本物の駒が動くロボットチェス盤のSquare Offがリモート対戦に対応

物理的に存在するロボットチェス盤のSquare Offはまさに絶好のタイミングで登場した。このボードを使えばコンピュータのAIを相手に一人でゲームをすることもできる。レベルは20段階にも分かれている。あるいはchess.com.を通じて(ステイホームしている)友達と戦うこともできる。

2019年のCESで、当時Square Offを開発中だったインドのムンバイのスタートアップを取材し、本物のボードの上で本物のコマが動くチェス盤という記事を書いたことがあるが、出来上がったシステムは驚くほど優秀だ。

今や新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響で、世界の人々があちこちに孤立を余儀なくされているため、Square Offはビデオチャット機能を導入した。連携アプリを使えばプレーヤーは世界中で互いに相手を画面で見ることができる。これは実際にチェスボードを挟んで向かい合ってゲームをするのと完全に同じではないが、現在のような試練の時期には十分満足できる体験だ。

Square OffのCEOを務めるBhavya Gohil(バビヤ・ゴヒル)氏はリリースで「ロックダウンにより人々は忘れかけていた人々にもチェスへの情熱を再発見させたため、チェスコミュニティは拡大している。最近Square Offはビデオ通話機能を追加した。これは現状に答えるためだ。非常に好意的な反応を受けておりうれしい。これはインターネットを介したボードゲームの体験を新たなレベルに進めるプロダクトだ。Square Offはゲーム体験の本質を実現すべく日々イノベーションに努めている」と述べている。

パンデミック以後、このシステムの利用時間は30%アップしたという。現在 Square Offのサイトでは多様なチェスボードの構成を用意している。磁力て盤面に吸着したコマが指し手に応じて自動的に動くセットが390ドルからだ。興味があればチェックしてみるといいだろう。.

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

米国トッププチェスプレイヤー対Tesla Model 3の勝負

Tesla(テスラ)の車両は、先月車に配信されたソフトウェアアップデートのおかげで、人間相手にチェスをプレイすることができるようになった。その担当プログラマーたちは、おそらく世界で最高の選手を相手にするためにチェスプログラムをデザインしているつもりではなかっただろう。それなのに、米国ランキング1位(世界では2位)のチェスプレイヤー、Fabiano Caruana(ファビアーノ・カルアナ)氏がTesla Model 3と対戦を行ってみた。結果はディープ・ブルー(Deep Blue)とガルリ・カスパロフ氏の対戦の再現とはならなかった。

カルアナ氏は、追い詰められた様子もなく、試合の途中で解説を行いながら、わずか5分以内の競技時間で車を打ち負かした。車の打つ手には怪しいものもあったが、公平を期すならば、これは深い人工知能を備えたスーパーコンピューターではないし、カルアナ氏は世界最強のプレイヤーの1人なのだ。最後に彼は試合を「面白かった」と評したが、そこからは、彼が自動車のインフォテインメントシステムに期待していたもの以上のものを得たというニュアンスを感じることができる。

この車はおそらく私には勝つだろう、私はランキングにも無縁だしチェスをおそらく15年もやっていないのだから当然だ。

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(翻訳:sako)