Parrotはここ数年間で、Bluetoothヘッドフォンやスピーカーからドローンへ、という興味深い転身を遂げた。同社のANAFIブランドのドローンは、DJIのヒット機Mavicと十分対抗できる位置にいると思うが、でも同社は、ホビイストや一般消費者をちょっと超えたところで勝負したいらしい。
同じクラスの他機との主要な差別化要因は、この記事のタイトルにもあるように、Flirのサーマルカメラを搭載したことだ。そのANAFI Thermalと呼ばれるドローンは、高解像度の画像の上に感熱層をかぶせた画像を撮る。
これによってこのフランスの企業は、そのドローンの市場を監視や検査を必要とするさまざまな業務用分野にも広げたいと願っている。ちょっと思いつくユースケースとしては、消防、ソーラーパネルの検査、建設業界などが思い浮かぶ。たとえばビルの壁の断熱性や熱漏れをチェックできるだろう。
そのほかに4K HDRのカメラも搭載しており、その性能は21メガピクセル、3倍ズームだ。ジンバルに載っていて上下も90度、角度を変えられる。これまた、ビルの点検などに適しているのではないだろうか。電池寿命は26分で、前よりやや良くなった。電池3つが同梱されている。
ANAFI Thermalは、1900ドルで来月発売される。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)