求人情報ガイドラインを守って、より多くのトラフィックを集めましょう

今年 1 月、仕事探しをよりスムーズにするために日本でもGoogle しごと検索がローンチしました。ウェブマスターが求人情報の構造化データを設定すると、求職者をあなたのサイトの求人情報に結びつけることにつながり、より関心の高い求職者をあなたのサイトの求人情報に誘導できます。そこで、求職者が満足できるよう、求人情報ガイドラインを遵守することが重要です。ここでは、以下の三点についてお知らせいたします。

  • 期限切れの求人情報を削除する
  • 求人の詳細ページに構造化データを配置する
  • 求人情報の詳細と構造化データ内の情報を一致させる

期限切れの求人情報を削除する

求職者が求人情報を見つけ、応募しようとしても、求人情報の有効期限がきれて応募できないのは、とても残念なことです。求職者は、求人情報に応募しようと決めたあとに、期限切れの求人であると気づくことがあります。期限切れの求人ページをあなたのサイトから削除することで、トラフィックが増加する可能性があります。求人情報を削除する方法については、求人情報を削除するを参照してください。

求人の詳細ページに構造化データを配置する

求職者は、求人情報の詳細ページにたどりつきたいのであり、求人リストにたどりつくのが目的ではありません。求人リストへのアクセスを回避するには、可能な限りもっとも詳細なページに構造化データを配置することです。求人リストの表示ページ(たとえば、求人検索結果ページ)に構造化データを配置しないで下さい。ひとつの仕事について詳細に記載されている求人情報ページにのみ、構造化データを配置してください。

求人情報の詳細と構造化データ内の情報を一致させる

JobPosting 構造化データに、求人掲載に存在しない情報が含まれているサイトがあります。Google しごと検索で表示される求人の詳細と、求人情報の説明ページが一致しない場合、求職者は混乱します。JobPosting 構造化データ内の情報が、常に求人掲載ページの情報と一致していることを確認してください。ここでは例を示します。

  • 構造化データに給与情報を追加する場合は、同一内容を求人情報の説明ページにも追加します。両方の給与の数字は一致させてください。
  • 構造化データの location は、求人掲載ページの職場と一致させてください。

求人掲載ページのコンテンツと整合性のある構造化データを提供することは、求職者が仕事を見つけるのに役立つだけではなく、あなたの求人情報に対し、より関心の高い候補者を集められることにつながり、求人に適した候補者を見つけられるようになります。

あなたのサイトが求人情報ガイドライン(このブログ投稿のガイドラインも含む)に違反している場合、Googleでは、あなたのサイトに対して手動による対策を実行し、Google しごと検索に求人を表示することができなくなる可能性があります。よくみられる違反例としては、構造化データの title フィールドに、給与や会社情報、キャッチコピーなどを詰め込んでいるケースです。タイトルには「ソフトウェア エンジニア」のように職務の名称のみを指定してください。求人情報のタイトルではありません。また、構造化データの hiringOrganization プロパティには、職務をを提供している組織名、会社名のみ指定してください。所在地や求人情報は含めないでください。手動による対策を受けた場合、問題を修正し、再審査リクエストを送信すると再審査を行えます。再審査で問題の修正が承認されると、あなたのサイトやページが、手動による対策から解除されます。

詳細については、Job Posting 開発者向けドキュメントおよび Job Posting よくある質問を参照してください。

ライブストリーム用の Indexing API と構造化データを導入します

ここ数年、ライブ動画のオンライン ストリーミングがこれまでになく簡単になり、セレブ動画からイベント動画まで大きな広がりを見せています。しかし、どの動画が進行中なのか、またいつ動画が始まるのかを見付けるのは必ずしも簡単ではありません。

そこで、Google 検索やアシスタントでライブストリームを簡単に見つけられるようにするため、本日新たに「ライブストリーム構造化データ」を導入しました。ライブストリーム構造化データと Indexing API を使用すると、ライブ動画をいつストリーミングするかを Google に知らせることができます。それにより、ストリーミング中のライブ動画に赤色の「進行中」バッジを表示することも可能になります。

ライブストリーム構造化データをページに追加する

ウェブサイトでライブ動画をストリーミングする場合は、ライブストリームに関するデベロッパー向けドキュメントを参照し、動画がライブ配信であることを示すとともに、配信の開始時間と終了時間を指定してください。さらに、ページ上に動画があることを Google に伝えるために、VideoObject 構造化データを追加する必要があります。

