ベルリンで開催されたTechCrunch Disruptのスタートアップ・バトルフィールドの参加チームはすべて慎重な事前の審査を経て招待された選り抜きの精鋭ばかりだ。プレゼンはベンチャーキャピタリストやテクノロジー界のリーダーからなる何組かの審査員を前にして行われた。激しい競争を勝ち抜いたチームにはDisrupt杯と4万2000ユーロの賞金が贈られることになっていた。
最初のプレゼンの後、何時間にも及ぶ検討の末、TechCrunch編集部は Blik、Caspar Health、eTrack Tech、Lia Diagnostics、Wandelbotsの5組をファイナリストとして選出した。
これらのスタートアップはSuranga Chandratillake(Balderton Capital)、 Tugce Ergul(Angel Labs)、Luciana Lixandru(Accel Partners)、Matthew Panzarino(TechCrunch編集長)、Mark Schmitz(Lakestar)からなるパネルの前で最後のデモを行った。
ではDisrupベルリン2017のスタートアップ・バトルフィールドの勝者をご紹介しよう。
最優秀賞:Lia
Lia Diagnosticsはこの種のプロダクトとして初のトイレに流せる妊娠検査テープを開発した。ディスポーザブルであるだけでなく再生可能素材を用いている。また妊娠ししていることを知ろうとする女性のプライバシーの保護の面でも大きな飛躍を達成した。従来の製品と異なり、Liaのプロダクトはバイオ分解し、水にも溶ける特殊な素材の紙を使っている。
Liaに関してわれわれはこの記事で詳しく紹介している。.
次点:Blik
Blikは倉庫業務の革新を目指すプロダクトだ。倉庫に何が保管されているか、どのアイテムがどこにあるか、仕掛品であればどの段階のものか、などの情報を容易に管理し、表示できる。ワイヤレス・センサーと屋内位置情報システムを組み合わせてこれを実現している。
Blikについてはこちらの記事を参照。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)