2018年が女性にとっての転換点になるかもしれないことを示唆する、50人の創業者とVCたち(その2)

火曜日に私たちは、素晴らしい2018年を迎えた25人の女性創業者とVCを取り上げた。本記事はその続編だ。今年の前半に、称賛に値する業績を成し遂げたさらなる25人をご紹介する。このリストは注目すべき興味深い企業やベンチャーファームでの、女性の増加にスポットライトを当てることが目的なので、(自覚はあるものの)どうしても長いものになってしまう。もし2018年に一定のマイルストーンを達成し、これから注目され女性リーダーとして取り上げられるべき他の女性をご存知なら、所属組織の情報と共に、twitterや元記事のコメント欄で情報を寄せて欲しい。

Shan-Lyn Ma:Zolaの創業者兼CEO

Shan-Lyn Maは、彼女自身が創業したウェディングレジストリスタートアップZolaに大きな野望を抱いていて、投資家たちも明らかに彼女の直感を信頼している。私たちにもその理由は理解できる。eコマース企業であるGilt GroupeならびにChloe + Isabelの元幹部であるMaは、もともと伝統的なレジストリープロセスを再発明しようという目論見でZolaを立ち上げた。だが今は、Maはそれにとどまらず、最終的には若いカップルが必要とするものすべてにアプローチする機会を狙っている。例えばケータリングからフードプロセッサ、果ては(おそらく)家のローンに至るまで。(訳注:ウェディングレジストリとは、カップルが結婚する際に、「ほしい物リスト」を公開し、友人たちや親戚たちにその中から贈り物を選んでプレゼントして貰う習慣である)。

それは順調に進んでおり、これまでに婚約したカップルたちを、600のブランドと6万の製品に結びつけた。先月ZolaはシリーズDで1億ドルの資金調達を行ったが、その資金によってその技術はより効率的になり、より広がることになる。「現在は、成長のために投資していますが、私たちが目指しているゴールは、ウェディングの全プロセスに関わる企業の皆さまのビジネスをサポートする巨大企業になることです。絶対に」と彼女は私達に語る。

Heather Mirjahangir Fernandez:Solvの共同創業者兼CEO

スタンフォードMBAであるHeather Mirjahangir Fernandezは、9年にわたりTruliaで、商品広告、マーケティング、そして販売戦略をリードしてきた。Truliaは不動産業者のためのツールを開発したりサブスクリプションサービスを販売している会社だ。しかし、TruliaがZillowに買収されたとき、Fernandezは自身が創業者になるための準備は十分に整っていると決心し、ヘルスケアスタートアップのSolvを共同創業した。この会社はForbesによれば「透明な価格設定と簡単な予約手段を業界に持ち込むことで、OpenTableがレストランに行っていることと同じことを、緊急ケアに対して行おうとしている」というものだ。(訳注:Solvは住所と自覚症状を入力することで、近隣の適切と思われる病院をリストアップする、予約もそのまま行うことできる)。

「現在ヘルスケアの世界には動きが見られますが、それが起きているのはコンビニエントケアというカテゴリです」とCEOのFernandezは語る。投資家たちは、Solvはそのプロダクトを使った緊急ケアのための予約に、特に強みを持っていると考えていて、この5月に調達が行われた1680万ドルを含み、既に2100万ドルが投資されている。

Amanda JohnsonとKJ Miller:Mented Cosmeticsの共同創業者たち

Amanda JohnsonとKJ Millerは、ハーバード・ビジネススクールのクラスメートとして出会った。現在彼らはMentedの創業者である。有色人種の女性(women of color:比較的政治的色合いの強い「有色人種の女性」を表す表現)たちのための化粧品会社であり、そのメッセージとプロダクト(有色人種の肌の色に似合うリップスティックなど)は強い主張を行っている。Millerが昨年の秋にForbesに語ったように、「女の子たちは友達を投稿にタグ付けしてきたけれど…有色人種の女性たちが後回しにされることは普通のことでした。優先されることは少ないのです」。

同社は確かに投資家たちの関心の的となっているようだ。昨年100万ドルのシード資金を調達したあと、先月にはまた別の300万ドルの資金調達を行った。その資金を使ってJohnsonとMillerはMentedのプロダクトのラインナップを拡大しようとしている。現在のラインナップは、リップグロス、アイシャドウ、ネイルポリッシュ、そしてMentedの名前を広めることを助けるアクセサリーなどだ。

Jen RubioとSteph Korey:Awayの共同創業者たち

Jen RubioとSteph Koreyは眼鏡販売業者であるWarby Parkerで働いていた時に出会った。そのとき彼らは、うっかりするとバラバラになりそうなほどひどい旅行カバンと、普通に給料を得ているミレニアル世代にとってさえ高すぎる旅行用スーツケースの間にある、市場の隙間に気が付いた。

彼らのソリューションが「ファーストクラスのスーツケースをエコノミークラスの価格で」提供するAwayだ。中間マージンをとるサードパーティを廃し、直接消費者に売ることでそれが可能になるとRubioとKoreyは言う。価格からは想像できないような優れた側面も持っている:Awayのポリカーボネートバッグは100もの部品で構成されているが、その中にはハンドルの下に装着されるリチウムイオン電池も含まれている。これは預け入れの際に航空会社の規則に従うために旅行者自身が簡単に取り外すことができる。こうしたことも投資家が好感を感じている点だ。まさに先週、初期からの投資家であるForerunner Ventures、Global Founders Capital、そしてComcast Venturesらの主導により、5000万ドルの新規資金調達が行われた。Awayの調達額は現在、合計8100万ドルに達した。

Lea von Bidder:Avaの共同創業者兼CEO

Lea von Bidderは、自分が起業家になりたいことに気が付いていた。その訓練を受けるために、彼女は、浙江大学、パデュー大学、EMLYON経営大学院で起業に関わる学位を取得し、さらにP&Gのマーケティングならびに、パリのEstrin & Co.の戦略コンサルティングを通して彼女の経営スキルを磨いた。

この全てがAvaへとつながった。Avaは別名妊活のためのFitbitと呼ばれるメディカル技術スタートアップだ。そのトラッキングブレスレットは9つの生理的パラメータをモニターして、呼吸数、心拍数、そして体温などからユーザーの妊娠しやすい期間を検出する支援を行う。

数多い他の排卵トラッカーたちとの競争にもかかわらず、投資家たちはAvaには何かがあると考えて、先月の終わりにはシリーズBで3000万ドルを投資した。Avaの新しい調達資金の大部分は、初期の投資家からのもので、著名な欧州のVCファームであるbtovとSVCもラウンドに参加した。

Afton VecheryとCarly Leahy:Modern Fertilityの共同創業者たち

サンフランシスコを拠点とするスタートアップのModern Fertilityは、女性に対して生殖に対する知識を人生の早い段階で教育したいと考えている。そうすることによって、女性たちが受け身ではなく「能動的に」なれるようにするのだ。こう語るのは共同創業者兼CEOのAfton Vecheryである。彼女は遺伝子検査会社23andMeの元プロダクトマネージャーであり、その前はヘルスケアに焦点を当てた未公開株式投資会社のアナリストだった。その2つの仕事を通してVecheryは、顧客に対して自身の体の情報を与える会社の数が増えていることに気が付いた。特に23andMeで、その情報を手頃な価格で提供することの大切さに気がつくこともできた。実際、自分自身の生殖機能に関する健康状態をより良く把握するために、生殖内分泌専門医の実施する1500ドルのテストに大金を払ったあと、Vecheryと友人と、創造的戦略家の共同創業者であるCarly Leahyは、大富豪でなくても注文できる類似のテストの開発に着手した。

