大阪・梅田エリアで月額6578円、1食あたり約330円のサブスクランチ「always LUNCH」始まる

さまざまなサブスクリプション型サービスを開発・運営しているイジゲンは2月3日、大阪・梅田エリアで月額定額制のランチサービス「always LUNCH」を開始することを明らかにした。

月額料金は6578円(税別5980円)で対象店舗で毎日1回ランチを食べられる。1食あたりのコストは平日20日間利用するとして329円程度。なお、3月1日からは新規店舗の参入に合わせて月額料金は8778円(税別7980円)に値上げとなるが、平日20日で割ると1食あたり約439円。昼食はほぼ外というビジネスパーソンにとってはリーズナブルかもしれない。

北区梅田地域での開始は、2019年11月7日から先行開始していた中央区本町、北浜に続き、大阪市内では2エリア目で、市内の対象店舗は62店舗に増える。今後も難波、心斎橋、天王寺、神戸・三宮、高槻をはじめとする関西の主要エリアでalways LUNCHの本格的な展開を進めていくという。

同社によると、2019年10月に福岡と京都にて先行公開し、開始から3カ月で累計送客数が10万人を突破したとのこと。また、1店舗あた りの​1カ月平均の送客数は500人​を超えたそうだ。対象店舗に実施したアンケートでは、導入前後の店舗売 上成長率は​平均40%、最大で180%増加しているという。

京都市大宮・西院エリアで月額約6600円の定額ランチサービスがスタート

イジゲンは1月20日、月額定額制で提携店舗にて毎日ランチが食べられる「always LUNCH」(オールウェイズ ランチ)を京都市中京区大宮エリア・右京区西院エリアで開始したことを発表した。同社はサブスクリプションプラットフォーム「always」(オールウェイズ)を開発・運営する、大分県を拠点とする2013年11月設立のスタートアップ。現在のサービスエリアは、福岡、大阪、京都、東京の4都市で、京都では河原町中心だったサブスクランチサービスが市内西部に拡大することになる。

always LUNCHは、税別月額5980円(税込6578円)で提携店舗で毎日ランチを食べられるのが特徴。2019年に新生銀行調べたビジネスパーソンのランチ代の平均額は568円で、1カ月を平日20日間と考える月あたり1万1400円かかるが、always LUNCHを利用するとランチ代を半分程度浮かせられることになる。

会計はクレジットカードで別途決済されるため、店舗と利用者での金銭のやり取りを省略できるのも特徴だ。利用者は店舗ではスマートフォンの利用画面を見せるだけでいい。同社は、個人経営者や中小企業の「安定した収益を得たい」と意見を取り入れたサブスクリプション型サービスを手掛けており、ランチの定額サービスもその一環だ。

大宮エリア・西院エリアの13店舗あり、詳細は以下のとおり。

  1. 麺屋黒船
  2. 焼肉屋ロマンポップ
  3. カメコーヒー
  4. 創作タイ料理 パッタイ
  5. Brulee
  6. 珈琲専門店トゥールビヨン
  7. ザ・ロッキンハーツ
  8. ブラザーベーカリー
  9. Cafe Chang カフェ チャーン
  10. ほっかほっか亭西院店
  11. Diningみこと
  12. 胡麻屋くれぇぷ堂
  13. 喫茶FRONT

同社は今後の取り組みとして、2月には東京・新宿エリア、大阪・梅田エリアに展開予定とのこと。

月額4980円でランチ食べ放題の「always LUNCH」が京都と福岡でスタート

イジゲンは10月1日、月額定額制のランチ食べ放題サービス「always LUNCH」を開始した。

ローンチ時、京都は16店舗で展開

現在のところ営業エリアは限られており、京都府中京区・下京区と福岡県福岡市中央区の一部エリア。京都では16店舗、福岡では10店舗でランチ食べ放題が可能だ。

ローンチ時、福岡は10店舗で展開

利用可能エリアは今後、国内の主要都市全域に拡大する予定とのこと。always LUNCHと合わせて、税別月額2000円で提携店舗でドリンクが飲み放題になる定額制サービスも本日から始まっている。

同社は、カフェやフィットネスクラブ、遊園地などのさまざまな施設や飲食店のサブスクリプションプラットフォーム「always」(オールウェイズ)を開発・運営している、大分拠点で2013年11月設立のスタートアップ。サービス導入にあたって店舗側での初期費用や月額料金は不要。現在、サービス導入店舗を募集している。

ランチ食べ放題サービスとしては、2018年9月に渋谷や恵比寿など一部エリアからサービスを開始した「POTLUCK」がある。運営のRYM&COは、月額1万2000円でのランチ・ディナーの食べ放題プランを期間限定で募集したほか、三井住友海上火災保険との連携で「テイクアウト保険」の提供を開始。2019年7月には、クラウドキッチンのKitchen BASEと連携するなどして、POTLUCKのエリア拡大や認知度アップを進めてきた。現在の営業エリアは、渋谷・恵比寿・表参道・代官山エリアを中心だが、神田・三田にも数店舗がある。

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always LUNCHは、営業エリアが京都・福岡と離れているため募集店舗のシナジー効果は得られないのが残念だが、まずはこの2都市を中心にエリアを拡大していくと考えられる。

