ガーミンがスマートウォッチ連動の「Garmin Connect」アプリに「妊娠トラッキング」機能追加

ガーミンがスマートウォッチ連動の「Garmin Connect」アプリに「妊娠トラッキング」機能追加

GPS機器メーカーのガーミンは、スマートウォッチシリーズと連動して活用するモバイルアプリ「Garmin Connect」に、新たな女性向けヘルスケア機能として「妊娠トラッキング」を搭載します。

妊娠トラッキングは、Garmin Connect アプリでトラッキングしている健康データと一緒に、妊娠状況の経過を確認できる機能です。具体的には、心拍数、ストレスや睡眠、運動量といったGarminの既存のライフログデータのモニタリングと、妊娠中に気になる妊婦の健康、フィットネスなどの情報を1か所にまとめることで、妊娠の経過に沿った体の状態や相関を確認できます。

Garmin Connect アプリでは、妊娠週数ごとに摂取すべき具体的な食材や栄養素に関する情報や、妊娠中の運動についてのアドバイス、妊娠に伴って生じるマイナートラブルへのヒントを確認でき、体重増加の推奨範囲を参照しながら、妊婦と胎児の健康的な体調管理に役立てることができるそうです。

ガーミンがスマートウォッチ連動の「Garmin Connect」アプリに「妊娠トラッキング」機能追加

妊娠アプリの画面:左から毎日の記録、ヒント、4週間データ

妊娠アプリの画面:左から毎日の記録、ヒント、4週間データ

ウォッチの画面

これらの機能は、2月11日に発売した女性向けスマートファッションウォッチ「Lily」シリーズに搭載し、今後は「VENU」シリーズや、「vivomove3」「vivoactive4」などにも搭載するとしています。新機能搭載に伴い、Connect IQ ストアにて妊婦向け専用アプリケーション「Pregnancy Tracking(プレグナンシー トラッキング)」の提供も開始しています。

ガーミンは、これまでも女性に役立つ健康管理機能として、毎日の気になる消費カロリー、睡眠、水分補給、体のエネルギー状態を数値化したBody Battery、そして生理周期トラッキングを提供しています。女性のライフステージに合わせ、日々の健康管理に役立つサービスを展開することで、女性向けヘルスケア機能の充実を図る考えです。

(Source:ガーミンEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:フェムテック
タグ:Garmin(企業)ガジェット(用語)出産スマートウォッチ(製品・サービス)妊娠(用語)

ソニーのスマートウォッチ「wena 3」がMAMORIO対応、置き忘れ防止通知・位置確認が可能に

ソニーは、スマートウォッチ「wena 3」向けに最新ソフトウェア「バージョン 1.61JP」の配信を始めました。

今回のアップデートで最大のトピックといえるのは、「wena 3」がMAMORIOに対応すること。万が一「wena 3」を紛失した場合、MAMORIOアプリから「wena 3」の位置確認ができるだけでなく、置き忘れを防ぐ通知機能や、MAMORIO社の遺失物発見システム「クラウドトラッキング(特許取得済)」、全国700路線以上の鉄道・バス事業者及び商業施設に設置されている「MAMORIO Spot」などの各種機能を利用して探せるようになります。

このほか、今回のアップデートでは日付表示が実際と異なる場合がある事象や、iOS端末との接続性についても改善するとのことです。

ちなみに「wena 3」とは、タッチ対応有機ELディスプレイやFeliCaなどを搭載した時計バンドで、普通の腕時計に取り付けることにより、どんな腕時計でもスマートウォッチのように使えるようになるという製品。基本的には腕につけているものなので頻繁に紛失するとは考えにくいですが、取り外した際にうっかり紛失してしまった……なんて場合にはMAMORIOアプリが役立ちそうですね。

MAMORIOによると、今回のアップデートは MAMORIO Inside(あらゆるものがもともとMAMORIOの機能を持って生まれてくる)の取り組みの一つとのこと。今後はMAMORIOのIDを他のBluetooth製品に付与していくことで、より見つかりやすく、失くしにくい世界の実現を目指したいとしています。

Engadget日本版より転載)

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ガーミンがSuica決済対応GPSスマートウォッチ「VENU SQ」発表、水中対応光学式心拍計も搭載