彼らが開発したプロダクト ―― 家庭で指先を針で刺すことで行う199ドルのホルモンテスト ―― は、投資家たちの支援を受けてこれから伸びようとしている。テストが初めて顧客に提供された5月の末、Modern Fertilityは、MaveronとUnion Square Venturesが共同で主導したラウンドでの600万ドルの調達も発表した。

Sarah Smith:Bain Capital Venturesのパートナー

Sarah Smithは、QAサイトであるQuoraで広告販売と運用担当副社長を約5年務める前は、Facebookでおよそ5年にわたって、さまざまな役割を果たしていた。運用の専門知識を得る一方で、かつては音楽を専攻したこともあるSmithは、ベンチャーキャピタルの世界に参入したいという希望も抱いていた。その取組の一環にはVillage Globalの支援が挙げられる。これは起業家と投資家たちのネットワーク上でスカウトを行う若いベンチャーファームだ。Reid HoffmanやBill Gatesのようなビッグネームたちからも支援を受けている。Smithはまた、3年の間Graph Venturesのパートナーとして働いた。これは創立7年のアーリーステージ投資グループであり、彼女はそこで20の取引を扱った、その中には前回の記事で取り上げたWinnieも含まれている。Smithは最近、Forbesに次のように語っている「キャリアの次のステップを考えた時、ベンチャーキャピタルが複数の企業と仕事をする最良の方法だと思えたのです」。

最終的にSmithは、仕事を行う最善の場所をBain Capital Venturesと定めた。同ファームは5月の末にSmithを初の女性投資パートナーとして採用した。このファームが創立17年であることを考えると、大きな出来事だ。Smithにとっては、この機会は単に、BCVに考え方を変えさせ、(望むらくは)より多くの女性創業者たちを引きつけるようにする手助けをするだけのものではない。彼女自身にとってもスタートアップに対してより巨額の資金提供をするチャンスが与えられるのだ、現在BCVは6億ドルのファンドから投資を行っている(そしてまた別の大きな投資案件がそれほど遠くない未来に行われる可能性が高い)。

Preethi Kasireddy:TruStoryの創業者兼CEO

ICO(initial coin offerings)への投資は地雷原を行くようなものだ。これは、技術的な背景が全くない人だけに当てはまる話ではなく、技術に精通しながらも多くのプロジェクトのホワイトペーパーを理解することに苦労している多くの投資家たちにも当てはまる。そこでロスアンゼルスを拠点とするTruStoryの登場だ。人びとがブログ、ホワイトペーパー、ウェブサイト、そしてソーシャルメディアなどで行っているオンラインの主張を、調査し検証するユーザーのためのプラットホームだ。この若い会社の目的は「デジタルと分散の世界に確実性を取り戻す」ことだ。

少なくとも開発ができればそれは実現される筈だ。現時点で投資家たちは、TruStoryの創業者であるPreethi Kasireddyの才能に全面的に賭けている。ゴールドマン・サックスでバンキングアナリストの職を得る前は、彼女はUSCの大学院で産業ならびにシステムズエンジニアリングを学んでいた。またゴールドマン・サックスの後はAndreessen Horowitzの取引グループで仕事を行っていた。第3の仕事として、暗号通貨取引のCoinbaseで働いたことで、彼女はソフトウェアエンジニアリングを身につけた。このことで彼女は、Coinbaseの仲介プラットフォームとEthereumの統合に必要なフロントエンドインターフェイスとAPIのアーキテクチャ設計と実装を行うことができた。Kasireddyの物事を成し遂げる力を考えれば、Coinbaseの共同創業者であるFred Ehrsamを含む投資家たちが、TruStoryに今年300万ドルの投資を行ったことは不思議ではない。

Nicky Goulimis:Nova Creditの共同創業者兼COO

米国とカナダには5000万人以上の移民がいて、世界には2億4000万人以上の移民がいる。実際、移民は世界で最も急速に成長している人口集団(デモグラフィック)の1つであり、先進国の人口増の80%以上を占めることになると予測されている。しかし彼らが米国に、学生として、あるいは仕事のために到着した時点では、基本的には信用記録は皆無である。サンフランシスコに拠点創立3年のスタートアップNova Creditはこの問題に取り組む企業だ。すなわち貸し手、不動産管理者、その他の企業に、世界中の移民消費者を獲得するための、リアルタイムの国際信用調査報告を提供するのである。

同社の創業者のNicky Goulimisは、ギリシャ人として生まれイギリスで育った。会社のアイデアが浮かんだのはスタンフォードの大学院に通っているときで、彼女はすぐに自分の直面している問題に気が付いた。その中には、米国の信用記録なしにアパートを借りること(数ヶ月分の家賃の前払いをせざるを得なかった)、クレジットカードを取得すること(きわめて限度額の低いカードから始めざるを得ず、それを支払うことで、漸次限度額が高くなっていく)といったものも含まれていたが、何年もの間米国に移り住もうとする国際人全てにとって、問題となっていたのである。実際、彼女の2人の共同創業者の、Misha Esipov(両親がロシアから米国に移住)とLoek Janssen(オランダからスタンフォード大学へ留学)も、同じことを経験したのだ。

良いニュースは、投資家たちがこの問題への取組にチャンスが有るとみなしたことだ。今年の初めには、General CatalystとIndex Venturesが主導して、Nova Creditのための1600万ドルのシリーズAラウンドを行った。First Round CapitalとNyca、そしてY Combinatorも参加した。

Casey Lynch:Cortexymeの共同創業者兼CEO

サウスサンフランシスコを拠点とする設立5年のCortexymeはアルツハイマー病の治療薬を開発している。先月の末にシリーズBで7600万ドルの調達を行った。ラウンドに参加したのはSequoia Capital、Vulcan Capital、そしてAlphabetの子会社Verily Life Sciencesである。

同社のCEOはどのような人物なのか?Casey Lynchは、UCSFとスタンフォード大学でアルツハイマーの研究をしたバックグラウンドをもつ連続起業家である。彼女の最大の懸念は、私たちの身体はこれまで以上に長生きをするようになったのに、脳がしっかり働く期間は長くならないままだということだ。彼女はそれに対しても何かしようとしているのだ。具体的には、Cortexymeは、毒性のある細菌性タンパク質が、脳細胞を消化する酵素を分泌させニューロンが崩壊すると考えている。その目的を達成するために、Lynchの会社は何十人ものアルツハイマー患者の脳を観察して、そのタンパク質が問題と単に相関しているだけではなく、実際に問題を起こしていることを確認した。これらのタンパク質を取り除くために、Cortexymeが開発している狭域抗生物質がうまく働くかどうかはまだはっきりしていないが、明らかに投資家たち ―― 例えばPeter Thielがアンカー投資家として名を連ねる、初期投資家のBreakout Venturesなど ―― は、それが上手く行くと考えている。