ファンと資金を同時に獲得、お店の“会員権”取引所「SPOTSALE」が正式リリース

会員権を発行することで、店舗が資金や新たなファンを獲得できる「SPOTSALE(スポットセール)」。開発元で大分県発のスタートアップ、イジゲンは3月13日、同サービスを正式にリリースした。

サービスの概要については2018年1月にイジゲンが資金調達を実施した際にも紹介しているが、SPOTSALEは飲食店や美容室などの店舗と顧客をつなぐ会員権の取引所だ。リリース時点では以下の3つの機能を提供する。

  • 店舗が会員券の発行を行い、期間限定で公募販売をする
  • 一般公開された会員券はユーザー同士で売買できる
  • 会員券を所有するユーザーは発行店舗で優待を受けられる

イジゲン代表取締役CEOの鶴岡英明氏に前回取材した際「購入型のクラウドファンディングに(会員権を売買できるC2Cの)二次市場がくっついてるようなプラットフォーム」という話があった。

店舗にとっては会員権の発行(SPOTSALEに上場する)を通じて資金と顧客を同時に獲得できるのが最大の特徴。一方の会員にとっては優待を受けられるだけでなく、サービス内で会員権を売買できる点が従来のクラウドファンディングとの大きな違いだ。

正式リリースにあたって店舗情報が公開。会員権の価格や優待内容も閲覧した上で、公募に申し込めるようになった。

同社によると現時点で登録ユーザー数は約3000人、2018年3月までに会員券の発行を希望する店舗は飲食系や美容系を中心に約70店舗(初期上場店舗は10店舗で、60店舗が審査中とのこと)。総調達金額は約1.4億円を予定しているという。

今後は地域や特定の分野に貢献したユーザーによる会員券推薦機能や、評価の高い店舗の段階的な追加公募、日本以外へのサービス展開等も予定する。「SPT(会員権の購入に利用するポイント)は将来的に仮想通貨になることも視野に入れ、流通も可能にしたSPOTSALE経済圏の構築を目指していく」(鶴岡氏)

店舗が資金やファンを獲得できる“会員権”の取引所「SPOTSALE」、開発元のイジゲンが6200万円を調達

店舗が会員権を発行することで、資金やファンを獲得できるプラットフォーム「SPOTSALE(スポットセール)」。同サービスを開発するイジゲンは1月26日、ANRI、インフキュリオン・グループ、モバイルクリエイト、バリュープレス創業者の大木佑輔氏を引受先とした第三者割当増資により、総額6200万円を調達したことを明らかにした。

2013年設立のイジゲンは、受託開発やITコンサルティングに加えて、自社で位置情報を活用したポイントアプリ「AIRPO」やグループ向けの写真共有アプリ「guild」を展開する大分発のスタートアップだ。

同社で現在開発している新サービスが冒頭でも紹介したSPOTSALE。飲食店や美容室などの店舗が会員権を発行、販売することで資金を調達できる「お店の会員権の取引所」だ。

会員権にはたとえば「1000円以上の注文でドリンク1杯目が無料」「来店時に20%オフ」のような優待が設定される。これを通じて店舗が新規顧客の開拓や、中長期に渡って応援してくれるファンの獲得も目指せるのがウリだ。

購入した会員権については他のユーザーと売買することもできるため、イジゲン代表取締役CEOの鶴岡英明氏は「購入型のクラウドファンディングに(会員権を売買できるC2Cの)二次市場がくっついてるようなプラットフォーム」だと話す。

たしかに店舗が複数の個人から資金を調達できることに加えて、顧客の獲得手段としても活用できる点ではクラウドファンディングに近い。また会員権をユーザー同士で取引できる仕組みや、店舗がSPOTSALEを活用する際に「SPOTSALEに上場する」という表現が使われているあたりは、ICOに似ている点もある。

ただし株やICOにおけるトークンの取引とは違い、C2Cで会員権を売買する際のオファーや価格の設定などは完全に1対1で決める。鶴岡氏も「(株のように)そこまで頻繁に売買が発生するわけではない」という考えで、たとえば引っ越しや違う店舗に浮気してしまった際などに使ってもらうことを想定している。

「継続して長いスパンで(店舗とユーザー間の)関係性が構築されるサービスを作りたい。そこに愛が生まれると、単発の取引ではなくもっと深い特別な関係性ができる。特に地方はICOができずIPOをやる規模でもないが、いいお店や企業がたくさんある。そのような企業が応援される、評価される仕組みを作り、店舗から『SPOTSALEに上場すること』を目標にしてもらえるようなサービスを目指したい」(鶴岡氏)

SPOTSALEのリリースは2月の予定だが、現在Webサイト上で先行してユーザーと会員権の発行店舗を募集中。現時点で登録ユーザー数は2000人、店舗数は50店舗、会員権の購入に利用できるポイント(SPT)の発行総額は200万円分を超えた。

現時点では飲食店が多いが、コワーキングスペースなど場所の運営をしている企業からの登録もあるそう。今後はNPO向けのサービス展開も準備していくという。

今回の調達先のうち、インフキュリオン・グループとモバイルクリエイトとは業務提携も締結。グループ内および出資先がFintech系の事業を展開しているインフキュリオン・グループとは知見やノウハウの共有のほか、共同で事業開発にも取り組む。IoTサービスや決済事業を展開するモバイルクリエイトについても同様だ。