるわけで新ピクセル・レイアウトが一般消費者の目にどれほどの差となって映るか注目だ。

スマートフォンの大画面化は少々行き過ぎとおもわれるが、ピクセル数の競争も同様の傾向ではなかろうか?

[via UberGizmo]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

大画面廉価版iPhone 5Sというバカげた噂。しかも複数モデルだって!?


DigiTimes
(Appleサプライチェーン関連ニュースに特化した中国の当たるも八卦ブログ)が伝えた最新の噂によると、Appleは今年、大型廉価版iPhoneを出す〈のではなく〉、新しい4インチモデルを2機種デビューさせるという。

一つはiPhone 5Sと思われるiPhone 5のアップグレード版で、もう一つは、廉価版iPhoneでおそらく陽極酸化アルミニウムの代わりにプラスチックのカバーを使用する。

しかし、これ以上深入りする前に、これは一つの噂を別の噂で塗り替えているだけで、Appleが発表するまでわれわれは新製品について殆ど知らないということをお忘れなく。しかし、少々の憶測は誰も傷つけない。

まず、最初の噂である大型廉価版iPhoneからスタートして、その後われわれが得た最新情へと移ることにしよう。

大型、廉価版iPhone

iphone5smockInfo:

DigiTimesは、この情報をリークした情報筋が完全に間違っているとは言っていない。この大型モデルは開発中らしいが、今年は出てこないということだ。果たして当初の報道のようにこの大型機種が低所得層を狙ったものなのかどうかは不明だ。

賛:

最新データによるとAppleは米国内で市場シェアおよび販売全般共に好調だが、ヨーロッパや新興諸国は依然としてAndroidが支配している。もしこの大型廉価版iPhoneが新興国向けであるとするなら、少なくとも新スマートフォンユーザー獲得というAppleのゴールとは一致してしているはずだ。

Androidメーカーは、Androidの市場シェアが増すにつれ徐々にかつ着実に画面サイズを大きくしているので、Appleとしてはたとえ本来の方針に反していても、大型機種への移行は論理的な選択といえる。iPad miniも、長い間あり得ないと思われてきた。

否:

Appleは、業界で最も利益性の高い会社であり、それは旧機種を新興国のスマートフォン新規導入層に最適な商品として仕立てることに成功してきたからだ。米国では旧機種価格がキャリアー契約込みで100ドルまで値下がりし、市場によっては一部の国でも値下げが行われている。これはAppleのコストを下げる。なぜなら、1年に1回しかiPhoneの製造・販売を行っていないにも関わらず、ある種の低価格モデルを商品ラインに追加できるからだ。

旧世代iPhoneの売上を食うような新機種を作ることは、Appleのスタイルとは思えない。加えて、大画面の電話機を作るコストは大きいので、それを低価格で売ることはAppleの利益率を下げる。

そうそう、Appleが3.5インチ画面を捨てるのにどれだけかかったかを思い出してほしい。近い将来画面サイズに関するこれ以上の譲歩があるとは私には予想できない。

2013年中に4インチiPhoneが2機種

Screen Shot 2013-01-22 at 3.13.58 PMInfo:

巷ではAppleが今年、iPhoneを1モデルではなく2モデル出すと噂されている。どちらも4インチのインセル型タッチパネル内蔵画面と言われている。

賛:

長年Appleは、すっきりと整頓された製品ラインで知られてきた。

ごく最近になって、iPad 4がiPad 3から微妙に仕様強化され、iPhone 5の直後にiPad miniが発表された。史上初めて、Appleはその商品群を多少分散化させたが、理由は単にLightningコネクターへの統一であり、製品の機能強化ではない。

iPhoneは、まちがいなくAppleの宝で最も利益率の高い製品であり、最も多様化から遠い存在だ。しかし、iPhone 5の部品を陽極酸化アルミではなくプラスチック製の殻に詰め込んでやや安く売ることはさほど困難ではない。それは、もっともらしく、論理的ですらあるが、私としては期待するものではない。

否:

既に書いたように、AppleはiPodやiPadなどいくつかの製品で多様化を開始しつつあるように見える。しかし、それは必ずしもiPhoneに同じような機種の多様化が〈必要〉であるという意味ではない。

iPhone 4Sは、さほど魅力的な新機能がなかったにもかかわらずiPhone 4よりも売れた。iPhone 5は4Sより売れた。iPhone 5のプロセッサーをアップグレードし、もしかしたらSiriやAppleマップのような驚きと喜びを与える、クールな(しかしめったに使われない)機能を付加して、5Sとして市場に出す以上のことをする理由はあるのだろうか。

もう一つの新iPhoneはプラスチック製のカラフルな筺体

info:

以前の、DigiTimes以外の報道によると、もしAppleが、予想されるiPhone 5Sと共に第2のiPhoneモデルを出すとすれば、iPhone 5の陽極酸化アルミニウムでもiPhone 4/4Sのゴリラガラスでもなく、プラスチック製の筺体を使うという。この報道には矛盾があり、裏面はやはり陽極酸化アルミニウムにプラスチッムまたはゴムのベゼルで作られるという意見と、裏面全体がプラスチックだとする意見がある。カラーバリエーションまであるという可能性もある。

Screen Shot 2013-01-22 at 2.09.48 PM

賛:

私には到底プラスチックiPhoneを支持する気になれない。理由は上と下に挙げた。

しかし、カラフルiPhoneというアイディアは完全には捨て切れない。iPodファミリーとの相性は良さそうだし、iPodタッチが未だに(プラスチックではなく)アルミニウム製であることを思い出してほしい。Appleが黒い羊から「メー」と鳴く羊の群れになった今、カラーバリエーションは理にかなっている。

クローズドなエコシステムとわずか2色のカラーしかない中、形状にせよ外観にせよAppleユーザーに何らかの方法で差別化する方法を与える意味はある。カラーは、デバイスに対するわずかな制御権を消費者に与えつつ、色を選ぶ以上の本質的制御権は与えない最も費用効果の高い方法に思われる。

否:

Apple製品を持つことは一種のステータスシンボルだ。しかしAndroidの主力モデルが機能その他でiPhoneと肩を並べ(時には凌駕し)、どこにでもiPhoneがある今、そのシンボル価値は少々下がり気味だ。AppleのiDevice群にプラスチックがないという明白な特徴は、このレベルのステータスを維持する重要な役割を担っている。

もちろんプラスチックiPhone採用の主目的は消費者にとっての低価格だが、Appleには、製品に対する一切の犠牲も許さない伝統がある。たとえそれがユーザーにとっては意味があっても。

私は次期iPhoneのカラーバリエーション説には同調するが、クパチーノから近い将来プラスチックが出てくること関しては強く疑念を抱いている。

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(翻訳:Nob Takahashi)