パソコン原始時代の名機Altairが現代にタイムワープしてきたAltairduino

Altair革命を懐かしく思い出す方は本誌読者の中にはおられないと思うが、われわれのような元祖コンピューターおたくは、あのころのクールな原始的コンピューターを思い出の中で美化せずにはいられない。1975年の1月にあの不思議な8800チップと対話するために売られたAltairは、キーボードもマウスもスクリーンもないのに、初めてのホームコンピューターとして使えた。元祖おたくにとって、それは天国だった。

そして今や、Altairのレプリカが売られている。スイッチもライトもケースも、完全に同じだ。そのAltairduinoはマイコンボードArduino Dueを使用し、初期のAltairを再現するのに必要なものが、すべて揃っている。

作者のChris Davisはミネソタ州のデベロッパーで、パーソナルコンピュータの歴史にのめり込んでいるうちに、実際にそれを作ってしまった。

“ずっと欲しいと思っていたけど、中古はあまりにも高すぎるし、エミュレータキットも今あるやつはものすごく高い。Hackster.ioでDavid Hanselのコードをたまたま見て、自分で作れることが分かった。さっそく作って、さらにもう一台作った。回路基板がすこし余っていたから、ネット上で何人かにあげた。希望者がとても多かったから、今度は売り物として作ることにした”。

そのキットは完全にオープンソースで、シミュレーターもある。まだDavisのプロジェクトは、終わっていない。

“Altair 680やKenbak-1も再現したい(後者はほぼ完成している)。紙テープを読むOAE OP-80Aも作りたい”。

彼はAltairのパワーには感動したが、この初期の奇妙なコンピューターで、昔のゲームをやろうとすると不満かもしれない。

“Doomはだめだけど、Colossal Cave Adventureはできるよ!”、と彼は言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Sonyはセルネットワーク利用のIoTを指向してLTEチップのAltair Semiconductorを買収

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Sony Corporationが今日(米国時間1/26)、Altair Semiconductorを2億1200万ドルで買収する、と発表した。元Texas Instrumentの役員三人がイスラエルで創業したAltairは、デバイスをLTEに接続するためのチップを作っていて、その技術はSonyの物のインターネット(IoT)ビジネスの開発を助ける。

LTEはスマートフォンだけでなく、フィットネストラッカーや家電など家庭用品、センサーなど、IoTのオブジェクトを接続するのにも使われる。今は電脳製品の多くがBluetoothやWi-Fiでネットに接続する場合が多く、それはどちらも、大量の電力を要しないからだ。LTEも低電力消費である点は同じだが、多くのデバイスを一度に接続できるので、企業で使うのに向いている。またLTEによるIoTデバイスの接続はキャリアのネットワークなどがすでに持っているインフラを使えるので、展開の費用対効果も大きい。

IoTにセルラーの技術を使おうとしている企業はほかにもあり、Altair買収によりSonyはそれらの企業と競合することになる。たとえばIntel, EricssonおよびNokiaはNarrow Band-LTE(NB-LTE)と呼ばれる技術で協働しているが、一方それによってHuaweiやVodafoneのNarrow-Band Cellular IoT(NB-CIoT)と競合している。

声明文の中でSonyは、Altairの現行の事業は継続し、そのほかにSonyのGlobal Navigation Satellite System(GNSS)や画像センサーとAltairの現代的なチップを組み合わせて、“セルラ接続のセンサー応用デバイスの新種を開発”していきたい、と言っている。

買収の完了は来月初頭と期待され、Sonyによると、それは2016年の同社の財務的結果に大きな影響を及ぼすことはない、という。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。