Indexing API でクロールをリクエストする

今回の導入に伴い、Indexing API がライブストリーム構造化データに対応しました。Indexing API を呼び出して、ライブ配信に間に合うようにサイトのクロールをリクエストしてください。Indexing API は、ライブストリームの開始時と終了時、構造化データに変更を加えたときにも呼び出すことをおすすめします。

詳しくは、デベロッパー向けのドキュメントをご覧ください。ご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプフォーラムまでお寄せください。皆様のライブ動画が、Google 検索に表示されるのを楽しみにしております。

リッチリザルトが Q&A サイトにも対応します

検索ユーザーはさまざまな疑問の答えを求めて Google を利用しています。

求めている答えが、ユーザー同士が質問に答え合う Q&A サイトで見つかる場合も少なくありません。Q&A サイトには、人気のソーシャル ニュース サイト、エキスパート フォーラム、ヘルプやサポートに関するメッセージ ボードなどがあります。

「USB ケーブルがポートから抜けなくなってしましまいました」というページの検索結果に、そのページの上位回答の一覧が追加されている例を示すスクリーンショット

疑問に対する最適な回答を検索結果の中から簡単に見つけられるよう、Google は Q&A サイト向けの新しいリッチリザルトを開発しました。対応する Q&A ページの検索結果には、上位の回答のプレビューが表示されます。この新しい表示方法により、サイト所有者はコンテンツに適したユーザーにリーチでき、ユーザーは疑問に対する適切な情報をすばやく取得できるようになります。

「タッチスクリーンでタッチが誤認識されてしまう」というページの検索結果に、そのページの上位回答のプレビューが追加されている例を示すスクリーンショット

この機能に対応するには、Q&A コンテンツを掲載しているページに Q&A 構造化データを追加します。構造化データ テストツールを使用することで、ページがこの機能に対応していることを確認し、検索結果でどのように表示されるかをプレビューできます。Search Console では、統計情報とマークアップ エラーの例を確認できます。また、検索パフォーマンス レポートでは、どのような検索クエリに対して検索結果に Q&A リッチリザルトが表示されているかを確認したり、検索結果の推移を確認したりできます。

ご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

URL 検査ツールなど、Search Console に新機能を追加しました

数か月前に新しい Search Console をリリースしましたが、その後も機能の拡充を続けています。ここでは、その最新の状況についてお知らせします。

「URL 検査」ツール

Search Console に関するご要望で最も多かったものの 1 つが、「Google 検索が特定の URL をどう認識しているのか、もっと詳しく知りたい」というものでした。こうした声にお応えし、Google 検索をより透明性の高いものにするため、本日新しいツール「URL 検査」のリリースを開始いたしました。URL 検査ツールを使用すると、各ページのクロール、インデックス登録、検索結果の配信に関する詳細情報を Google のインデックスから直接入手できます。

所有するページの URL を入力すると、最終クロール日とそのステータス、クロールやインデックス登録のエラー、そのページの正規 URL などがわかります。ページが正常にインデックス登録されていれば、ページ内で検出された拡張機能(リンクされている AMP バージョン、レシピや求人のリッチリザルトなど)の情報やステータスもわかります。

有効な AMP 拡張機能でインデックス登録されている URL

ページがインデックス登録されていない場合は、その理由を調べることができます。新しいレポートには、ページの noindex robots メタタグと Google の正規 URL に関する情報が追加されています。

HTML 内の noindex メタタグが原因でインデックス登録されていない URL

ワンクリックで同じ問題が発生しているページの一覧が開きますので、問題を分析して、修正するのに役立ちます。

新しい URL 検査ツールが、Google インデックス内の新規ページや既存のページの問題解決に役立つことを願っております。本日より順次リリースを開始し、数週間以内にはすべての方にご利用いただけるようにする予定です。

その他の変更点

URL 検査ツールのほかにも、Search Console に新しい機能やレポートを追加しています。

フィードバックをありがとうございます

Google では、皆様からお寄せいただいたフィードバック、アンケートの回答、使用統計情報などに常に注意を払い、Search Console の改善に役立てています。インデックス カバレッジ レポートや AMP レポートの新しい問題検証フローも多くの方にご利用いただいていており、これまでより迅速に問題を修正できているように思います。また、メールや [検証の詳細] ページによる検証プロセスの改善も高く評価いただき、チーム一同大変喜んでおります。

こうしたフローの改善やバグの修正には、皆様からのご意見、ご要望が欠かせません。フィードバックをお寄せいただいたすべての方に感謝いたします。

今後の展開

新しい Search Console はまだベータ版ですが、毎月のように機能やレポートを追加しています。さまざまなフィードバック方法を用意しておりますので、今後もご意見、ご要望などございましたらぜひお知らせください。