Google PlayアプリストアのDeveloper Program Policy Centerが新装オープン、ルールをアップデート

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Googleが今日(米国時間3/1)、Developer Program Policy Center日本語)のルック&フィールを一新して、デベロッパーがガイドラインを見つけやすいように、読みやすいように、そして理解しやすいようにした。ページデザインにはGoogle自身のカラフルな”Material Design“を採用して、ポリシーをテーマ別にまとめている(”Restricted Content”(制限されているコンテンツ)、”Privacy and Security”(プライバシーとセキュリティ)など)。それだけでなく、ルールもアップデートされ、違反解決のためのポリシー施行に関する情報が拡大され、また、よくある違反に関しては実例や詳細な指針を視覚的に示している。

Google Playで許容されるアプリのタイプについては、GoogleはAppleほど制約的ではないが、でも長年のあいだに少しずつ、監視を強化している。昨年(2015年)は内部でひそかにアプリ検討チームを立ち上げ、アプリのポリシー違反などを調べるようになった。マルウェアなど、コンテンツの違反を、Googleは自動的にスキャンしている(性的なコンテンツや著作権の侵犯など)。

しかし、アプリのコンテンツや振る舞い、広告の使い方など、一連のガイドラインをGoogleはデベロッパーに前から伝えているにもかかわらず、依然として提出後に拒否されるアプリが跡を絶たない。

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Googleによれば、Developer Program Policy Centerのデザインを変えた目的は、ポリシーの伝え方を改善して、デベロッパーの無自覚なミス(うっかりミス)を防ぐことだ。

これまでのような、ポリシーの箇条書きに代えて、まず、各セクションがグリッド(格子)上のカラフルなカードに書かれている(上図)。こちらの方が、箇条書きの項目を読みながら探すより、探しているポリシーの分類分野(セクション)を見つけやすいだろう。デスクトップでも、あるいはモバイルのデバイスからでも。

そして、ひとつのトピックに飛び込むと、今度は具体的な指針が図解で説明されている。その下には、文章で詳しい説明がある。

“施行”のセクションを拡張

もうひとつの重要な変化は、ポリシーの施行のされ方を詳述するセクションが拡張された日本語)ことだ。それによりデベロッパーは、違反が生じた場合の解決方法を詳しく理解できる。

以前のこのセクションは、アプリの削除や格付け、ユーザーのコメントなどに関する、Googleの問い合わせ先のURLが、リンクとしてあるだけだった。また、深刻な違反や繰り返される違反はデベロッパーのアカウント閉鎖に至る、と厳しい文章もあった。

[ポリシーの範囲]
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今度のセクションはGoogleのポリシーを詳説し、低品質なユーザー体験を与えるアプリはGoogle Playでプロモーションの対象にならない、などと書かれている。また、ポリシー違反の管理と報告のところには、アプリの検証や控訴の手続き、アカウント閉鎖の理解など、さまざまなヘルプページへのリンク集がある。

このように、ポリシーの施行について詳しく説明することによってGoogleは、アプリの提出過程に関するデベロッパーの不安や心配を取り除こうとしている。これまでは、アプリがGoogle Playから追ん出されたとき、説明へのリンクが示されていても、デベロッパーには理由がよく分からないことが多かった。

そしてデベロッパーがヘルプや詳しい説明を求めると、そっけない定型文の返事が来るだけだった(AppleのiTunes App Storeでもそれは同じだ)。しかし今度の、ポリシーの施行に関する拡張セクションにより、アプリが拒絶されたときでもデベロッパーはその理由や過程について、十分な理解を得ることができる。

ポリシーの変更

Developer Program Policy Centerのルックスを新しくしたことに加えてGoogleは、いくつかのポリシーを、実際に行われていることに合わせてアップデートした。ポリシーを熟知している長年のデベロッパーでも、それらの変更は知っておいた方がよいだろう。

たとえば、Googleは広告のポリシーをアップデートして、デバイスの機能を損なうようなものなど、不適切な広告を禁じた。また、システムの電源管理機能をバイパスするアプリは、デバイスとネットワークの濫用にあたるとして制限した(たとえばDozeのような機能があるとするアプリを、Marshmallow以外の環境で使うこと)。

さらにGoogleは、ユーザーデータポリシーの一環として、ユーザーからコンタクト情報や電話のデータを集めるようなアプリは、プライバシーポリシーがアプリの要件として適用されることを明らかにした。

ほかにももっと変わったことはあると思うが、それをほじくりだすためには、アップデートされたポリシー全文を精読することが必要だ。

Policy Centerの変化はGoogle Playのユーザーに直接関係がある変化ではなく、あくまでもデベロッパー向けだが、全世界のデベロッパーに対してルールを明確かつ単純化することによってGoogleは、毎月10億のビジターが訪れるアプリストアのアプリケーションのクォリティーを上げようとしている。

新しいポリシーセンターはすでにローンチしており、変更に対するフィードバックが求められている

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa