ディズニーの新SWアトラクションのこけら落としでリアルなXウイングがデモ飛行

Boeing(ボーイング)はカプセル型宇宙船、Starliner(スターライナー)の最初の有人飛行の準備のため、最後の重要なステップに差し掛かっている。さらに地球上でも、SFの世界を現実にすることに力を注いでいる。ディズニーが宇宙戦闘機、Xウイングの大型モデルを開発するのを手助けしたのだ。そのXウイングは、米国フロリダ州にあるディズニーワールドに新設された「Star Wars:Rise of Resistance」(スター・ウォーズ:ライズ・オブ・レジスタンス)アトラクションのオープニング記念イベントに登場した。

先週のはじめの夕方のセレモニーでアトラクションがオープンした際に、「ほぼ小型のワゴン車サイズ」のXウイングが、イベント会場の上を飛行した。これはThe Driveの記事の表現だが、同メディアは、ボーイングの航空貨物ドローンを改造したと思われるXウイングを、最初に盗撮することに成功していた。その後、同社は関与を認めていたが、Xウイングが実際に同社の航空機であること以上の情報を提供していなかった。

下のビデオのように、Xウイングは夜空に向かって垂直に上昇し、上空でホバリングして回転してから飛び去っている。ただし、Poe Dameron(ポー・ダメロン)が操縦しているかどうか確認しようと目を凝らしても無駄だ。このXウイングは、無人のドローンなのだから。おそらく、ボーイングが最近公開した「Cargo Air Vehicle」(カーゴ・エア・ビークル)の設計をベースにしたものだろう。6基のローターが、この記事の末尾のギャラリーのクローズアップ写真で確認できるはず。

観察眼の鋭いコアなスターウォーズファンなら、このXウイングが、オリジナルの3部作で使われていたフルシリンダータイプのエンジンを備えたT-65ではなく、ライズ・オブ・レジスタンスに登場する分割シリンダーエンジンのT-70であることに気づくはず。これは時代考証的にも正しい。というのも、このアトラクションは、最新の3部作のタイムラインで、レジスタンスとファースト・オーダーが対立した時代を想定しているからだ。

ボーイングのCAV(カーゴ・エア・ビークル)について付け加えると、今年初めに屋外でのホバリングのテストに初めて成功したあと、最近になって前方への移動を含む3分間のテスト飛行を完了した。この貨物ドローンは産業用に設計されたもので、最大500ポンド(約227kg)の荷物を運ぶことができる。まだテスト段階のものだけに、今回のスターウォーズのデモはなおさら興味深いものだった。

  1. "Rise Of The Resistance Media Preview" Media Preview

    ORLANDO, FLORIDA - DECEMBER 04: X-wing fighters drones perform during the dedication ceremony for the "Rise of the Resistance" attraction opening at Galaxy's Edge at Disney’s Hollywood Studios on December 04, 2019 in Orlando, Florida. (Photo by Gerardo Mora/Getty Images)
  2. "Rise Of The Resistance Media Preview" Media Preview

    ORLANDO, FLORIDA - DECEMBER 04: X-wing fighters drones perform during the dedication ceremony for the "Rise of the Resistance" attraction opening at Galaxy's Edge at Disney’s Hollywood Studios on December 04, 2019 in Orlando, Florida. (Photo by Gerardo Mora/Getty Images)
  3. "Rise Of The Resistance Media Preview" Media Preview

    ORLANDO, FLORIDA - DECEMBER 04: A X-wing fighter drone performs during the dedication ceremony for the "Rise of the Resistance" attraction opening at Galaxy's Edge at Disney’s Hollywood Studios on December 04, 2019 in Orlando, Florida. (Photo by Gerardo Mora/Getty Images)
  4. "Rise Of The Resistance Media Preview" Media Preview

    ORLANDO, FLORIDA - DECEMBER 04: X-wing fighters drones perform during the dedication ceremony for the "Rise of the Resistance" attraction opening at Galaxy's Edge at Disney’s Hollywood Studios on December 04, 2019 in Orlando, Florida. (Photo by Gerardo Mora/Getty Images)

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

ディズニーのスター・ウォーズ・ランドは6月オープンか。CEOボブ・イガーが発言

ディズニーのStar Wars Land(正式に言うなら “Galaxy’s Edge”)が2019年夏のいつかオープンすることはわかっている。しかし、Disneyの人間もそれ以上正確な時期は言わない。

噂では6月らしい。そしてDisney CEO Bob Igerもそう考えているらしい。

IgerはBarron’sのインタビューで、さりげなく6月のターゲットを口にした(OC Registerが指摘した)。

インタビューの全編はこちらで読めるが、問題の発言はGalaxy’s Edgeの戦略的影響について質問されたときにだった。

Star Warsが6月にアナハイムで、年内にはフロリダでオープンすると、キャパシティが増える。土地はそれぞれ14エーカー広くなり、アトラクションが増え、ゲストにできることが増える。

つまり、これは正式なプレスリリースではないが、それに匹敵する。アナハイムは6月、フロリダは「年内」。

6月というターゲットにはもちろん山ほどの意味がある。Disneyは開演と同時に可能な限り最大の来客を望んでいる。それは最大人数が訪れることのできる時期にドアを開くことを意味している。DisneyはStar Wars Landに人を呼ぶことに何の問題もないだろうが、万全を期すに越したことみない。6月は夏休みを意味している。夏休みは大入り満員を意味している。それに加えて2019年6月はシーズンパスの使用不可日が例外的に増えることから、あらゆるスターが6月に合わせてやってくることは間違いない。