ガーミンがSuica決済対応GPSスマートウォッチ「VENU SQ」発表、水中対応光学式心拍計も搭載

ガーミンジャパン(Garmin)は11月19日、タッチスクリーン型GPSスマートウォッチ「VENU」(ヴェニュー)シリーズ新製品として、Suica決済対応エントリーモデル「VENU SQ」(ヴェニュー エスキュー)、「VENU SQ Music」(ヴェニュー エスキュー ミュージック)を発表した。VENU SQの価格は税抜2万4800円、VENU SQ Musicは2万8800円。予約受付開始は11月26日から。発売は12月3日予定。

VENU SQ(Shadow Gray/Slate、Orchid/Metallic Orchid、White/Light Gold)

VENU SQ(Shadow Gray/Slate、Orchid/Metallic Orchid、White/Light Gold)

VENU SQ Music(Black/Slate、Light Sand/Rose Gold、Navy/Light Gold、Moss/Slate)

VENU SQ Music(Black/Slate、Light Sand/Rose Gold、Navy/Light Gold、Moss/Slate)

VENU SQシリーズは、ウェルネスライフに欠かせないヘルスモニタリングやフィットネス機能に加え、通知機能やSuica対応のキャッシュレス決済機能などを採用したGPS搭載スマートウォッチのエントリーモデル。サイズは40.6×37.0×11.5mmで、重量37.6g。240×240ピクセルの1.3インチディスプレイ搭載。

スマート機能では、電話・メール受信など基本機能だけでなく、キャッシュレス決済機能としてGarmin Payに加え交通系ICカード「Suica」もサポート。iOS、Android対応。低バッテリー時でもSuicaが利用できるNFCモードも搭載している。

ヘルスケアをサポートするモニタリング機能では、水中対応光学式心拍計を軸として、心拍数や呼吸数、睡眠、水分補給、生理周期、Garmin独自のカラダのエネルギーレベルの指標Body Battery、歩数など、健康管理に関連する様々なデータのトラッキングが可能。心拍数は水中での計測も可能で、入浴時やウォーターアクティビティ時もモニタリングできる。

また、GPS機能による移動距離・スピードなどスポーツ時の各種計測に加え、ランニング、サイクリング、ブレスワーク、水泳、ゴルフなど20種類以上のスポーツアプリを搭載。有酸素運動、ヨガ、筋トレ、ピラティスなどプリロードされたワークアウトを使用して独自のワークアウトを作成することも可能。特定の活動中に事故を検知すると、登録された緊急連絡先にアラートを送信する救助要請機能も設定できる(Bluetooth対応スマートフォンとの接続が必要)。

音楽再生機能は、複数のストリーミングアプリに対応(VENU SQ Musicのみ)。Spotify、Amazon Music、LINE Musicなどのストリーミング配信サービスのプレイリストを含め、楽曲を時計にダウンロードできる。最大500曲の音楽ファイルをデバイスに直接保存可能。衛星受信機能としては、GPS/GLONASS/GALILEO/みちびき(補完信号)をサポート(マルチGNSS)。

バッテリー駆動時間は、スマートウォッチモード:約6日間、GPSモード:約14時間、GPS+音楽モード(VENU SQ Musicのみ):約6時間。防水機能は5ATM(50m防水)。

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プレミアムモデルに回帰するFitbitの新製品「Sense」実機レビュー

時間をかけて緩やかに傾いていたFitbit(フィットビット)の形勢をVersa(バーサ)が逆転させた。スマートウォッチへの進出に出遅れたフィットビットは、Ionic(アイオニック)の発売後、ややつまづいた。しかしバーサは、以前からのウェアラブルヘルスケアデバイスのノウハウ、Pebble(ペブル)などの重要な買収、最大の利益が見込める200ドル(約2万1000円)という価格設定を基盤にした、完璧なスイートスポットを捉えた。

実際、バーサの発売以降、Apple(アップル)やSamsung(サムスン)など、他の名だたるスマートウォッチメーカーがフィットビットに続き、手頃な価格で手に入る商品を提供している。この動きは、フィットビットと多くの中国デバイスメーカーが、価格競争を通じてマーケットシェアを獲得したことによって起こった。そのため、競合他社もフィットビットも同じような価格帯の商品で勝負するようになった。そんなときに登場したのがフィットビットのSense(センス)だ。Ionicが消えた時に同社が保留にした、プレミアム価格への回帰である。

