Android NのDeveloper Preview 2はグラフィクスAPI Vulkanやショートカット、独自の絵文字などで楽しめる

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デベロッパーのみなさん、fastbootのお時間ですよー! Android NのDeveloper Preview 2が、出たのです。OTAアップデートも、マニュアルのフラッシングもできます。新しい機能とバグフィクスが、山盛りとなっております。

OpenGLとその関連規格を作ったKhronos Group製の、オーバヘッドの少ないグラフィクスAPI Vulkanが今回から加わった。多くのプロセスをGPUが担当するから、ベンチマークの好成績が期待される。使い方のドキュメンテーションは、このNDKのサイトに。

ランチャーショートカットを、アプリが作れる。これにより、複数のステップやフックのあるアクションを、一回のタップで起動できるようになる。“テキストをこの連絡先へ送れ”とか、“Veepの次の回を見る”、“自分の家までのナビを開け”、などなど。

あまり一般受けしないかもしれないのは、“人を表す絵文字のデザインが、これまでの一般的なデザインからもっと人間らしいデザインに変わった”、というやつ。どんなものでも、Androidのデフォルトの、生きているチキンナゲット(右図)よりはましだが、これからは、誰にどんな絵文字を送ろうかで、みんな、すごく迷うことになる。絵文字は、どんなメッセージングアプリでも、標準セットが一つあれば十分。

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いや、ほんまに…

しかしリアルなスタイルによって、少なくとも、肌の色ぐらいは良くなるし、またUnicodeの規格にあるオブジェクトも使えるようになる…ベーコン(U+1F953)や、がっかり顔(U+1F926)など。

バグフィクスはここにある。標準APIの変更箇所はここだ。それでは、みなさま、がんばりましょう!!

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

まだ名前のない次期バージョンAndroid Nのサプライズ・プレビューをGoogleが敢行、目的はデベロッパーフィードバック

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Googleが今日(米国時間3/9)予告なく、Android Nのデベロッパープレビュー発表した。しかも、デベロッパーや冒険家にとって便利なことに、そのプレビューはネットからのアップデート(over-the-air update)として入手できる。

予想ではGoogleは、5月に行われる同社のデベロッパーカンファレンスI/OまではAndroid Nの話をしないはずだった。でも同社は、まったく違うやり方を選んだ。

GoogleのAndroid担当SVP Hiroshi Lockheimerが、なんと、GoogleのブログではなくMediumの自分のアカウントに今日、デベロッパーからのフィードバックを早めに得たいのでプレビューの早期リリースを決めた、と書いている。デバイスのメーカーへのリリースは、今年の夏を予定している。Googleの現在のプランではプレビューを5回行い、本番リリースは2016Q3になる。

Lockheimerはこう書いている: “Android, N,の次のリリースには、デベロッパーのための大きな変化がいくつかあることに、気づかれるだろう。リリースがこれまでになく早いこと、より簡単に試せること、そしてフィードバックの方法が拡張されたこと。これらの変化によって、みなさまのお声の聞き漏らしや反映漏らしがなくなることを期待している。Androidをより強力にしていくものは、まさにそれなのだから”。

彼によると、早期リリースによってデベロッパーはAndroid Nの新しい機能を自分のアプリでサポートしやすくなる、という。

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Googleは、このリリースが過渡期的なものであることを強調している。機能は今後もっと増えるだろうが、でも当面は、今回のリリースの見どころについて主に語っていく、と。プレビューを実際にインストールしたときには、さらに機能が増えている可能性もある。

Android Nで変わったことのひとつが、通知機能の改良だ。たとえば”direct reply notifications“(ダイレクトリプライ通知)を使うと、ユーザーは、通知が来たらその場ですぐにリプライできる。またデベロッパーは、自分の同じアプリからの複数の通知を、束(たば)ねることができる。

そしてAndroidは、Nで初めて画面分割(split-screen view)を実現できる。これをサポートするアプリは、タブレットでもスマートフォンでも、ほかのアプリと横並びで走れる。その場合、アプリが占める画面の最小サイズをデベロッパーは指定できる。ユーザーは長年、マルチウィンドウのサポートを…とくにタブレットで…求めてきた。たとえばGoogleのPixel-Cタブレットは、この機能があるために、仕事で十分使えるほどの生産性をユーザーに提供する。

Android Nは横並び画面分割(マルチウィンドウ)のほかに、ピクチャーインピクチャーも提供するから、たとえばAndroid TVの画面の隅っこでビデオアプリなどを見られる。〔参考: iOS/iPadの場合。〕

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Android Marshmallowは今、Androidデバイスのわずか2.3%で動いているだけだが、GoogleはそこにDoze機能を導入した。それは静止状態のデバイスの超省電力モードのことだ。

Android NでGoogleはその概念をやや前進させ、Dozeは画面がoffのときも電池節約機能を発揮する。さらに今後は、メモリの節約を徹底し、バックグラウンドで動くアプリの動作をより効率的にしていくそうだ。

Android Nのそのほかのデベロッパー待望の機能としては、Java 8の言語サポートが改良されたことが挙げられる。そのためデベロッパーは、AndroidのJackコンパイラーを使って、ラムダなどの機能を利用できる。それによりデベロッパーは、定型的な決まりきったようなコードをたくさん書かなくてもよくなる。〔参考: Java 8 lambdadoc)、AWS Lambdadoc)。〕

これはGingerbread以降のすべてのAndroidで使えるが、Android Nではさらに、デフォルトとスタティックメソッド、ストリーム、関数型インタフェイスなども使える。

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では、Android Nを今日試すにはどうするか? 何かが動かなかったり、ランダムに壊れたりするのが平気な人は、ネットからのアップデート(over-the-air(OTA) update)にサインアップするとよい。ただしこのリンクが生きるのは、今日(米国時間3/9)の午後からだ。そしてもちろん、Nexusデバイスを必ず使いましょう。

このアップデートが可利用なのは、GoogleのNexus 6, Nexus 5X, Nexus 6P, Nexus Player, Nexus 9, そしてPixel Cだ。古いNexus 5の名前は、ここにない。一度Nにアップデートしたら、その後のアップデートはリリースの都度Googleがプッシュする。

OTAアップデートのほかに、サポートしているデバイスやAndroidエミュレータのためのシステムイメージも継続的に提供される。

Marshmallowがまだ3%も普及してないのに次のAndroid Nを出すのは性急なようにも思えるが、今回のプレビューにもまだ盛り込まれる機能があるのだろうし、今後のプレビューでも機能はさらに増えるだろう。Googleが求めているのは、デベロッパーからの早期のフィードバックだ。現時点では、デベロッパーのためにいくつかの新機能を強調しているだけのようだが。

Googleがまだ明かしていないことの一つは、M(Marshmallow)の次のNがどんなお菓子やデザートの頭文字か、ということ。Lockheimerのポストが”nut tellin’ you yet”(まだ言えない)と言ってるから、 ‘Nutella’かもしれないね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))