Stephanie AlsbrookとGeorgine Muntz:defi SOLUTIONSの共同創業者たち

シリコンバレー界の人々はStephanie AlsbrooksあるいはGeorgine Muntzを知らないが、その5歳になるテキサス州に本社を置くdefi SOLUTIONSは、確かにBain Capital Venturesの注意を引きつけたに違いない。同ファームは先の1月、同社に対して5500万ドルの投資を行った。

何が魅力なのだろうか?まず、AlsbrooksとMuntzは、2人合わせると過去14年間を自動車金融の世界で過ごしてきた。この経験は彼らを自動車ローン業界に向けたSaaS(software-as-a-service)ビジネスを運営する上で、有利なポジションを与えている。それはまた巨大な業界だ。2016年には、米国における自動車ローン残高合計は1兆2000億ドルに達している。

Bainはまた、defiは借り手に対してはるかに大きな管理と設定の権限を与え、それによって借り手がローン全体のライフサイクルを、高価で時代遅れなプロフェッショナルサービス抜きに管理できるようにするのだと強調した。それは特に顧客が苦痛だと思う点に関して洞察を欠くと思われている世界では、重要なことである。

Alexandra Zatarain:Eightの共同創業者兼CMO

Alexandra Zatarainはサンディエゴで生まれ、ニューヨークに移住し広報活動に携わる前は、ほとんどの家族が住むメキシコのティファナで育った。もし彼女の父親が、末期がんに襲われ、多くのがん患者を苦しめる強さの喪失と体温低下に悩まなければ、彼女はまだPRを続けていたかもしれない。このことが、4400マイル(7081キロ)離れた父親を心配するZatarainに、彼を遠隔でモニタできるだけでなく同時により快適にできるようなプロダクトはどのようなものだろうかと考えさせた。

そこで登場したのがEightである。Zatarainが3人の共同創業者たちと4年前に設立したオンラインマットレス会社であり、そのベッドはユーザーの睡眠をトラックし、ベッドの両側に理想的な温度を設定し、「スマートアラーム」をセットすることも可能だ。既に699ドルから1299ドルの価格の3つのモデルのマットレスを販売しているスタートアップは、確かに投資家たちにとって安心できる対象だ。今年の初めにEightは、Khosla Venturesに主導されたシリーズBで1400万ドルの資金を調達した。Y CombinatorとYunqi Partnersもラウンドには参加している。同社は現在、総額で2700万ドルを調達している。

Marcela SaponeとJessica Beck:Hello Alfredの共同創業者たち

もともとMarcela SaponeとJessica Beckは、一度に1つのto-doアイテムを片付ける、雑用請負スタートアップを始めるつもりはなかった。ハーバードビジネススクールで会った2人は、自分たちの洗濯と食料品の買い物を支援するためにCraigslistの助けを借りてコストを分けあっているうちに、知り合いたちの注目を集めるようになったことで、そのアイデアをより深く掘り下げてみることにしたのだ。「それはちょっとした偶然の賜物でした」とSaponeは以前Business Insiderに語った。「私たちは自分たちのためにプロダクトを作ったのです、そして時間が経つにつれて、私たちのアパートにすむ人たちが『ねえ私も仲間に入れるかな?』と言ってくるようになったのです」。

時は経ち、創業4年を迎えたニューヨークを拠点とする彼らの会社Hello Alfredは、現在増えつつある訓練された家庭ヘルパーに頼っている。同社のヘルパーたちは週に1度のペースで顧客のあらゆる雑用を引き受け、会社は毎月のサブスクリプションフィーを顧客に請求している。これは投資家にとって安心材料となる。実際、ちょうど数週間前にHello Alfredは、不動産開発者のDivco WestとInvescoが率いる4000万ドルの新規資金調達を行った。Spark CapitalとNew Enterprise Associatesもそれに参加した。同社は現在、合計5200万ドル以上を調達している。

Alex FriedmanとJordana Kier:LOLAの共同創業者たち

2015年に設立されたLOLAの創業者であるAlex FriedmanとJordana Kierが、会社を設立した理由は、業界大手のTampaxとPlaytexに100%有機的な女性向け製品で挑戦できるチャンスがあると考えたからだ。Kierが数週間前にTechCrunchに語ったことによれば「私たちがLOLAを創業した理由は、シンプルで明らかなアイデアによるものです。女性として私たちは自分たちの生殖機能にかかわる健康に関して妥協する必要はないからです」。Kierは続けた。「ほとんどの女性たちと同様に、私たちも10代から同じ女性用ケア製品を使用していました。しかし、私たちが何年にもわたって使い続けてきたものも含むブランドたちが、その製品に何が含まれているのかを、正確に開示する必要がないということを知ったとき、そのことが私たちに疑問を抱かせました:私たちのタンポンには何が入っているの?」

同社が堅調な成長を続けているところを見ると、それはKierとFriedmanだけによって問いかけられたスマートな質問だったようだ。消費者たちへ直接届けるサブスクリプションアプローチも投資家にアピールしている。彼らはオーガニックコットンのみで作られ、香料や染料を含まないタンポン、パッド、そしてライナーを出荷している。今月初めにAlliance Consumer Growthが率いるシリーズBで、同社は2400万ドルを調達した。ラウンドにはSpark Capital、Lerer Hippeau、そしてBrand Foundry Venturesも参加している。同社は現在、3500万ドルを上回る額を調達している。

Alyssa Ravasio:Hipcampの創業者者兼CEO

Alyssa Ravasioはいつでもアウトドアを愛してきた。最近のForbesのプロフィールによれば、州立ならびに国立のキャンプ場に関して、キャンパーが知りたい全ての事(例えば近くにある面白そうなサーフィン可能な場所とかも含む)が掲載されたサイトを作りたいというアイデアを得て、彼女は開発者向けブートキャンプに参加した。それ以上の洞察がさらに得られた。それは私有地のオーナーたちを提携することによって、キャンパーたちに混雑したキャンプ場では味わえない種類の体験をするチャンスを提供するというものだ。

サンフランシスコを拠点とする設立5年の5Hipcampはこうして誕生した。旅行者がキャンプ体験を検索し予約するためのサイトを運営している。先月にはBenchmarkが率いるシリーズAで950万ドルを調達した。それは同社にとって、大きな出来事であり、より新しいニューヨーク発のライバルTentrrと戦う弾薬を与えることになる。Tentrrは今年の初めにシリーズAで800万ドルを調達し、この夏にも西部へと進出する予定である。

Ruzwana Bashir:Peekの創業者兼CEO

パキスタンからの移民の両親の元で、英国に生まれたRuzwana Bashirは、いつでも探検家だったのだと言う。それはオックスフォード大学で学んでいるときでも、ゴールドマン・サックスやブラックストーンのような投資銀行や未公開株式投資会社で働いているときでも、そして起業家になる前にGilt GroupeとArt.syでスタートアップの世界に飛び込んだ時でも同じだった。

なぜ起業に踏み切ったのだろう?イスタンブールでの友人の誕生パーティの計画に、20時間を費やしたBashirはその後、ユーザーが旅行で何ができるか、そしてどの業者を使うべきかの選択を、ワンストップで助けてくれる場所があればどんなに便利だろうと考えるようになった。

