新機種の発表があってもなお伸びるNintendo Switchの販売台数

任天堂の直近の四半期の利益を見ると、Switchの売上は引き続き好調だ。前年同期と比べても、188万台から213万台へと増加している。それほど目立った伸びではないが、やや古びてきた感もあるゲーム機としては、堅調な数字と言える。特に、すでに新機種が発表され、その発売も近づいていることを考えればなおさらだ。

今月初めに発表された2つの製品が、現行のSwitchに対する懸念を投げかけていた。1つはSwitch Liteだ。現行モデルよりも100ドル(日本版はちょうど1万円)安い200ドル(日本版は税別1万9980円)に設定され、変形できるという特徴を捨ててポータビリティを重視したモデルだ。そしてもう1つは、現行モデルのバッテリー寿命を延長したバージョンだ。これらの2つのモデルが登場すれば、年末に向けて任天堂の売上を増強することになるのは、まず間違いない。

新しい四半期の期待値を加えると、Switchの販売台数は、製品の発売以来3690万台となると予想される。一方、任天堂は、1年間の販売台数が1800万台に達すると予想している。このようにゲーム機の販売台数が伸びている中で、任天堂の四半期の営業利益は前年同期と比べて10%減となっている。

一方3DSは、まだ現行製品だが、当然のことながら断末魔の状態で、四半期の販売台数は20万台にまで減少している。とはいえ、立派な生涯だったと言える。全寿命の間の販売台数は7500万台以上となり、任天堂のポータブルゲーム機として一時代を築いたのだ。さようなら、3DS。素晴らしい一生だった。

Nintendo Switchの販売台数は、この四半期に10%を超える好調な伸びを見せ、任天堂は今年の後半に向けて、何本もの堅実なゲームタイトルをそろえている。というわけで、今回はちょっとさえない財務上の数字については、それほど気にする必要はなさそうだ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

任天堂が3DSバグ報奨金プログラムを開始、最高賞金は2万ドル

3ds

ということで、あなたはポケモン・サンをプレイするために任天堂の3DSを買った…しかし既に、あなたのポケモン図鑑は完成し、あなたはアローラのあらゆる場所も探検し尽してしまった。さあ、それで?

もし技術的な背景を持っているなら、3DS自体を突き回すことを考えてもよいかも知れない。あなたのための大金がその中に埋まっているかもしれない。

というのも、任天堂がHackerOneを通してバグ報奨金プログラムを開始したからだ。3DSに想定されていないことを行わせるバグを見つければ、任天堂は100ドルから2万ドルまでの報奨金を支払う。

任天堂は、排除したいと思うものの種類に対してかなりオープンだ。以下にそれらを直接引用しよう:

以下に示す物は任天堂が防ぐことに焦点を当てている活動の種類の例です:

海賊行為(著作権侵害行為)、例えば:
– ゲームアプリケーションのダンプ
– コピーされたゲームアプリケーションの実行

不正行為、例えば:
– ゲームアプリケーションの変更
– データ変更の保存

子供たちにとって不適切なコンテンツの普及

ほとんどのバグ報奨金プログラムと同様に、いくつかの留意点がある:支払いは任天堂に任されている、あなたはバグについて(公的にあるいは私的に)伝える最初の人物でなければならない、そして、バグについて誰にも口外しないことに同意する必要がある。

特に最後の条件には二の足を踏む人も出るかもしれない — 多くの研究者は、会社がそれを修正できた後なら、彼らのバグハンティングの詳細を発表することが大好きだからだ。だが悲しいかな、任天堂はすべてのコンソール(インターネットに接続していないものが多い)に存在するすべてのバグを必ずしも修正することができないので、物事を徹底的に守ろうとしているのだ。