Senseの価格は330ドル(約3万4000円)。Apple Watch Series 6(アップルウォッチシリーズ6)やGalaxy Watch 3(ギャラクシーウォッチ3)などと比べると、プレミアム価格の中では低めの設定だ。プレミアム価格市場は、低価格ラインで成功している企業にとって、最も理にかなった策というわけではない。しかし、フィットビットが自らの形勢や従来のソフトウェア、健康指標を拡大させ、得意分野でアップルと正面から勝負したいと考えていることは、おそらく容易に想像できるだろう。

Image Credits: Brian Heater

フィットビットには、市場にさまざまなデバイスをあふれさせてきたという、ちょっとした前歴があるが、全く新しい製品の発表を決めたことは、この時点では意味があることだと思う。現に、フィットビットにとって最悪の選択肢は、Versaに多数の機能を追加して、価格を100ドル(約1万500円)引き上げ、そうすることでいつの間にか一番のセールスポイントの1つを取り除いてしまうことだった(ただし、Versaの価格も220ドル(約2万3000円)に引き上げられた)。

実のところ、SenseとVersa3には多くの共通点がある。 まず、フレームが似ている。この2つの製品は、色のオプションがいくつか異なる以外、見た目はほぼ同じだ。 Senseで採用されたグレーまたはゴールドは、スタイリッシュ感が間違いなくアップしている。ディスプレーの形は同社製品おなじみのスクワークル(スクエアとサークルの間の形)で、ワンサイズのみでの販売になっている。

フィットビットはIonicの扱いにくいウォッチデザインから教訓を得たのではないか。 Senseは、しっくりくる1.58インチディスプレーを採用しており、スクワークルデザインのおかげで、同等の大きさのアップルウォッチよりコンパクトに感じられる。とはいえ、特に幅広いユーザーを引きつけたいSenseのような製品の場合、もっと多くのウォッチサイズがあるに越したことはない。

サムスンやアップルのスマートウォッチとは違い、画面越しに操作するための独立型のダイヤルボタンはついていない。デバイスの側面に感圧ボタンを備えているが、実際にはこれがちょっと厄介だった。手首を動かしているうち、何度もうっかりと作動させてしまっていたのだ。それに正直、操作はだいたいにおいて単純に画面をスワイプするのが一番いい。

Image Credits: Brian Heater

その名前が示すように、フィットビットの現行のスマートウォッチとの最大の違いはやはりセンサーだ。 Senseにはこの点多くの機能がある。Senseも現行製品も、光学式心拍数計測機能、皮膚温度センサー、SpO2(血中酸素飽和度)センサーを備えており、これはアップルウォッチシリーズ6を意識した最大のアップグレードだったかもしれない。しかし、Senseはフィットビット製品では初めてECG(心電図)センサーを採用し、この分野において新しいアップルウォッチのスピードに追いついている。

こういった種類のセンサーについては大抵そうだが、レビューの中で強調して語るのは難しい。 センサー機能が消費者向けデバイスにおいてどんどん一般化してきているため、FDA(米国食品医薬品局)認可は取得しやすくなっているようだ。一方、フィットビットは認可を取得してはいるが、デバイスにおける機能を公開できるのは来月になってからだ。 この機能が使えるようになると、期待通り、センサーから健康状態の計測データが得られるようになる。心拍リズムや日常活動の通知機能もある。

睡眠の追跡に関しては、ここしばらくフィットビットがアップルを上回っている。アップルはwatchOS(ウォッチOS)の最新版で変更を試みているが、追いつくまでにはまだ時間がかかる。たくさんのセンサーは、夜間の睡眠状態の完全なイメージを提供することに大いに役立つ。 アップルが提供しているのは主としてベッドにいる時間や寝ている時間などの情報が中心だが、フィットビットは、レム(急速眼球運動)によって分断された睡眠の質や、浅い睡眠、深い睡眠など、もっと重要な情報を包括的に提供する。SpO2と心拍数も把握できる。 このようなデバイスが睡眠時無呼吸などの追跡に活用されるようになっている昨今、特にSpO2はますます重要な要素になっていくだろう。