そこで始まったのがサンフランシスコを拠点とする創立6年目のPeekである。Bashirの表現{/1)を借りれば、それは「1000億ドルのアクティビティマーケットのためのOpenTable」ということになる。現在アメリカ、メキシコ、そしてヨーロッパの無数の都市で1万の体験を提供していると同社は言う。そのビジョンは投資家の琴線にも触れた。ちょうど2週間前、同社はCathay Innovationが率いるシリーズBで2300万ドルを調達した。このラウンドには多数の個人投資家が参加している。同社は現在、総額で4000万ドルを調達している。

Lisa Shields:Hyperwalletの創業者

6月中旬にPayPalは、創業18年のベイエリアを拠点とする企業Hyperwalletに対して、現金で4億ドルを支払うことを発表した。Hyperwalletは個人や零細企業がその販売するプロダクトやサービスに対する支払いを受け取る支援を行う企業だ。利用している企業には空室レンタルプラットフォームのHomeAwayや、スキンケアマーケティング企業のRodan&Fieldsなども含まれている。その魅力は何だろう?実はHyperwalletは現金ネットワーク、カードスキーム、そしてモバイルマネーサービスを、世界中のドメスティックなACH(自動小口決済システム)ネットワークと相互接続し、同社が「破壊的価格」と特徴付け、きわめて使いやすい大量の支払いを可能にしたものだ。

もしこの企業のことを目立たない企業だと思っているのなら、創業者であり元CEOのLisa Shieldsのことも、真の起業家であるにもかかわらずさらに目立たない人物にみえるだろう。もともとはバンクーバーでHyperwalletを創業した、MITで訓練を受けたエンジニアのShieldsは、昨年FI.SPANという名の2つ目の会社を創業した。これは銀行が新しいビジネスバンキング製品を素早く普及させることを可能にするAPIマネジメントプラットフォームだ。とはいえ、ステージを切り替える前に彼女は、EY in 2015においてEntrepreneur of the Year(今年の起業家)として表彰されている。そのとき彼女は「大変名誉なことで恐縮しています、もちろん大変驚いています」と語っている。

Cindy Mi:VIPKidの創業者兼CEO

Cindy Miは世界規模の教育マーケットプレイスの構築を、そのオンライン教育企業であるVIPKidの設立と同時に開始した。この企業は中国の生徒を北米の教師とマッチングするサービスを提供する。その理由を彼女は次のように述べている。彼女は15歳のときに小さな子供たちに英語を教え始めた。その時既に彼女が感じていたことは、世界が徐々につながっていく未来に向かって、こうした子供たちが力を得る手助けをしているということだった。

その努力を拡大するという彼女の夢は、Miに、教師たちに、そして生徒たちに、確かに良い効果をもたらしている。VIPKidによれば、同社は既に3万人以上の北米の教師たちと、20万人以上の中国人を中心とした生徒たちを、1対1の英語セッションでマッチングしており、教師たちには追加の収入と、都合の良い時間に教えるという柔軟性を与えている。このプラットフォームはまた、親たちに対して、身近な場所では得られないような教育を子供たちに与える機会を与える。VIPKidについて言えば、昨年の収益は7億6000万ドルだったと言われている。これは2016年に獲得した金額の倍以上だ。こうしたことから、6月にMiの会社が30億ドルという巨額の評価額の下に、新たに5億ドルを調達したことには不思議はない。

Carmen Chang:New Enterprise Associatesのゼネラルパートナー兼アジア地区責任者

Carmen Changは中国のスタートアップ事情の裏表を誰よりもよく知っている。以前はWilson Sonsini Goodrich & Rosatiの会社法ならびに有価証券法の専門家として、中国国内での業務を率いていたが、重量級ベンチャーキャピタルであるNew Enterprise Associates(NEA)によって引き抜かれ、それ以降5年にわたって同社の中国国内での業務を率いている。
もしNEAの5月末の発表の中に驚きがあるとすれば、その筆頭はChangが同社のゼネラルパートナーに昇進したことだろう。NEAの39年の歴史の中で、その最も重責の地位に初めて女性が就いたのだ。だがスタンフォード大学で法学を修め、10の会社の取締役会にベンチャーファームの代表として加わっているChangが、まだその地位に就いていなかったとは。

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(翻訳:sako)

2018年が女性にとっての転換点になるかもしれないことを示唆する、50人の創業者とVCたち(その1)

この数年間というもの、私たちは年末になると女性の創業者ならびに投資家たちのプロフィールをまとめてきた。彼らが巨額の資金を調達し、そうでなくても注目すべきマイルストーンを達成したからだ。

だが今年は12月を待つことはしない。私たちが目撃している進展にとても興奮しているからだ。女性の率いるスタートアップたちが、シード資金を得たり、シリーズAやそれ以降の調達を毎週のように行っている。一方トップベンチャーファームたちは、女性をもっとも重要なランクに登用しようとしている。女性のVCたちは手を携えて女性起業家に資金提供を行い、また独自のファンドを立ち上げる女性たちもいる。

このリストが包括的なものとはほど遠いと思う読者もいるだろう、その意見には素直に同意する。しかし私たちは、最後の1人まで余さずに取り込もうと時間を果てしなく使うよりは、注目に値する幾人かの女性たちの成果を祝う方が望ましいと考える。

この記事では、今年これまでに活躍してきた25人の創業者と投資家たちを取り上げる。続編のリストも近日中に登場するのでお楽しみに。

Brynn Putnam:Mirrorの創業者兼CEO

Harvardを卒業したBrynn Putnamは、かつてプロのバレエダンサーだったが、この先連続起業家としてより有名になるかもしれない。2008年にモントリオールのバレエ団で最後のパフォーマンスをしてから2年後、PutnamはニューヨークにブティックフィットネススタジオであるRefine Methodを立ち上げた。これは高度なインターバルワークアウトを目指したものだ。それは後にニューヨークで3つのスタジオとして広がり、ケリー・リパやイヴァナ・トランプといった有名人たちを引きつけた。

現在、Putnamはその資金を用いてMirrorという名の新たなビジネスを立ち上げようとしている、ジム利用者にさらに熱心に運動に励んでもらうことが目的だ。自宅に置かれた鏡のように見えるデバイスを使うものだが、それを通してユーザーはピラティスのようなフィットネスクラスの、インストラクターやクラスメートたちを見ることができる。Mirrorはまだ購入することはできないが、投資は既に行われていて、今年の始めの時点で同社は、あらゆる場所のフィットネス愛好家に対してその製品を届けることができるように、1300万ドルの資金調達を行った。

Ritu Narayan:Zūmの共同創業者兼CEO

Ritu Narayanは、YahooやeBayといった筋金入りのテック起業でプロダクトマネジメントを指揮したが、最終的にその最大の挑戦となったのは、彼女が働いている間に子どもたちを必要な場所に確実に送り届けるにはどうすれば良いかという問題だった。彼女は困っているのは自分だけではないことを知っていた。米国には18歳未満の子供がおよそ7300万人いて、その多くが毎日忙しい必死の両親たちに車で送り迎えされている。

