Microsoftは本日(米国時間5月10日)、Buildデベロッパーカンファレンスにて、Azure上で動作するアプリケーションを管理するための中央ダッシュボードである、Azure Portalの新機能を発表した。新しいAzure Cloud ShellではPortalで完全なBashシェルを利用することが可能になる。Microsoft独自のPowerShellへのサポートもこの先提供される予定だ。またAzureモバイルアプリからでもこのシェルへのアクセスは可能だ。
Cloud Shellのセッションは永続的ではないが、セッション間でデータは維持される。もちろん、Azureのコマンドラインツールはプリインストール済だ。セッションは自動的に$Homeディレクトリ(ここにはファイルやスクリプトを再利用のために保存することができる)に同期される。つまり、例えばAzure Portalからviを利用することができるようになったということだ。また例えば、Dockerコマンドラインツールを使ってコンテナを起動することもできる。
訂正 :当初Cloud Shellセッションは永続的であると誤って報告した。実際には永続的ではない。データはセッション間で保存されるものの、ログアウトすれば実際の環境はリサイクルされる。
MicrosoftのScott Guthrieは「Azureのすべてのリソースを管理するための素晴らしい方法を提供できます」と述べ、この機能が開発者の生産性向上に役立つと考えていると付け加えた。
同社は昨年12月に、新しいクラウドシェルの初期プレビューを提供していた。
現在すべてのAzureユーザがこの機能を使えるようになっている。
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(翻訳:Sako)