2016年、最もユーザー数を伸ばしたアプリは「AbemaTV」——アプリ分析のApp Apeが発表

16735767_1273282109393764_1319689683_o

アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」を展開するフラーは2月15日、2016年の1年間における月間利用者数の成長率をもとに、2016年を代表するアプリを決める「App Ape Award 2016」を発表した。

App Ape Award 2016はApp Apeのデータをもとに、2016年1月〜12月の1年間においてGoogle Play、App Storeのカテゴリや独自のジャンル毎にMAU(月間利用者数)の成長率が高かった、2016年を代表する100アプリ(ゲーム、非ゲームそれぞれ50アプリ)を選出するというもの。

選出された100アプリからより際立った功績を残したアプリを「アプリ・オブ・ザ・イヤー2016」として選出。それをアプリ・オブ・ザ・イヤー2016(アプリ部門およびゲーム部門)、ブランドアプリ部門および、新人アプリ部門、ローカライズ部門、社会貢献部門、スタートアップ部門、特別賞部門、一般投票部門に分けて表彰した。

一体どのアプリが受賞したのか? 発表の内容を見ていこう。(※表はいずれもアプリ名、開発企業名の順に掲載)

アプリ・オブ・ザ・イヤー2016アプリ部門

大賞 AbemaTV AbemaTV
優秀賞 メルカリ メルカリ
優秀賞 Amazonショッピングアプリ アマゾンジャパン合同会社
優秀賞 C Channel C Channel

アプリ・オブ・ザ・イヤー2016ゲーム部門

大賞 実況パワフルサッカー実況パワフルプロ野球 コナミデジタルエンタテインメント
優秀賞 キャンディクラッシュゼリー King Japan
優秀賞 シャドウバース Cygames
優秀賞 白猫テニス コロプラ

ブランドアプリ部門

大賞 ジーユー ジーユー
優秀賞 スシロー あきんどスシロー
優秀賞 Coke ON 日本コカ・コーラ
優秀賞 Round1 ラウンンドワン

新人アプリ部門

新人ゲーム大賞 Pokémon GO Niantic
新人アプリ大賞 トクバイ トクバイ
新人アプリ賞 GANMA! コミックスマート

ローカライズ部門

ローカライズ賞 Spotify スポティファイジャパン
ローカライズ賞 SNOW SNOW Corporation

社会貢献部門

社会貢献賞 ゼクシィ恋結び リクルートマーケティングパートナーズ
ローカライズ賞 NHK ニュース・防災 日本放送協会

スタートアップ部門

スタートアップアプリ賞 KURASHIRU dely
スタートアップゲーム賞 さわって!ぐでたま ~しょうゆましまし~ グッドラックスリー

特別賞部門

企画賞 丸亀製麺 トリドール
Forbes Japan賞 Uber EATS Uber Japan

一般投票部門

一般投票賞 GANMA! コミックスマート

お馴染みのアプリからニッチなアプリまで、さまざまなアプリが表彰されたアプリ・オブ・ザ・イヤー2016。あなたのスマートフォンに入っているアプリはどれくらいあっただろうか?

アプリ分析サービス「App Ape」運営のFULLER、4.2億円の資金調達でアジアに進出

Fuller共同代表の渋谷修太氏(左)と櫻井裕基氏(右)

Fuller共同代表の渋谷修太氏(左)と櫻井裕基氏(右)

アプリデータ分析サービス「App Ape」を展開するFULLERは7月19日、いばらき新産業創出ファンド投資事業有限責任組合、地方創生新潟1号投資事業有限責任組合、セガゲームス、VOYAGE VENTURES、Global Catalyst Partners Japan 投資事業有限責任組合(既存株主)、朝日新聞社(こちらも既存株主)を引受先とする総額約4億2000万円の資金調達を実施したことを明らかにした。

FULLERは、2011年11月の設立。高専から筑波大学に進学した代表取締役の渋谷修太氏らが茨城県つくば市で立ち上げたスタートアップ(現在は茨城県柏の葉にあるコワーキングスペース「KOIL」に拠点を置いている)。2012年9月にリリースしたバッテリー・メモリ管理アプリ「ぼく、スマホ」をリリース。同アプリは現在100万ダウンロードを達成。このほかにもスマホの端末管理アプリを国内・アジアで展開している。

またこれと並行してアプリ分析サービスのApp Apeを提供。こちらのサービスは現在2000社以上(無料版含む)が利用しており、「昨年度は年商で億越え。2年前から比較すると5倍。成長はすごいので、早期に2ケタ億円を目指したい」(渋谷氏)という状況だという。もともとAndroid向け限定の分析サービスだったが、現在は一部iOS向けの分析機能も提供を開始している。

Fullerが今回の資金調達で目指すのは(1)海外展開、(2)事業提携、(3)地方創生の3点だ。

(1)については、すでに5月より韓国でApp Apeの展開を進めているが、これと新規事業をアジア圏に広く展開していく予定だ。また(2)関しては今回Fullerに出資したセガゲームス、VOYAGE VENTUREの親会社であるVOYAGE GROUPなどと提携した事業を展開していく予定だという。詳細は明らかにされなかったが、例えばセガゲームスはゲームアプリ向けのマーケティング支援ツール「Noah Pass」などを展開しているので、このあたりでの連携を進めるのではないだろうか。