そこでZūmの出番だ。創業3年半の同社は、5歳以上の子どもたちに対して、信頼できる送迎と保育を約束する。Zūmが子どもたちのためのUberの先駆けというわけではない。実際、競合相手のShuddleは1200万ドル以上の資金を使った挙げ句に2016年には閉鎖した。だがNarayanの会社は、どうやら上手く運営できているようだ。今年の初めに、ZūmはシリーズB調達で1900万ドルを調達したが、その中には数字を厳しく見ることで有名なSequoia Capitalも、初期からの投資家として参加している。

現在の同社の調達額は2680万ドルに達している。

Daniela Perdomo:goTennaの共同創業者兼CEO

ハリケーンサンディーが2012年秋にニューヨーク市周辺の電力を遮断したとき、 Daniela Perdomoと彼女の兄弟Jorgeは、Wi-Fiや携帯電話の電波がなくても、人びとが通話したりテキストメッセージを送り合うことのできるネットワークの必要性を痛感した。現在ではその会社はgoTennaという名で運営されている。初期の製品はラジオの周波数を用い、さらにBluetoothを経由してスマートフォン間でメッセージを送ることを可能にしていたが、最近のバージョンではそれに加えてデバイス間の一種のメッシュネットワークの構成を可能にしている。

これまで同社は10万台以上のデバイスを販売している。VCからの調達額は約1700万ドルに達している。この5月にはSamurai Walletと提携してAndroidアプリを提供する。このアプリを使えば、この夏以降インターネット接続なしでビットコインの支払いを行うことができる。この動きは、特に災害地域において、一部の顧客には重要なものとなるかもしれない。

Chloe Alpert:Medinas HealthのCEO兼共同創業者

Medinas Healthの創業者であるChloe Alpertによれば、数百億ドル分に達する余剰医療用品が毎年廃棄されているという。同社はカリフォリニア州バークレーを拠点とするスタートアップだが、在庫データとマッチングソフトウェアを用いて、大規模な病院が余剰機器を小さな診療所や療養施設に売ることを支援する。

Alpertは、Medinasが迅速で信頼性のあるシステムを構築し、医療機器の分解、搬出搬入、再組み立てを行うことのできるサードパーティと協業することによって、売り手と買い手の双方のコストの節約を実現することができると考えている。

投資家たちは、彼女の余剰マーケットにはチャンスがあると信じている。設立10ヶ月の彼女の会社は、Sound Ventures、Rough Draft Ventures、Precursor Ventures、そしてTrammell Venturesなどから、今年初めに100万ドルの資金調達を行った。

Phaedra Ellis-Lamkins:Promiseの共同創業者

Phaedra Ellis-Lamkinsは、シングルマザーによって育てられた。組合の仕事のおかげで福祉の手を離れることができるようになるまでは、母親は2人の娘たちに時折フードスタンプで食事を与えていた。しかし、その成長過程での経験はずっと残る影響を与えた。実際に大学を卒業した後、Ellis-Lamkinsは、低賃金家庭のケアを支援する組合で働いた。26歳になるまでは、彼女はサンノゼに拠点が置かれたSouth Bay労働協議会の責任者だった。

Ellis-Lamkinsの仕事は、恵まれない家庭がただ繁栄するようにするというものに留まらない。彼女の最新のプロジェクトは、政府と連携しながら、彼女の会社Promiseで働くという条件の下に、監獄から囚人を釈放するというものだ。大きな構想としては:Promiseは刑事司法制度で逮捕された人びとに支援を提供し、保釈金を支払うことができないために勾留され続けるのではなく、訴訟が解決されるまで仕事や家族に戻ることができるようにするというものだ。保釈金が払えないというシナリオがあまりにも多いということに、VCたちも同意する。その目的に向けて、今年の初めには、First Round Capital、Jay-Z’s Roc Nation、8VCそしてKapor Capitalを含む何社かが、Promiseに300万ドルを提供した。

Jesse Genet:Lumiの創業者兼CEO

2014年にJesse Genetは、”Shark Tank”の投資家パネルメンバーたちに、彼女の会社の株式の5%に対して25万ドルの小切手を切らせようとした(”Shark Tank”はアメリカのTV番組で、居並ぶ投資家”Shark”たちを前にビジネスプレゼンテーションを行い、投資を引き出すことが目的)。そのときにはオンラインで写真印刷キットを売っていた。そのときのGenetは、資金を調達することができなかったが、彼女は諦めず、彼女の会社Lumiを、多くの消費者を直接相手にするトップeコマース企業向けの、美しいパッケージのデザインと供給を行う会社へと方向転換した。また今年はじめには、Spark Capitalが主導し、Forerunner Venturesや初期投資を行ったHomebrewが参加した資金調達で、900万ドルを手に入れた。

これはひと仕事ではあったが、Geneはそうなることを予見していたようだ。2015年にはBusiness Insiderに対して以下のように語っている。「ひとつ大切なことは、自分のビジネスを急がないことです…たとえ大金は稼いでいないとしても、会社を日々運営し、フィードバックと経験を得ることは、なにものにも替えがたいものなのです」。

Sarah Guo: Greylock Partnersのゼネラルパートナー

Sarah Guoは必ずしもベンチャーキャピタリストになるつもりはなかった。そして明らかに彼女は、自身が国内で最も古いベンチャーファームの1つのシニア投資家になるとも想像していなかった。しかし、Guoはこの両者を兼ねることになった。先月昇進した結果、創業53年を誇るGreylock Partnersゼネラルパートナーになったのだ。プリンシパルとして同ファームに加わってから5年が経っていた。

Guoにとってこの任命は、これまでスタートアップの世界で過ごしてきた人生を総括するものである。Greylockに加わる前は、彼女はGoldman Sachsのアナリストとして働いていた。そこでは、銀行の関わるB2B企業の多くをカバーし、Twitter、Netflix、Zynga、Nvidiaといった一般顧客に対するアドバイスも行っていた。

ペンシルバニア大学の卒業生(学士号とMBAの両方)であるGuoは、ケーブルテレビやモバイルサービスプロバイダー向けのソフトウェア中心のネットワーキングプラットフォームを開発している創業15年のテック企業Casa Systems社でも以前働いていた(その会社は彼女の両親によって創業されたものだ)。

Charlotte Fudge,:CentralReachの創業者兼CEO

CentralReachは、研究と実践の両方に焦点を当てながら、発達障害セクター向けの訓練管理ソフトウェアを開発している。世間で話題になるような種類の会社ではないが、フロリダ州ポンパノビーチを拠点とするこの創業5年の会社は、強力なファームであるInsight Venture Partnersの注意を引きつけることになんとか成功した。Insightは、今年の初めに同社に対して資金を投入した(金額は未公開)。その一部を使ってCentralReachは既に、行動変化分析ソフトウェアを開発するスタートアップのChartlyticsを買収した

CentralReachを創業しCEOを務める看護師のCharlotte Fudgeにとって、開発はエキサイティングなものでなければならない。彼女は、自閉症や関連する障害を持つ人々に焦点を当てたキャリアを過ごしてきた。投資家による十分な資金の支援を得ることで、彼女の会社はより多くの人びとに届くことになるだろう。

