3DR、ドローンの安全飛行エリア情報を提供するAirMapと協同開始

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ドローンを飛ばすのに、気にしなければいけないことが増えてきた。果たして飛行させたいと考えている場所が飛行許可エリアなのかどうか。自由な飛行を禁じている国立公園や飛行場などがないかどうか。そうした判断に役立つのが、飛行可能エリアを示してくれるAirMapだ。そしてこのAirMapが、3DR Soloのアプリケーションに統合されることとなった。

アプリケーションでは、飛行禁止区域が黄色のオーバーレイ形式で表示されるようになる。飛行禁止となっている理由なども表示される。

ライバルのDJIも、以前から同様な機能を備えてはいる。しかしAirMapの方がより多くの情報を提供してくれる。またDJIの方は「後付」の機能のような感じが拭えていない。

「ドローンはパワフルかつ重要なテクノロジーで、ますます広く利用されるようになるでしょう。そのような中、より簡単に安全な飛行を楽しめるようにしたいと考えたのです」と、AirMapの共同ファウンダー兼CEOのBen Marcusは述べている。「3DRのような業界のリーダーと協業することで、多くのドローン利用者に飛行可能エリアについての情報を提供できるようになりました」。

AirMapは2014年12月にBen MarcusおよびGregory McNealによって創業された。シード資金として260万ドルを調達している。商利用および趣味でドローンを飛ばすひとたちに情報を提供することを主要なサービスとしている。実際に制限区域を設定するのはFAAだが、AirMapはドローンの利用者に対して、安全な飛行を実現するための情報をわかりやすく伝えている。

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(翻訳:Maeda, H

第一回のドローンカンファレンスInterDroneに見るドローン未来学とそのための課題

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小型のドローンが急速に進歩している。最初はやや高度なリモコン玩具にすぎず、‘ドローン’という呼び名にも批判があった。ドローンと言えば、少なくともある程度の自律性があって、たとえばテロリストの暗殺に使われたりする無人機を指すからだ(一般市民も巻き添えにするが)。しかし今では、技術が名前に追いつきつつある。ドローンはますます自律的になり、そのため、近未来のスタートアップのための多様なビジネス機会が開かれつつある。

先週(9/6-12)は、今年で第一回となるInterDroneカンファレンスがラスベガスで行われ、そのキーノートで3D RoboticsのCEO Chris Andersonが、今やドローンは“パイロットのいない航空機”から“プロペラのあるスマートフォン”に変わりつつある、と述べた。

そのときのインタビューでAndersonは、3DR社は今、自律飛行の研究開発に重点投資をしており、AIと機械学習のエキスパートたちを雇用して技術の改良を進めている、と語った。

初期のドローンの性能は、人間操縦者の技能に大きく依存した。今のドローンは一部の基本的な機能は自律的に行うが、障害物の回避などの能力はまだお粗末だ。GPSで目的地に向かうことはできるが、その航路の途中に壁があってもまっすぐ飛び続ける。木や壁を避(よ)ける機能は比較的容易に実装できるが、たとえば送電線のようなものを認識させるのは難しい。いずれにしても今のドローンの大きな技術的障害が、障害物の回避なのだ。

ドローンが本当に“プロペラのあるスマートフォン”になったら、それは物のインターネット(IoT)の一部になり、それだけでなく、インターネットに接続されたほかのもの(ドローンや航空機が多いだろう)と対話できる。これにスマートな(電脳の)障害物回避が加われば、ドローンの自律性がより本格的になり、さらに新しい用途が開ける。

そしてドローンの自律性が増せば、人間はその複雑な操作に悩まなくなり、ドローンが集めてくるデータに集中できるようになる。

InterDroneに集まったAndersonなどの業界人の多くが、ドローン産業の現状をWebの初期になぞらえている。ということは、これからはドローンという新しい技術と、さまざまな既存の技術との組み合わせを考えるべきなのだ。インターネットとWebの登場によって、その後、小売業も不動産業もレストランも、行政すらも、あらゆる業態がディスラプトされてきたように。それはたとえば、Web + レストラン = OpenTable、といった式で書き表せるだろう。

誰もが思いつくユースケースもある。精密農業や、測量、それにAmazonのおかげで荷物の配達も。最近では、ドローンが撮影している映像をリアルタイムで仮想カンファレンス(ビデオによるカンファレンス)にストリーミングする、という企業も現れている。

このような簡単な応用例はまだまだたくさんあるが、あまり人が考えつかないようなものにも、おもしろいアイデアがいろいろある。

ドローンをめぐる規制はまだ流動的だから、ドローンでできることとできないことの境界も曖昧だ。でもベンチャーキャピタリストたちは、YuneecへのIntelの投資やさまざまなドローン指向ファンドにも見られるように、早くも走りだしている。ファンドの多くはハードウェアへの投資をねらっているが、しかし今日では、ドローン関連のソフトウェア開発も大量に行われている。そしてそれらのすべてが、将来FAAと問題を起こさぬように、適正に調製されるべきだ。AirwareSkywardのような企業ユーザ向けドローンソフトウェアのメーカーは、とくにそれを願っている。