(3)では、渋谷氏の出身地である新潟県に拠点を設立することなどを検討しているという。渋谷氏によると、「地方に残って働きたい」という高専卒エンジニアは多く。彼らとの接点作りを目指しているという。確か代表が高専出身のjig.jpなども、福井県で同じような取り組みを行っている。

なおFullerでは今回の資金調達発表に先駆け、6月に渋谷氏と創業メンバーである櫻井裕基氏の共同代表制に移行している。今後渋谷氏は海外進出と新規事業を担当。櫻井氏が既存事業を担当する。

アプリ解析ツールの「App Ape」にプレミアム版、今後は海外展開も

メイン_App Ape Analytics Premium リリース画像

FULLERは4月13日、同社の提供するスマートフォンアプリ利用動向調査ツール「App Ape Analytics」のプレミアム版サービスを開始した。

App Ape Analyticsは、数万台に上るAndroid端末をサンプルにした統計データをもとに、アプリの利用情報や詳細情報、性別年齢を含めるユーザーのデモグラフィック情報を閲覧し、スマホアプリ市場やアプリの競合分析が可能なツール。データは、FULLERのアプリを導入したユーザーから取得している。

FULLERによると、これまでのApp Ape Analytics アルファ版および法人向けのApp Ape Analytics エンタープライズ版の累計顧客数は3000を突破。コロプラやKingといった大手のゲーム開発会社から広告代理店、官公庁など幅広く利用されており、すでに単月黒字化も見えているそう。

今回提供するプレミアム版では、時間帯別のアクティブ率やHAU(時間ごとのアクティブユーザー数)、アプリの同時所持率(あるアプリを持っているユーザーがどのアプリを併用しているのかの割合)などの閲覧が可能。これによってテレビCMや時間限定のアプリ内イベントなどの効果測定が可能になるとしている。なおデータはCSV形式のファイルとしてダウンロード可能。

HAU_App Ape Analytics Premium リリース画像

FULLERは2月にGlobal Catalyst Partners Japan、朝日新聞社、インフォテリア、オプト、コロプラ、日本交通およびnanapi代表取締役の古川健介氏ら個人投資家複数名から2億3000万円の資金調達を実施したことを明らかにしている。

この調達した資金をもとに、今後は海外のサンプルデータも拡充していく予定。海外向けに複数のスマートフォンアプリを提供していくとしている。「データの精度はユーザーから評価されており、国内のサンプルが足りないという話はない。今後は国内のサンプルを100万人に増やすというよりは、各国10万人のサンプルを持ちたい」(FULLER代表取締役社長の渋谷修太氏)

 

アプリ調査の「App Ape」を提供するFULLER、2.3億円の資金調達で世界進出へ

FULLERは2月27日、既存株主のM8 CAPITAL FUNDに加え、Global Catalyst Partners Japan、朝日新聞社、インフォテリア、オプト、コロプラ、日本交通およびnanapi代表取締役の古川健介氏ら個人投資家複数名を引受先とする総額2億3000万円の資金調達を実施したことを明らかにした。

FULLERは、筑波大学の卒業生(さらに言うと、高専出身者が多い)を中心にして2011年11月に設立。現在は千葉県・柏の葉にあるオープンイノベーションラボ「KOIL」に拠点を置く。不要なアプリを停止したり、アンインストールしてスマートフォンのバッテリー管理をすると同時に「おじさん」のキャラクターを育成する「ぼく、スマホ」や、Androidアプリ視聴率調査サービス「App Ape」を提供してきた。

2014年11月に公開したAndroidアプリの市場・競合調査サービス 「App Ape Analytics」が好調で、開始2カ月で無料会員数2000件を突破。通信キャリアやアプリ開発者、広告代理店などを中心に有料会員も拡大しており、「現在20〜30社程度が有料会員。間もなく単月での黒字化も達成する」(FULLER代表取締役社長の渋谷修太氏)という。

FULLERでは今回の増資をもとに人員体制を強化。App Apeの機能拡充やカスタマーサポートの強化、さらにはサービスの世界展開を進める。またこれと並行して新サービスも開発するという。今回、ベンチャーキャピタルに加えて事業会社や個人投資家からも資金を調達しているが、これについて渋谷氏は「ITという共通点はあるが、BtoBや交通といったさまざまな分野の知識を持っている人たち出資してもらっている。また30代前半で比較的年齢の近い株主から50代のキャピタリストまでいる」と、その多様性をアピールする。ちなみにFULLERでは、2013年に日本交通とコラボアプリ「タクシーおじさん料金検索!」も提供している。そういった交流が今回の調達に結びついているようだ。

新事業に関しては、世界で利用されるスマートフォンアプリのほか、「IoT関連を検討している」とのこと。冒頭でふれたとおり、FULLERには高専出身者も多く、これまでにもハードウェア関連のプロダクトを試験的に制作している。3年前には「Kinectで動くミニ四駆」なんかを制作してイベントで展示するといったこともしていた。