Emily Weiss:Glossierの創業者兼CEO

Emily Weissは、「ミレニアル世代のエスティローダー」と呼ばれている。 彼女がそこにたどり着くのに、それほど時間はかからなかった。実際3年と少し前の時点ではまだ、Weissはとても人気のあったブログInto the Glossを監修していたが、Forerunner VenturesのKirsten Greenとの出会いが、Weissを新しい方向へと振り向かせた。これまでのブランドが売られていた価格に比べて遥かに安い美容製品を販売し、あらゆる面で値下げを行ったのだ。

顧客たちは同社に対して熱狂し、そのInstagramは120万人のフォロワーを数える。投資家たちもこの会社の虜だ。2月にGlossierはシリーズCの資金調達で5200万ドルを調達したが、申込みが殺到して話題になった。同社は現在、総額で8600万ドルを調達している。

Anne Boden:Starling Bankの創業者兼CEO

パワフルな女性は銀行にもいるし、テクノロジー業界にもいる。Anne Bodenは、両方の世界にまたがる、数は少ないが増えつつあるパワフルな女性の1人だ。そして彼女の影響力は毎月拡大しているように見える。彼女はAllied Irish Banksの前COOであり、それ以前はRBSとABN AMROで最高経営責任者を務めた。現在BodenはStarling Bankの創業者兼CEOである。これはスマートフォンに特化した貸付を行うデジタル専門企業であり、英国でのライセンスは2016年に取得していて、ヨーロッパの大部分へと拡大する野望を持っている。

確かに、ライバルの銀行であるRevolutが米国に注目する中で、既にヘッジファンドマネージャーのHarald McPikeから4800万ポンドを調達したと言われているStarlingは、さらに8000万ポンドの新しい資本を得るために、おそらく英国外も視野にいれながら投資家を探している。同社はまた国際的な支払い能力を提供するために昨年パートナーとなっていた、フィンテックユニコーンのTransferWiseとの提携を、静かに解消している。先月TechCrunchにBodenが語ったように、Starlingは「自分でやることによって、より良いユーザーエクスペリエンスを提供できる」ことがわかったのだという。

Shruti Merchant:HubHausの共同創業者兼CEO

Shruti Merchantが、40マイル離れたサンフランシスコに引っ越すために、カリフォルニア州コンコードにあるメディカルスクールのプログラムからドロップアウトしたとき、彼女はまだ誰とも知り合いではなかった。彼女とその他の6人はCraigslist上でお互いを知り、共同で大きな家を借りて…そして彼らは素晴らしい友人になった。Merchantは既に起業を考えていたが、この体験は彼女にこうした共同生活を管理させるという大きなアイデアを考えさせることになった。そこで彼女はそれを実現するためにHubHausを共同創業した。

これまでのところは、まずまずのようだ。HubHausは大型住宅を借り入れ、ベッドルームをサブリースする。その過程で住居コミュニティを作り出す。いまやロスアンジェルスとサンフランシスコで、数十のプロパティを管理している。またSocial Capitalが今年の初めに主導したシリーズAで、1000万ドルを調達した。

Kathy Hannun:Dandelionの共同創業者兼CEO

大学を卒業して、ほぼそのまますぐにKathy HannunはAlphabetのXグループの評価チームに加わった。このチームは会社による、次の「ムーンショット」(きわめて困難な目標)を考え出すことが使命だ。最終的に、彼女と何人かの同僚たちは、単独で追求しないのはあまりにも勿体無いチャンスに出会った。その結果生まれたのがDandelion Energyだ。同社によれば「地熱暖房と空調をとても効率的にして、それだけでもとがとれる」ものということだ。

投資家たちはDandelionへの投資をためらっていない。New Enterprise AssociatesやBoxGroupなどが、この創業1年のブルックリンの会社に今年初めに450万ドルを提供した。これにより総調達額は650万ドルに達した。新ラウンドが終わった翌日、Hannunは赤ん坊を出産した

Ran Ma:Sirenの共同創業者兼CEO

Ran Maはノースウェスタン大学の生物医学エンジニアとして何年かを過ごし、その前は、ジョン・ホプキンス病院の研究助手として腎臓病関連の仕事をしていた。そうした役割の中で、Maは多くのことを学んだが、その中には腎臓病が最大40%の糖尿病患者に影響を与え、その糖尿病がおよそ4億人の人びとを苦しめていることなども含まれていた。その多くの患者が潰瘍や壊疽による痛みを感じることができず、そのことによって足の切断などを招いているのだ。

コペンハーゲンとサンフランシスコに本拠を置く設立3年のSirenを彼女に始めさせたのは、そうした種類の統計だった。同社は着用者を助ける繊維製品を製造している。まずは洗濯機と乾燥機に入れても大丈夫なソックスが提供されているが、これは着用者の足の温度を計測することができて、接続したアプリを通して着用者に何が起きているかを知らせる(例えばヒートスポットは、急速に広がる感染症を示している可能性がある)。もちろん投資家たちは、糖尿病患者たちが衰弱してしまう前に、潜在的な傷を発見する手助けをする、というアプローチを気に入っている。彼らは、今年の初めに同社に対して340万ドルの資金を提供した。そうした投資家たちには、DCM、Khosla Ventures、そしてFounders Fundなどが含まれている。

Nicki Ramsay:CardUpの創業者兼CEO

アメリカンエキスプレスで約8年を過ごし様々な役割を果たしたところで、Nicki Ramsayはまだ満たされていない需要があることに気が付いた。具体的に言えば、AmExの顧客はクレジットカードを使用して、特に賃貸料や税金などを払うことができないということだ。彼女のソリューションがCardUpだ。ユーザーが自分のクレジットカードを用いて定期的な支払いをできるようにする会社である。Citi、Visa、MasterCard、その他のカードから、家賃、車のローン、保険、もし小規模ビジネスオーナーなら従業員の給与に至るまでの支払いに利用することができる。支払いを行うことで報酬も手にすることができる(家賃を払って同時に7万マイルの飛行機のマイルが貰える時に、単に家賃だけを払う人はいないだろう)。

投資家たちは明らかに、ユーザーたちにそのクレジットカードを、ファイナンスツールとして利用させるインセンティブを与えるアイデアを気に入っている。3月には、Sequoia IndiaとシードステージベンチャーファームのSeedPlusが、シンガポールに本拠を置くCardUpに、170万ドルのシード資金を提供した。資金はスタッフの拡充と、小規模から中規模の企業が増えているマーケットそのものに対して用いられる。

Gwyneth Paltrow:Goopの創業者兼CEO

Goopは、10年前に女優のグウィネス・パルトローによって創業された健康関連のニュースレターならびにeコマース企業である。同社は非科学的な医療情報(膣内を蒸気で蒸すと健康に良いとか、ブラジャーをすると発がんの危険性が高まるとか)でしばしば非難を受けてきた。おそらく最も有名なのは、性的エネルギーを育むために、フォロワーたちに対して膣内に入れるための卵型のヒスイを売り込んだことである。