私はこれに、任天堂の予行演習のようなものであるという感触を得た — このようなものが、任天堂Switchでどのように働くのかを知るための実験だ。例として、3DSの海賊行為を防止することが主要な目標の1つとして挙げられているが、その船が出港したのはずいぶん前のことだ。彼らはこのプログラムを通して未知の新しい悪用を見つけるかもしれないが、3DSが2011年に出荷を開始して以来、明るみに出てきたすべてのものに役立つわけではないだろう。

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(翻訳:Sako)

3DSゲーム、ポケモン・サン・ムーンに強力なハイブリッド・モンスター登場―発売は11/18

科学は驚くべき成果を挙げた。まずポケモン・ゲーム最強のキャラの一つとみなされるミュウツーが作り出された。近く発売される3DSの新しいポケモン・ゲームでは科学の力が生んだハイブリッド・ポケモンのタイプ・ヌルが登場する。ポケモン・サン・ムーンにはこの他にも数々の強力なポケットモンスターが投入されている。

今日(米国時間9/6)のビデオで、かなり手強いタイプ・ヌルの他に、いくつかの新たなポケモンの存在が判明した。 ジャラコ(Jangmo-o)はドラゴン・タイプで、「戦士としての誇り」を持っているらしい。ポケモン公式サイトの説明によると「強くなろうと鍛錬を怠らない」そうだ。 個人的にはこのポケモンの獲得を狙っている。きっと周囲からら尊敬されるはずだ。

新しいストーリーとゲームの詳細もわかってきた。これにはいわゆるウルトラ・ビーストという存在が含まれる。ウルトラ・ビーストは新たなゲーム世界であるアローラ地方に出没し、「強大な力をもち、人とポケモンたちにとって脅威となりうる」という。「形態は常に変化し、固まってはいない」そうだ。またポケファインダーというという機能が追加された。プレイヤーは特定のスポットで発見したポケモンの写真を撮影して公開することができる。他のプレイヤーから高い評価を得るにつれ、ポケファインダーに機能が追加されていく。

最後に、サン・ムーンはこれまでのポケモン・ゲームとまったく異る世界となっていることに触れておく。ムーンは3DSシステムが示す時刻から12時間遅れた世界となる。サンは同時刻だ。つまりムーンは夜、サンは昼の世界という設定だ。
サンとムーンでは遭遇するモンスターやイベントも違ってくる。

ポケモン・サン・ムーンは11月18日発売予定。

〔日本版〕 記事中にポケモンの新キャラのスライドショーが表示されない場合、こちらのゲーム紹介映像を参照。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

NintendoはWii Uの売上3倍増でも損失を計上、ソフトの魅力で伸びてきたことをそろそろ自覚しないと…

Nintendoの四半期の結果が出た(WSJ紙による)が、主要なハードウェアの売上はいずれもあまりよろしくない。Wii Uの売上は3倍増したが、まだわずかに51万台だし、Nintendo 3DSは前年同期比で41%落ち込んで台数は100万に達しなかった。

Mario Kart 8のリリースがWii Uの売上を押し上げて前年同期比で3倍増になったが、Nintendoの家庭用主要ゲーム機の売上が100万台の半分という数は、良いニュースではない。

同社の全体的な営業損失94億7000万円(ほぼ9300万ドル)は、今年のクリスマス年末商戦に向けての大きなプレッシャーになる。なんとしても売上を回復しなければならないのだが、そのために同社はE3で人気キャラクタを主体とするゲームを数多くローンチした。また同社の玩具とゲームを組み合わせる試みであるAmiiboは、DisneyのInfinityシリーズなどにも似ているが、これにも期待がかかる。でも、最大の売上増大策は、主要ハードウェアWii Uと3DSの値下げだろう。

Nintendoは未だに、ゲームソフトでモバイル(既存のモバイルプラットホーム)に進出することをためらっているが、そのほかの抜本的な立て直し策を思いつくのは、ますます困難になりつつある。iPhone上のPokemonは絶対に成功すると、ぼくは確信している。Nintendo自身が、まだ間に合ううちに気づくことを、期待したい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))