Google、iOS向けChromeをオープンソース化

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今日(米国時間1/31)、Googleは「Chrome for iOSをオープンソース化プロジェクトであるChromiumに追加した」と発表した

ChromeのiOS版ではレンダリング・エンジンにGoogle自身のBlinkではなくAppleのWebKitを使う必要がある。このためGoogleはこれまでChrome for iOSのソースコードをChromiumベースとしていなかった。基本的に同一のブラウザで2つの全く異なるレンダリング・エンジンを使うのは非常に面倒な問題を引き起こす可能性があった。

そのためここ数年、GoogleのChromeチームはソースコードに修正を加え、Chrome for iOSをChromiumベースとする努力を続けてきた。この作業がやっと終了し、デベロッパーはChromiumのレポジトリのソースコードからiOS向けChromiumをコンパイルできるようになった(もちろんOS XとXcodeが走る環境が必要)。

Googleは「これによりChrome for iOSを利用する開発のスピードが大きく加速される」としている。これはコードをChromiumにチェックインする際に自動的に行われるテストがすべてChrome for iOSコードにも適用されるとこからくる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google、iOS版Chromeをアップデート。音声入力が改訂、再読み込みが高速に

Googleは今日(米国時間6/3)、Chrome for iOSをバージョン27にアップデートし、音声検索をはじめとするいくつかの新機能が導入された。デスクトッ版、Android版iOS版Google検索アプリと同じく、iOSのChromeでも音声で検索クエリを入力すると、Googleの自然言語アルゴリズムがそれを認識し、知識グラフが答を知っていれば、結果も音声で返ってくるようになった。

下に貼ったビデオはGoogle検索のiOSアプリだ。これと同じ検索クエリを使って同じ結果をiOS版Chromeで得ることができる。

このアップデートで、iOS版Chromeには、他のプラットフォームで見かけるあの脈打つマイクロフォンの音声検索インターフェースが入ることになる。つまり、音声認識は以前よりはるかに高速になり、他の音声対応Googleサービスと同じく、理解したテキストをリアルタイムで送り返す。

さらにGoogleは、iOS版Chromeはページの再読み込みが「ネットワークが遅い時や、切れている時でも」速くなったと言っている。これはキャッシュに保管するデータを増やしたという意味ではないかと推測するが、Googleはこのバージョンでどうやって再読み込みをスピードアップしたかについては詳細を語らなかった。

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(翻訳:Nob Takahashi)