大多数の人たちにとっては笑いの種だが、最後に笑うのはパルトローかもしれない。3月に彼女の従業員150人の会社は、シリーズCの資金調達で5000万ドルを調達した。新旧の投資家たちが出資し、その中にはNew Enterprise Associates、Lightspeed Venture Partners、そしてFidelityなどが含まれている。Groopはこの資金を国際的な拡大に使う予定だが、体験型販売、「イメージイベント」、そして従来どおりのマーケティングなどが予定されている。

Naomi HirabayashiとMarah Lidey:Shineの共同創業者たち

Naomi HirabayashiとMarah Lideyが、ニューヨークの非営利団体で一緒に働いていたときに、彼らはお互いや親しい友人たちとの間に個人的な支援システムを構築していた。彼らは似たようなことを、他の人たちにも広げたいと考えている。すでに多くのセルフケアアプリが存在していたが、有色人種の女性としての彼らの経験に対応してくれるようなものはなかった。Hirabayashiは今年の初めにTechCrunchに以下のように語っている「私たちは市場に欠けているものに気が付いています、なぜなら心身健康企業(well-being companies)の目は私たちに届かなかいからです、彼らは私たちに語りかけません。彼らは私たちのような人たちを見ることはないのです。彼らがコンテンツを共有するやりかたは、私たちが人生の中の異なる心身健康課題について語るやりかたにはそぐわない気がしました」。

彼らが生み出した製品はShineとなった。これはユーザーたちに、一日を過ごすための、自信、日々の幸せ、そしてメンタルヘルスならびにプロダクティビティに関係した、実践的なヒントを、テキストに添えて毎日送るスタートアップだ。投資家たちもShineに対して、気分の良さを感じているようだ。シード資金を調達してから2年が経ち、同社はこの4月に初期の投資家であるComcast Venturesが主導するシリーズAの資金調達で500万ドルを調達した。他にも多くの団体が投資に参加したが、その中にはニューヨークタイムズも含まれている。

Ankiti Bose:Zilingoの共同創業者兼CEO

Ankiti Boseはアジアのスタートアップシーンでは見ることが少ない女性創業者だが、そんな事実は彼女の会社のスピードを緩めさせたりしない。それどころか、東南アジアのバザーへの訪問体験を、オンラインで再現するeコマーススタートアップであるZilingoは、この4月に5400万ドルの資金を調達し、総調達額は8200万ドルになった。

投資家たちはなぜそんなに熱心なのだろうか?Boseのバックグラウンドは確実に役立っているだろう。彼女はムンバイのMcKinseyのアナリストとして働いたあと、バンガロールのSequoia Capitalの投資アナリストとして働いていた。しかし、彼女が追いかけている市場もまた有望なのだ。独立した商人たちに対して、オンラインストアの店頭を提供することで、Zilingoは2025年までに880億ドル規模になると期待されている市場の中で、Amazonのような企業たちと互角に競い合っている。

Aditi Avasthi:Embibeの創業者兼CEO

5年前Aditi Avasthiは、彼女がシカゴ大学で経済学について学んだことと、その後Barclaysで2年間学んだことを、母国であるインドの学生たちを助けるために活かすことを決心した。その結果生まれたのがEmbibeである。インドのバンガロールを拠点とするこのオンラインコーチングスタートアップは、単なるアクセスを行わせるだけではなく、成績が伸びない場合には、学生がオンラインで行うこと全てに対して討論的アプローチをとり、彼らが最も助けを必要とする時と場所で彼らに手を差し伸べようとする。基本的なアイデアは、同時にはより少数の教師を使いながら、より正確なフィードバックを提供することだ。

Avasthiはそれについて良く知っていたに違いない。今年の初め、インドの複合企業Relianceは、同社に対して事業(その一部はEmbibeの初期の投資家たちからのものだ)の73%と引き換えに、1億8000万ドルを支払った。初期投資者たちであるKalaari CapitalやLightboxにとって、これは大いなる成功だった。彼らがこれまでEmbibeに提供していたのはわずか400万ドルだったのだ。もちろん、創始者としてのAvasthiにとっても悪い結果ではない。

Katie Haun:Andreessen Horowitzのゼネラルパートナー

今週初め、創立9年のAndreessen Horowitz(a16z)は、初めての女性ゼネラルパートナーとして、Katie Haunの名前を発表した。その名は過去数年間ベイエリアでは静かに知られるようになってきていた。Andreessenの新しい3億ドルの暗号通貨ファンドを、ゼネラルパートナーのChris Dixonと共に率いるHaunは大人物である。このためa16zが彼女をしっかりと捕まえたことには驚きはない。

他の多くの業績の中でも特に目立つのは、Haunは米国司法省の連邦検察官として10年以上を過ごし、SECやFBI、そして財務省と一緒に、詐欺、サイバー犯罪、法人向けコンプライアンスに焦点を当てた活動をしていたことだ。Haunのバイオグラフィによれば、彼女はまた司法省の初のデジタル資産コーディネーターであり、Mt. Goxハッキングの調査や、オンラインドラッグ市場のSilk Roadの調査と閉鎖に携わったタスクフォースの指揮も執った。Haunはスタンフォードビジネススクールの講師でもあり、a16zが早期に投資を行ったデジタル交換所であるCoinbaseのボードメンバーである。

Sara MauskopfとAnne Halsall:Winnieの共同創業者たち

Sara MauskopfとAnne Halsallはプロダクトの作り方を知っている。Mauskopfは過去10年間、Twitter、Postmates、YouTube、そしてGoogleのプロダクトに関わり、HalsallはPostmates、Quora、そしてGoogleでほとんど同じことをしていた。2人が一緒にWinnieを作ることになったのに不思議はない。このモバイルアプリは親たちに、近隣の子供向けの場所に関する情報を提供する。家族向けのどのような施設がその場所にはあるのかといった情報だ。そして最近は親たちが質問したり議論に参できるオンラインコミュニティも提供されている。投資家たちは注目し、同社に対して2年前に225万ドルを投資している。

投資家たちは興味を失うどころか、いまでは100万人以上のユーザーを抱えているという2歳半のアプリは、Reach Capitalの主導により、今週新たに400万ドルのシード資金を調達した。Winnieの調達額は現在650万ドルに達している。

Falon Fatemi:Nodeの創業者

Falon Fatemiは、かつて19歳でGoogleの最少年従業員になったことを誇りにしていた。しかし、検索の巨人で4年間、YouTubeでさらに2年を過ごした後、FatemiはNodeを設立して、自分の足跡を残すことにした。現在創業4年目の彼女のスタートアップをずっと成長させていくつもりだ。

この4月には、同社は新たに500万ドルの資金をRecruit Strategic PartnersとJeffrey Katzenberg’s WndrCoから得たばかりだ。同社はAI駆動の検索ツールを開発しており、ユーザーが自身のプロフェッショナルネットワーク上で、その時点で最も仕事を頼むのに適切な人物が誰かを、理由と共に教えてくれる。このラウンドにより、Nodeの総調達資金は2100万ドルになった。