睡眠の追跡に重要なもう1つの要素はバッテリーの寿命だ。 これはフィットビットがここしばらく得意としてきたことだ。 Senseのバッテリー寿命は6日間と見積もられている。しかしバッテリーの消費量は、常時表示機能やその他の機能を使用しているかどうかによってかなり変わってくる。実際、機能をオフの状態にしていれば1回の充電で数日間は持った。 率直に言って、これはアップルが公表している18時間と比べた場合、かなりの強みだ。 毎晩ベッドに入る前や朝イチで充電しなければならないのは理想的とは言えない。

Image Credits: Brian Heater

フィットビットがマインドフルネスに焦点を当てていることは評価できる。 我々がそのうちもっと活用していけるものだと考えている。 筆者も大いにその流れに乗っていきたい。現在いくつものスマートウォッチメーカーが、単純な呼吸法を超えたコンセプトを推し進めようとしているが、フィットビットもその1つで、 マインドフルネスタイルが採用されている。同社の製品は搭載されたセンサーを使ってリラクゼーションの度合いを計測する。 正直なところ筆者はこの機能をあまり使っていないが、マインドフルネスの練習を後押ししてくれるものはどれもプラスになる。

Senseのソフトウェアはまだかなり基本的なものだ。 それに、ウォッチフェイスの種類は多いが、アプリの品揃えはいくつかの有名メーカーに比べて後れを取っている。Google(グーグル)による買収が進んだ場合、フィットビットのソフトウェアへのアプローチがどのように変化するか楽しみだ。結局のところ、wearOS(ウェアOS)は以前から利用されていて、何度もアップデートされているが、やはりそれなりの欠点がある。

Senseの強みはフィットビットの強みでもある。健康とフィットネスにフォーカスした強固な基盤だ。 同社には、製品を向上させてきたすばらしい、確かな歴史がある。 しかし、SenseはVersa3よりも多くのセンサーを備えているものの、多くのユーザーにとってその違いは比較的小さなものだろう。そしておそらく100ドル(1万500円)の価格アップを正当化するのは難しいかもしれない。 筆者はこのデバイスの最新バージョンをまだそれほど長く使用していないが、現時点で判断する限り、アップルウォッチに代わるAndroid互換モデルを手頃な価格で求めているユーザーにとっては最適な製品だと思う。

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カテゴリー:ハードウェア

タグ:Fitbit スマートウォッチ

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(翻訳:Dragonfly)

ソニーがSuica決済とAmazon Alexaに対応した新型スマートウォッチ「wena 3」発表

ソニーがSuicaとAmazon Alexaに対応した新型スマートウォッチ「wena 3」発表

ソニーは10月1日、新型スマートウォッチ「wena 3」(ウェナスリー)を発表した。交通系ICカード「Suica」をはじめ、楽天Edy・iD・QUICPay(クイックペイ)などの各種電子マネーやAmazonが提供する音声サービス「Alexa」に対応している。またVO2 Max(最大酸素摂取量)の推定などが可能な活動ログ機能も採用。市場推定価格は税抜き2万4000円から。10月1日より予約を受け付け、11月27日に発売する。

ソニーがSuicaとAmazon Alexaに対応した新型スマートウォッチ「wena 3」発表

ソニーがSuicaとAmazon Alexaに対応した新型スマートウォッチ「wena 3」発表

またソニーは他社との協業開始も発表。セイコーウオッチと「wena 3」をベースに共同開発した製品「wiredwena」の2021年1月15日発売、2020年夏頃シチズン時計のIoTプラットフォームサービス「Riiiver」への対応を含めたパートナーシップ契約を締結したと明らかにした。
ソニーがSuicaとAmazon Alexaに対応した新型スマートウォッチ「wena 3」発表

wena 3は、「便利を、自由に。Wear Freedom.」をコンセプトに、スマートウォッチとして必要な機能を最薄部6.9mmの腕時計バックル部に集約した「wena」シリーズの第3世代モデル。

