コンテンツマーケティングが重要なのはわかっていても、いざ始めてみようとしてもそもそもブログの記事はどれ位の頻度で書くべきなのか、質と量、どっちを取るべきなのか、1記事のボリュームはどれ位であるべきなのか、、、様々な疑問が思い浮かび実行前に躊躇してしまう人もいるでしょう。今回は米国の人気ブロガーがそんな悩めるブロガー&コンテンツマーケッターに届けてくれたブログのあるべき姿に関するアドバイスを。 — SEO Japan
- いつ書くべきか?
- どれくらいの頻度で?
- ブログ記事はどれくらいの長さであるべきか?
- スケジュールは組むべきか?
私は、毎週、これらの質問や似たようなものをメールやQ&Aコール/ウェビナーやクライアントから聞かれる。
コンテンツが超重要になっている。以前はコンテンツが王様なのかどうかについて話したものだったが、今、私は転換を目にしている。
今は、コンテンツ・クリエイターが王様だ。
王冠を守ることがこれまで以上に大変になっている。
問題は、人々が、時間がないとか、不十分だとか、十分にクリエイティブではないという考えに捕らわれていることだ。シェアすることがたくさんある人々は、ただ自分がこのコンテンツビジネス全体に向いていないように感じ、欲求不満からあきらめている。
そして、それはほぼ全てのケースで真実ではない。
いつも通りのことでは助けにならない。古い教義が欲求不満を引き起こしているのだ。ここにいくつかの課題がある。
- 第一に、ブログの世界で増大した標準的な回答はあるが、それらの回答があなたにとって適切であるという意味にはならない。
- 第二に、少し柔軟性を持つことであなたが成功する可能性は高くなり、あまりにも柔軟性に欠けるアプローチが生産性の低下を引き起こすということがあり得るかもしれない。
- 最後に、大事なのは、書くことではなく、そのライティングが何をするかである。
最初の疑問についての議論から始めよう…
より多くより頻繁なコンテンツの利点
可能ならば、より多くのコンテンツを生産することにはメリットがあると言ってもいいだろう。
各コンテンツが、あなたのプロモーション部隊における一人の戦士としての可能性を秘めている。一般的には、より多くコンテンツは、より多くのトラフィック、リンク、エンゲージメント、オプトインなどを意味する。
より多くの記事をより頻繁に投稿することは、オーディエンスと検索エンジンにあなたが今も存在しているという強力なシグナルを送る。しばらくの間誰かから連絡がないと、あなたは忘れてしまうか、彼らが今も活動しているのかどうか不思議に思う。私が今もここでブログを書いているのかどうかの質問をもらったことがあるということは分かっている!
ライティングのスケジュール
一部のニッチでは、毎日新しいものを手にするだけでなく、1日に複数回それを手にすることを期待するだろう。私が考えているのは、テックやガジェットのようなニッチだ。
もしあなたが最新ニュースについて書くのなら、コンテンツを直ちに配信する必要がある。早起きの鳥は虫を食べることができる(早起きは三文の徳)からだ。しかし、もしあなたが社説やハウツーものや超厳しい時間スケールではないものを書くのなら、一息つくこと。2番目のネズミがチーズにありつく。
それでは、これはスケジュール通りに書くべきだということを意味するのか?週1から始めるとか?
必ずしもそうではないが、この話はまた後でしよう。しかしながら、オーディエンスが定期的な新しいコンテンツを予測し始めることができれば、それは大きなオーディエンスのメリットになり得る。
数少ない記事の利点
少ない数の記事を書くのであれば、あなたは自分の時間をそれらの数少ない記事を最適なものにすることに多くの時間を費やすことができる。
- リサーチにより多くの時間をかけることができる。
- より磨きをかけ、編集をすることができる。
- より良いグラフィックやリンクを調達することができる。
- 自分のコンテンツを異なるメディアにリパーパスすることができる。
- 自分の記事の宣伝により多くの時間をかけることができる。
コンテンツの長さはどうだろう?少ない頻度で書くのなら、より長い記事を書くことができるのでは?
私はかなり長い記事を書くため、人々に短い記事を書くように言うことは難しい。
実際、この記事では、いつもよりも少なく書く努力をしたのだが、それでも1000語以上になってしまった。
コンテンツの長さに関しては正しい答えも間違った答えもない。必要なだけ書いて、そこで止めるのだ!
通常、記事は編集から恩恵を受ける。スリム化することは、特に注意散漫なこのご時勢では、消費の助けとなる。注意持続範囲は引き伸ばされるが、だからと言って徹底的な記事を書くことができないということではない。注意を引かなければならないだけで、そうする価値はあるのだ。
そして、重要な点へと移ろう。
長さや頻度でコンテンツをジャッジするな!
最も重要なのは、“いつ”や“どれくらいの量”ではなく、“何を”だ。
共有すべきものがある時にのみ書くのだ。
十分に書いていないからとか守るべきスケジュールがあるからといって、自分に書くことを強いれば、あなたのライティングは苦しむことになるだろう。
チェックボックスを満たすよりも影響を及ぼすことの方がより重要だ。
賛成する?もしあなたがページビューや検索トラフィックのためではなく人のために書くのなら、少なくともそれについて検討すべきだ。
では、どうやって影響力のある文章を書くのか?