Renee Wang:Castboxの創業者兼CEO

Renee Wangは中国で生まれ、北京郊外の農村の田園地帯の寄宿学校に通っていたと伝えられている。そこで彼女は、自分でもコードの勉強をする傍ら、友人たちに対しても個別指導を行っていた。実際、北京大学で2つの専攻を修めて卒業したあと、WangはGoogleに入社し、東京オフィスで4年以上働いていた。彼女がポッドキャストのコンテンツに対する沢山の検索が行われる様子に気が付いたのは、検索の巨人の運営の内側から見たことによる。そして彼女はこの領域に、これから作るアプリが支配的な地位を占める余地があると考えたのだ。

そして作られたのがCastboxだ。このアプリは自然言語処理と機械学習技法を用いて、そのユニークな機能を実現している、例えばパーソナライズされたレコメンデーションや、オーディオ内検索機能などだ。このアプリは、ユーザーの事前の聴取行動に基づいて、次に聞くべきものを提案することもでき、そのオーディオ内検索機能は、実際にポッドキャスト内のオーディオコンテンツを文字にして、索引付けし、検索可能にする。これほど多くのことが行われる中で、投資家たちが耳を傾けていることも不思議ではない。4月には、彼らはシリーズBの資金調達ラウンドで1350万ドルを、Castboxに提供した。合計で、それは2950万ドルを調達している。

Laura Deming:Longevity Fundのパートナー

写真:Maarten de Boer/Getty Images

24歳のLaura Demingは、彼女のベンチャーキャピタルの多くの同僚たちよりも若い。だが彼女はそうしたことは気にせず真剣に取り組んでいる、それは別に不思議な事ではない。ニュージーランド出身者の彼女は、家庭で教育を受け、成長の過程で老化の生物学に情熱を感じるようになった。実際、以前彼女はまだ10代の若者だったときに、老化の遺伝学を研究する有名な分子生物学者のCynthia Kenyonの研究室で働いていた。14歳までに、DemingはMITの学生となり、16歳までには大学を退学し、ピーター・ティールのThiel Fellowshipプログラム(2年間)に参加していた。このプログラムは「新しいものを作りたい」若者に10万ドルを提供するというものである。

もの作りを彼女はやりとげた。昨年Demingは、2番目のベンチャーキャピタルファンドを、2200万ドルで設立した。また今年の初めにはDemingは、著名な投資家であるMarc Andreessen、アーリーステージベンチャーファームのFelicis Ventures、その他無名の投資家たちの後援を受けて、アクセラレータープログラムも設立した。ここでのアイデアは、スタートアップの支援、特に立ち上がりの遅いスタートアップに焦点を当てて、4ヶ月以内に「価値が感染し始める段階」に到達させる支援を行うというものだ。それがプログラムの適用期間である。

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(翻訳:sako)

画像クレジット: Daniel Grizelj / Getty Images

女性創業者グループによる女性起業家支援

テクノロジーのスタートアップシーンが男性の創業者や投資家によって席巻されていることは広く知られている。もしお疑いなら、2017年の数字を見てみよう。Crunchbaseによれば女性起業家を擁する企業はわずか17%に過ぎない。そしてその数字は過去5年間変わっていないのだ。そして、少くとも創業者のⅠ人が女性である企業が、2016年に後期ステージの資金として調達した金額は全体の8%に過ぎない。数字は嘘をつかない。そしてその状況に一石を投じようと、昨年11月に、とある女性ベンチャーキャピタリストのグループが、FemaleFounders.orgを発足させた。

このグループは、ボストン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスの有名な女性投資家たちで構成されている。彼女たちはみな、現状にうんざりしていて、より多くの女性たちに起業を促したいと考えているのだ。マサチューセッツ州ケンブリッジにある、MIT系列の2億ドルのベンチャーファンドであるThe Engineの、マネージングディレクターであるKatie Raeによれば、昨年の#MeToo運動を中心に巻き起こった数々のイベントが、このアイデアを実現に向かわせたのだという。

「私たちの考えはシンプルです。女性の創業者と投資家を結びつけて、強力なコミュニティを作りたいということです。お互いに助け合いたいと願う人たちの緊密なコミュニティに、起業家たちが参加しているときには、信じられないような事が起きるということを、私は何度も何度もこの目で目撃してきました」と、Raeはグループ発足を公表するMediumの投稿に書き込んでいる。

この目標を達成するために、グループは、起業家と投資家のネットワーク構築の第一歩として、起業に興味ある女性たちが雑談をして関係を始めるための、「オフィスアワー」(相談事などを特定の時間/場所で受けること)を設けることにした。

「私たちは理解を深めるための様々なアクティビティを考えました。そのうちの1つは簡単なものです。ただ女性創業者とVCたちに知り合って貰うために、オフィスアワーを提供するという方法です」とRaeはTechCrunchに語った。彼女は、これらはプレゼンを行うためのものではなく、起業家たちに女性投資家たちを知って貰いコミュニティを築くためのものだということを強調した。

写真:Ron Miller

彼女によれば、これまではベンチャーキャピタルの中には、事を起こすために十分な数の女性は集まっておらず、女性たちはVCファームの中でしばしば孤立して働いてきたのだと言う。「残念なことですが、女性のVCたちが任されている金額はとても少ないのが事実なのです。多くの場合彼女はファームの中で唯一の女性VCです。そしてその場合、女性創業者たちを支援することはますます困難になります。他のパートナーたちの利益を守りつつ、なぜ女性創業者たちを支援しなければならないのかを説明しなければなりません」と彼女は語った。

彼女は、しかし、これは単に女性たちだけの運動ではないと強調した。彼女は協力を申し出ている多くの男性同志たちとも対話を重ねていると語る。「予定の一部を割いて、ただ女性起業家たちと会って、理解を広げようとしている男性VCもいます。これらすべての小さなステップが、変化を生み出すのです」と彼女は言う。

そして彼女は、それこそがシステム全体を見る必要がある理由だと語る。「リミテッドパートナーを如何に巻き込むのか?女性VCのために、どのようにより多くの資本を獲得するのか?どのようにより多くの顔出しを行い深い知己を得るのか?」Raeは彼女の世界観はかなりシンプルだと語る「何かを変える力がある場所に、自分の力を注ぎます。私の経験では、物事を積極的に押し進めれば自然と協力者が集まってきます。多くは男性ですが」と彼女は言う。

彼女自身が”The Engine”にいるように、より多くの女性たちがVCに参加してキーメンバーとなっていけば、この流れは自然に永続化できるものとなるだろうと彼女は言う。女性VCたちが女性創業者たちを支援し、その創業者たちが企業を立ち上げて、そして売却し、より多くの資本を得て、さらに多くの女性創業者たちを支援するようになる。

実は最初の交流イベントは、本日(米国時間2月27日)、The Engineのオフィスで開催され、40人の女性起業家たちがFemaleFoundersのボストン在住メンバーたちと朝食時間に集まることになっている。朝食後、いくつかの発表があり、その後グループは分かれて起業家と投資家の間の1対1のセッションが設けられる予定だ。最後に交流のためにまた大きなグループとして集まることになっている。

彼女はこれは出発点に過ぎないと考えていて、この手のアウトリーチを全国に広げ、女性が率いるスタートアップをより歓迎し、支援するシステムを構築したいと考えている。彼女が月に1度の開催を考えているこうしたミーティングは、そのための1手段に過ぎない。

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(翻訳:sako)

FEATURED IMAGE: FRANCKREPORTER/GETTY IMAGES