Bandcampが収益を放棄してアーティストを支援するイベントを継続開催

去る3月に音楽プラットフォームのBandcampは、COVID-19(新型コロナウイルス)パンデミックに生活を脅かされているアーティストたちを支援するために、ある1日の収益分配の取り分を辞退すると発表した。

3月20日のイベントは4300万ドルという高収益をアーティストにもたらし、同プラットフォームの新記録となった。音楽と物販の売上はBandcampが24時間に通常稼ぐ金額の15倍に上り、1秒間に11商品が売れた計算になる。

今週同社は、今後3ヶ月の第1金曜日に同じことを継続して行うと語った。6月5日、7月3日、そして今日(米国時間5/1)だ。何から聞いたらいいかわからないって? 私のおすすめはField WorksのUltrasonicだ。絶滅が危惧されるインディアナ州のコウモリを野外録音した音を使った魅力的で面白い環境作品だ。コウモリたちは最近の騒動を感じていないのだろうか?

もっとおすすめが知りたい人のために言うと、今回150のアーティストとレーベルがさまざまな形で参加している。アートアンドクラフト、キルロックスターズ、サブ・ポップ、サドルクリーク、マージ、マタドールといったレコードレーベルが売上をすべてアーティストに還元している。クラウド・ナッシングス、ディアフーフ、そして私のお気に入り、ザ・ホールド・ステディなどは新作をリリースした。クッキング・ヴァイナル、スフィアン・スティーヴンスらも関連慈善事業に寄付している。参加者の全リストはこちら

すてきなウィンウィンがあちこちで起きている。新しい曲を一つ聞くだけでも思いを届けることができる。

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Bandcampは1日分の収益を放棄して4.8億円を参加ミュージシャンの収入に

3月20日の金曜日、人気の音楽プラットフォームBandcampは、朝から24時間におけるすべての売り上げから自社の収益を放棄すると発表した。この取り組みは、ライブパフォーマンスがキャンセルされ、将来が見通せなくなった世界中にいる数多くのアーティストの生計を助けるために企画されたものだ。

この企画は成功した。

その金曜日は、11年間のBandcampの歴史で最大の売り上げを記録した日になった。アーティストは楽曲と関連商品の売り上げとして、24時間で430万ドル(約4億8000万円)を手にすることができた。これは、普段の金曜日におけるBandcampの売り上げの15倍以上に相当する額だ。サイトによれば、その日は1秒あたり11のアイテムが売れたという。全体として普段の4万7000程度であるのに対して、1日で合計80万のアイテムが売れた。

Bandcampが手数料を免除しただけでなくAnti-、Fat Possum、Merge、Polyvinyl、Saddle Creek、Sub Popといった数十のレーベルも、その金曜日は収益の100%をアーティストの取り分とした。

これは、クリエーターにとってうれしいニュースだろう。ただでさえ、多くのクリエイターは常に変化し続けるオンラインエコノミーに対応しきれないでいる。とはいえ、いつまで自宅に籠もっていればいいのかさえもわからないため、多くのアーティストは将来への不安は拭うことができない状況にある。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)