ページビューよりも影響力のために書くには
影響力のために書くことは、科学というよりはアートだが、あなたがすべきことがいくつかある:
- 目的を持って書く – あなたが生み出そうとしている結果は何なのか?もしもあなたのライティングが目的を持っていなければ、自分が成功したのかどうかを知るのは難しい。私が以前書いたおじけづくことに関する記事の裏にある意図が分かるだろうか?それにはいくつかの目的があったのだ。
- 感情を利用する – 人々にある方法を考えさせたり、あることをさせたりしたいのなら、彼らの心を動かす必要がある。インスパイアし、意欲を起こさせ、感情に訴えるストーリーを伝え、あなたの内なる真実と脆弱性を見せるのだ。自らの課題と苦闘を共有するのだ。
- WIIFM – 大部分の人的交流には、“私にはどんな利益があるのか?(WIIFMとは、What’s In It For Me?の略)”の要素がある。読者が自分にとって利益のあることをすぐに理解しないのならば、あなたは失敗したことになる。
- 消費 – 私は文法に厳しくない(恐らくあなたも知っている通り)が、編集しようと試みることはする。簡潔にするするための編集は素晴らしいが、物事を明確にして消費を妨げるものを削除するためにも編集するのだ。もしあなたのオーディエンスがあなたのメッセージを最初から最後まで理解しなければ、彼らはそれに対して行動を起こさないし、それを広めることもしない。パッと見て分かる、興味をそそる、理解しやすいものにするのだ。私がどのようにこの記事の書式を整えたか見れば、その理由が分かるだろうか?
- あなたが何を意味するかではなく、彼らが何を理解するか- 前項とかなり関連している。私は、この記事を読んで私が意図しなかったメッセージを持ち帰る人がいるということを知っている。それは常に起こるものだ。時に、人々は文脈からあなたが言いたいことを意図的に感じ取り、時に、あなたが決して書いていないフレーズの幻想を起こす。人々はあなたの意図を勘ぐるだろう。あなたはそれをどうすることもできないが、自分のメッセージができるだけ上手に理解されるように努力することはできる。できる限り少ない歪曲で伝えるのはあなたの責任だ。
- 賛同を得る – 説得したいのなら、あなたがそのページにいる必要がある。はやめしょっちゅうの賛同を得るのだ。健全な議論で自分の要点を築き上げるのだ。アイディアや事実を用いて人々をただ殴打してはいけない。あなたは私がこの記事のどこで質問をしたか分かるだろうか?
- リンクバック – 自分の古い記事にリンクすることは、それらに新しい命を与え、検索エンジンに強力なヒントを与えることにもなる。もしあなたが他に何もしないのなら、自分のアーカイブから古い逸品に常にリンクバックするようにすること。
- リンクアウト – リンクアウトはオーディエンスの役に立つだけでなく、検索エンジンにも有効だ。運が良ければ、他のブロガーにあなたのことを気付いてもらうことになるかもしれない。
- 画像 – 人々が画像を好むということには、FacebookとPinterestで気が付いていなければならない。私は、自分自身の写真を使うのが好きだ。なぜなら、それらは私のページにユニークなパーソナリティを追加するからだ。しかし、あなたがアーティストやフォトグラファーになる必要はない。今日の記事にある写真が証明しているように!
- 行動喚起 – 自分のゴールに戻る。あなたが人々にして欲しいこと、彼らにとって利益になること、次にすべきことを伝えるのだ。それを共有しやすくする。見出しとURLがソーシャルメディアで機能するようにする。
それぞれの長所?
もうあなたは、Copyblogger、Social Media Examinerなどの多くのサイトがなぜマルチ・オーサーのブログなのか分かっただろう。量とスケジュールと質を自分だけで維持するのは難しいのだ。運営者が1人きりの場合、あなたは恐らく選択をしなければならないだろう。
あなたがチームの道を進む場合に頭に入れておく必要があるのは、それでもオーディエンスはあなたが船の舵をとることを必要としているということだ。グループを作ることによって自分の声を失わないこと。
結論
あなたはこの記事から何を覚えているだろうか?あなたは何を持ち帰るつもりだろうか?
私が自分の仕事を的確に終わらせたのなら、あなたは、大事なのはあなたの持つ影響力であって、どれだけたくさんおよびどれだけ頻繁に書くかではないということを覚えているはずだ。
何週間も書かないにもかかわらず私のリストが成長し続けているのにはそれなりの理由がある!
そうは言っても、あなたは以下のことを考慮しなければならない…
- ニッチの期待
- あなたが作っているコンテンツの種類
- コンテンツの裏にあるあなたの意図
- あなたにできること
私は、ページビューや広告クリックや最新ニュースのためではなく、私が言うべきことを聞きたいと思うようになる少ないオーディエンスを集めるために書く。私にとっては、たとえ時間とエネルギーがあったとしても一日に4回書こうとするよりも、少しでもインパクトのある記事を書く方がいいのだ。
あなたは、自分が何を生み出すことができ、将来何を生み出すことができそうかを理性的に見て、トラフィックや検索結果のようなことと同じ位に、自分のコンテンツのクオリティと影響力を維持することを最も意識する必要がある。もしあなたが1日に4つのトップクオリティの記事を投稿し、それを継続することができるのなら、そうするのだ。私は以前に挑戦したが、疲れ果ててしまった。
あなたはどう思うだろうか?反対意見も歓迎だ。コメント欄にあなたの考えを共有しよう…
この記事は、Chrisg.comに掲載された「How to get 80% of the results with 20% of the content」を翻訳した内容です。
正解はないといいつつも、色々と参考になる示唆に富んだ記事でした。あなたのブログ&コンテンツマーケティングを一歩進めるきっかけになれば幸いです。しかしページビューより影響力、という一言は名言でした! — SEO Japan [
G+]