というか、今日の主導的な趨勢としては、多くの企業が明日のドローン+(drone+, ドローンプラス)の時代に備えてインフラの整備に励んでいる。

ドローンを飛ばせることだけでなく、ドローンが集めてくるデータの分析も重要だ。それは典型的なビッグデータ分析の課題だが、今後はドローン固有のビッグデータソリューションがいろいろ登場するだろう。たとえば農家には、ドローンが送ってくる映像を毎朝分析する能力がないから、農家にそのためのわかりやすいダッシュボードを提供するソフトウェア企業が必要とされる。それは、潅水の適期適量を知るといった精密農業のニーズだけでなく、害鳥や害獣を追い払うといった、ドローンの古典的な活躍分野もありえる。

自分の身の回りの環境を完全に認識できる、真の自律的ドローンが登場し、同時にセンサとデータ分析の技術がさらに進歩し、良質な規制が完備したら、ドローンのポテンシャルが完全に開花するだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

消費者向けドローンの3D Roboticsが学校の教材としての普及をねらってプロモーション事業を開始

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北米最大の消費者向けドローンメーカー3D Robotics(3DR)が今日(米国時間9/1)、3DUと名づけた教育プログラムを発表した。

3DUのねらいは、K-12から大学院まで多くの学校にドローンを導入することで、そのために割引販売やスポンサー制を活用し、またドローンを使って教室でやることやカリキュラムのサポートも行う。またドローンを利用する活動ばかりでなく、生徒学生たちにはソフトウェア開発キットDroneKitを提供して、アプリケーションの開発も支援する。

3DRのCEO Chris Andersonは発表声明の中でこう言っている: “これまでドローンの研究や教育は航空宇宙工学の分野に限られていたが、ドローンの教材としてのポテンシャルはもっとずっと大きい、とわれわれは考えている。今すでに、学校や大学におけるドローンを利用した諸活動はきわめて多様で創造性に富み、驚異的だ。分野も、考古学、映画撮影技術、精密農業など、きわめて多様だ”。

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3DUのプログラムには学生生徒が直接アクセスできるし、またクラブやコース、学校単位でも活用できる。

このプログラムの参加者にはSolo DroneSolo Gimbalが15%引きとなり、、またそのほかの同社ハードウェア製品は20%引きとなる。

同社はこの事業で、障害物回避システムPanoptesと提携しているが、割引はこちらにも適用される。ただしPanoptesのシステムは3DRの古いIris+型でしか使えず、より高度なSoloでは無理だ。

しかし15%程度の値引きでは、学校や学生生徒のクラブなどにとって、それほど大きなインセンティブにはならない。今Solo Droneは約1000ドル、ジンバルは400ドルで市販されている。でも3DR社がスポンサーになれば、校内でドローンを飛ばせない学校でも3DUのプログラムを利用できるだろう。現在3DRは、スタンフォード大学とカリフォルニア大学バークリー校をスポンサーしている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

3D RoboticsからSolo登場―誰でもプロ級撮影が可能なGoPro利用の最強空撮ドローン

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3D Robotics (3DR)が発表したSoloは一般ユーザー向けドローンとして間違いなくもっとも進歩した製品だ。箱から出せばすぐに飛ばせるクアドコプターの機体に3D Robotics(とこの分野のライバル)がこれまでに得てきた経験がすべて詰め込まれている。 同時に3DRはSoloに対してドローン分野で初となるきわめて強力なカスタマー・サポートを提供する。

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ライバルの多くが機体に独自カメラを組込んでいるのに対して、SoloはHero3+以降のGoProがそのまま使える。

空撮画像はスマートフォンまたはタブレットに直接ストリーミングされる。またカメラは3DRの新しいSolo 3軸ジンバル(オプション)で支えられ、安定した画像を撮影する。

数々の技術上の新機能が盛り込まれているが、特に興味深いのは、3DRが「Soloはプラットフォームであり、今後、継続的にアップデートと拡張を行う」としている点だ。

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Soloの継続飛行時間はカメラとジンバルを搭載した状態で最大20分、搭載しない状態で25分という。

3DRはGoProと提携して、GoProsからパイロットのコントローラーにストリーミングができるようにした。

一から新しく開発されたSoloのコントローラーにはバッテリー状態その他重要な情報を表示するディスプレイが設けられている。またHDMI出力端子が設けられているので、大画面のディスプレイやVRヘッドセットに接続して表示することもできる。機体のWiFiの受信範囲は約800mだ。

3DRの最高収益責任者、Colin Guinnによれば、映像ストリーミング機能の拡充のために3DRはGoProと密接に協力したという。パイロットはコントローラーから飛行中のSoloのGoProの録画のスタート、停止ができる。これまでは地上で録画をスタートさせ、あとは狙ったショットが取れているよう祈るしかなかった。7_app

Soloには周回飛行、パイロット追跡飛行、事前に設定した地点への往復飛行などこれまで3DRが開発してきた自動飛行モードがすべて組み込まれている。さらに、撮影したい複数の地点をアプリで指定するとドローンがそれらの地点をスムーズな経路で結んで飛行するモードなどの新機能が提供されている。