面積約14エーカーのGlaxy’s Edgeは、Disneyにとってこの数年で最大のプロジェクトだ。そこにはミレニアム・ファルコンがある! ブルーミルクが(お酒も!)飲めるバーもある。ストーリーを楽しめるホテルもある! Star Warsに関しては何でもそうだが、期待は途方もなく高い——そしてカーズランドやパンドラ(フロリダのアバターがテーマのパーク)を見る限り、うまくやってくれることは間違いない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

若き日のハン・ソロを描く映画、正式タイトル発表――‘Solo: A Star Wars Story’ は来年公開へ

スターウォーズ世界では若きハン・ソロを主人公とした映画の製作が進行中だ。このほとロン・ハワード監督がTwitterビデオで自ら大きなプラカードを抱えて正式名称を発表してくれた。そのタイトルはSolo: A Star Wars Storyだ。

この作品はスターウォーズ・シリーズの最初の公式スピンアウト作品、『ローグワン/スターウォーズ・ストーリー』を引き継ぐもので、スターウォーズ世界を背景とするがシリーズ本作とは別個のものとなる。つまりスカイウォーカー家を中心とした物語ではないが、『聖典』(スターウォーズ9部作)の世界を背景とする。

ロン・ハワード監督は下にエンベッドしたビデオでハン・ソロ映画はすでに撮影を終えたことを明らかにした。2018年年5月25日の公開に向けて編集などのポストプロダクションに入ることになる。この映画のオリジナルは『LEGO ムービー』だが、そのプロデューサー/監督のフィル・ロードとクリストファー・ミラーのコンビが製作に加わっていた(上の写真に写っている)。しかし先ごろ、2人はLucasfilmのプレジデントであり従ってスターウォーズ世界の最高司令官であるキャスリーン・ケネディとのクリエーティブ上の意見の相違を理由として製作チームを去った。.

撮影を終えたのでわれわれのスペシャル・メッセージをお届けする。 ロン・ハワード

この映画に出演するスターはハン・ソロを演ずるアルデン・エーレンライクを始め、エミリア・クラーク(ゲーム・オブ・スローンズ)、ドナルド・グローバー(スパイダーマン/ホームカミング)らだ。期待に違わぬ出来であると信ずる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

誰かがR2-D2を200万ドル以上で落札

ルークよ済まない。だがR2-D2と君のライトセーバーには新しい持ち主がいるようだ。

砂漠の真ん中のSandcrawlerの前で行われた(ということにしておこう)オークションで、R2-D2を200万ドルを超える価格で落札した人がいるらしい。

「いや、ちょと待った。それは『あの』R2なのか?最初の三部作で用いられたあの?」

悲しいかな、誰もが知っている限り、その質問への答が本当に「はい」になることはない。オリジナルの映画の様々な状況に合わせて、複数のR2が製作されている。Kenny Bakerが中に入ったいくつか、アクションシーンに用いられたいくつか、などなど。一方シリーズが進むに連れて、それらのほとんどは、壊されたり必要に応じて別の用途に転用されたりしていった。

そしてこのユニットは、映画の中で用いられた多くのモデルの細々した部品をあつめて組み上げられ、出来上がった最終プロダクトは、全体としては「最も結果的に映画で使われた」ものだと言われている。それは以下のようなもので構成されている:

  • 「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」において、Kenny Bakerによってコントロールされた頭のドーム部分と接続眼レンズ
  • 「帝国の逆襲」で用いられた2本の脚、「エピソード1」のために作成された1本の脚
  • 「新たなる希望」で用いられたボディに装着されたアクセント/ディテール部品たち

おそらく含まれていないのは:王女の唯一の希望である彼女のホログラムだ。

ここでテセウスの船を思い出して、一体どれほどの部品を交換し、置き換えたら、それはもはやオリジナルではないと言えることになるのか、と問うことは可能だ。しかし、かつて1つの「もの」として決して存在したことのない「オリジナル」に関するそうした議論は、所詮お遊びに過ぎない。そしてこのような場合、美は大量のキャッシュを積み上げる人の目に宿るのだ。

オンラインオークションのページ(トップのイメージ)は最終的な入札額が230万ドルに達したことを示唆している。オークションハウスはそのFacebookページで、最終価格が275万ドルに達したと報告している(後者の金額は、おそらくオークション手数料他が足されたものだろう)。

一方、「新たなる希望」と「帝国の逆襲」で用いられたルークのライトセーバー(かつてアナキンが所有しておりその後自分で作ったものと置き換えたもの)には37万5000ドルの価格がついた。これは映画に使われて以降数十年の間に1、2の部品が欠けてしまっていたにもかかわらず、オークションハウスの当初の希望価格であった15万から25万ドルの価格を上回る、良い入札価格だ。しかし、これはあのルーク・スカイウォーカーのライトセーバーなのだ。

それぞれの出品の落札者が誰なのかは発表されていない。しかしおそらく彼らは、R2をすぐに家に持ち帰って、いつものオイルバスを使わせたわけではないというのは確かだろう。あなたがたが誰であれ、お分かりか:私は本当に羨ましい。

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(翻訳:Sako)