バンド部は、用途や好みに合わせて選べるよう、メタル、レザー、ラバーの3種類を展開。インダストリアルデザイナーの山中俊治氏とカーデザイナーのファブリツィオ・ジウジアーロ氏がデザインを手掛けたオリジナルのヘッド部2種類の他、コラボレーションモデルも3種類発売する。

各種電子マネー機能としては、Suica、楽天Edy・iD、QUICPayなどをサポート。Suicaはwena 3アプリでの登録が必要で、対応は11月下旬を予定。Suica以外の電子マネー機能を利用するには、おサイフリンクアプリでの初期設定が必要。初期設定時のみiOS端末が必要となり、Androidユーザーは、所有するiOS端末で初期設定をすると電子マネー機能を利用できる。

wena 3バックル部をかざすだけで、鉄道・バス、買いものなどで利用でき、wena 3のディスプレイ上での残高確認が可能。またwena 3アプリを通じて、「Suica」の利用履歴の確認やチャージを行える。

ソニーがSuicaとAmazon Alexaに対応した新型スマートウォッチ「wena 3」発表

ソニーがSuicaとAmazon Alexaに対応した新型スマートウォッチ「wena 3」発表

またwena 3のボタンを押して話しかけるだけで、「Alexa」機能を利用できる。外出前の天気の確認、会計時の計算、帰宅前にエアコンをつけておくなどといった使い方が可能という。

ソニーがSuicaとAmazon Alexaに対応した新型スマートウォッチ「wena 3」発表

このほか、デュアル光学式心拍センサーを採用しており、ソニー独自のアルゴリズムにより日々の活動をより強力にサポート。wena 3アプリやデバイスから、歩数や脈拍数、消費カロリーはじめ、最大酸素摂取量(VO2 Max)や4段階の眠りの深さ、ストレスレベルやエネルギー残量(Body Energy)をチェック可能。

ソニーがSuicaとAmazon Alexaに対応した新型スマートウォッチ「wena 3」発表

スマートロック「Qrio Lock」(キュリオロック)と、紛失防止機能「MAMORIO Inside」(マモリオインサイド)にも対応。スマートフォンを取り出さなくても、wena 3から「Qrio Lock」の解施錠が行える。万が一wena 3を紛失した場合でも、MAMORIOの機能でwena 3の所在地を確認できる。

サムスンが新スマートウオッチ「Galaxy Watch 3」を発表、回転ベゼルがスリムになって復活

回転ベゼルは、スマートウォッチにおける戦いにおいて、常にサムスンの秘密兵器のように思える。それは間違いなく、最高の入力デバイスである。誰も、アップルのデジタルクラウンでさえ近付けないだろう。そのため、サムスンが「Active」シリーズのにこの回転ベゼルを採用しなかったのは少々不可解だった。同社「デジタルベゼル」が同じくらい良いものであることを皆に納得させよう考えていたのなら。

ありがたいことに、新しく発表された「Watch 3」はこのベゼルを取り戻した。同社は、それが「スリム化された」バージョンであることをアピールした。なぜなら、同社のスマートウォッチは、スマートフォンと同様、すこしかさばる傾向があったからだ。また同社は、手首に装着するハードウェアのランナップが多すぎる傾向もある。

Watch 3は、41mmと45mmの両バージョンが用意されており、前モデルより14%薄く、15%軽くなっている。同社はまた、1回の充電で丸2日間のバッテリ持続時間を約束している。これは、National Sleep Foundation(米睡眠財団)が承認した睡眠追跡機能の導入に必要な機能であり、呼吸、動き、およびレム睡眠サイクルを測定して、就寝中の体内活動をより詳しく把握することができる。

VO2最大血中酸素追跡、落下検出、ランニングコーチと40種類のトレーニング(そのうち7つは自動検出可能)のアクティビティトラッキングなどが備わっている。時計には、心電図と血圧計も搭載されており、どちらも韓国で利用可能だ(米国のユーザーはFDAの承認を待たなければならない)。

Watch 3は8月6日発売で、価格は41mm版が400ドル(約4万2200円)、45mm版が430ドル(4万5400円)。また、それぞれのLTE対応バージョンもあり、価格は450ドル(約4万7500円)と480ドル(約6万600円)。

原文へ

(翻訳:TechCrunch Japan)