またSoloには自動離陸、トラブル時の自動帰還など 最新のドローンに期待される機能はすべて備えている。

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テクノロジーのスペックとしては、Soloは1GHzのARM Cortex A9を機体とコントローラーの双方に1基ずつ備える。また3DRの新しいPixhawk 2自動操縦チップを備えるが、通常は機体制御も含めてCPUが処理するので、自動操縦チップはプロセッサーがクラッシュして再起動がかかったとき(あるいは再起動に失敗したとき)などトラブルが起きたときのバックアップ役だ。

ライバルのドローンとは異なり、SoloのファームウェアはWiFi経由でアップデートできる。バッテリーを上部から出し入れできるので交換が素早い。

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3DRがSoloをプラットフォームと考えていると述べたが、その一例がアクセサリー・ベイだ。これによってサードパーティーはSoloの機能を拡張するハードウェアを容易に開発できる。3DR自身、Soloを屋内で飛行させるためのLidar〔Googleが自動運転車に採用している周囲をモニタする〕カメラを開発している。 Guinnは3DRでは射出式パラシュートやLED照明なども考えていると語った。

Soloはジンバルを簡単にサードパーティーの製品と交換できる。またカメラ駆動モーターがポッド化されているので何か故障が置きた場合はポッドごと交換できる。モーター・ポッドは将来さらに強力なものにアップグレードされる計画だ。

またSoloはフライト情報をコントローラーに保存するので、ドローンが万一失われた場合でも機体回収や原因の究明に役立つ。さらに3DRではドローンがクラッシュした場合にフライト情報を分析して原因を探り、もしクラッシュがパイロットミスによるものでないと判明した場合は、機体とジンバルの無償修理ないし代替ドローンを提供するという。 搭載していたGoProについては割引購入クーポンが提供される。バッテリー残量警告を無視したり、手動操縦で木に激突させたりした場合は別だが、こういう手厚い保証も一般ユーザー向けドローンとしては珍しい。

Soloのジンバルなしの価格は999ドル(ジンバルは別売で399ドル)で、アメリカ国内は5月から、その他の地域では7月から販売が開始される。またBest Buy、B&Hなどの大手量販店と多数のカメラショップでも販売される。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

3D Roboticsのドローン飛行制御アプリケーションTowerはオープンソースで新機能の追加も自由

合衆国のドローンメーカーとしては最大の3D Roboticsが今日、同社のオープンソースの飛行制御アプリケーションTowerのローンチを発表した。これを使ってドローンヘリやドローン飛行機を、スマホやタブレットなどのAndroidデバイス上でコントロールする。このアプリケーションにはドローンを制御するための新しい方法もいくつかあるが、もっと重要なのは、デベロッパがドローンの新しい機能をこのアプリに自由に組み込めるので、アプリケーション全体をスクラッチで作るという車の再発明をする必要がないことだ。

これまで3D Robotics(3DR)のユーザは、同社のDroidPlannerアプリケーションを使って、オートフォローなどドローンの高度な機能の一部を制御していた。Towerはいわば、そのDroidPlannerの次期バージョン(DroidPlanner 3)で、二つの新しい機能が加わっている。

3DRのパイロットはこのアプリケーションを使って飛行をプログラムしたり、ウェイポイントの上空を旋回したり、また同社のFollow Meモードと“ドローニー(dronie)”機能を使って写真やビデオを撮る。このソフトウェアには、大型構造物の3Dスキャンを作るためのビルディングマッパーもある。この新バージョンではプランニングミッションもやや容易になり、とくに既存のプランに新しいウェイポイントを挿入するという、これまで非常に厄介だった処理が楽になった。来週3D Roboticsは、Droneshareのサポートも加える。この、飛行を追跡し共有し、パイロットをランキングするサイトは、現状ではDroidPlannerのベータバージョンでしか利用できない。

Towerの、ドローンのためのオープンなAPIで何ができるかをデモするために3DRは、TowerのAndroidアプリのほかにPebble用のアプリも作り、腕時計からでもドローンをコントロールできることを示している。

3DRのソフトウェアエンジニアリング担当VP Brandon Bassoによると、この新しいアプリケーションはMAVLinkプロトコルを使っているドローンならたいがいの機種で使える。3DR以外にも数社が、MAVLinkを使うドローンを作っている。それらを箱から出していきなりTowerが使える、とは行かないかもしれないが、使えるようにするためのデベロッパの作業は、比較的簡単なはずだ、という。

Bassoはこう語る: “どのドローンメーカーも自社の機のためのソフトウェアを自分で作る、という時代が来るかもしれないが、そんなときでも、それらのアプリケーションのドローン制御の基本的な部分には、3DRのコードが使われるはずだ。誰も、車輪を再発明したくないからね。そして、おかず的な機能だけを、彼らが自作するのさ”。そういう新しいアプリケーションをユーザに提供するために3DRは、今すでに、すべてのサードパーティツールを集積したアプリケーションもローンチしている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))