Dropboxが今日(米国時間5/22)発表したアップデートで、モバイルからの利用機能が強化され、外回りの社員がDropboxに保存されているファイルの変更に追従しやすくなった。
典型的なユースケースを挙げると、チームで共有しているファイルについて、AさんがBさんの意見や承認を求めている、とする。Bさんがそれをちゃんとやってくれたか知りたいときには、メールやテキストメッセージを使う。これでは、なめらかなワークフローとは言えない。
そこでDropboxの最新のモバイルアプリでは、メールなどほかのアプリを使わなくても、Dropboxアプリの中で、誰がそのファイルを見たか、誰が何をやったか、などが分かる。
またファイルのレビューを求めるときも、通知が相手のホーム画面に出るから、メールなどを見る必要がない。
DropboxのプロダクトマネージャーJoey Loiによると、チームメンバーのいろんなアクティビティがDropboxの中ですべて分かるから、すっきりとしたワークフローになる。“今回のアップデートでは、コラボレーションのループがDropbox内で完全に閉じることを考えた。コラボレーションとは要するにフィードバックのフローだから、Dropboxの外へ出なくても最後まですべてのフィードバックができる、ということだ。ぼくがファイルのどこかを変えたら、同僚はすぐにその変更が分かる”、とLoiは説明する。つまり、フィードバックループが閉じるのが早い。ループの形もシンプル。
また今度からは、頻繁に開いているファイルはホーム画面の上部に、Google DriveのRecentsのように出るから、仕事の流れがワンステップ早い。また、頻繁にアクセスするファイルをDropboxのリストの上部に集めることもできる。今の仕事で使っているファイルを、いちいち探さなくてもよい。
そして、メールで送ってきたファイルをドラッグ&ドロップでDropboxに入れることが、モバイルでもできるようになった。
ひとつひとつはどれも些細な変化だけど、これでモバイルのDropboxでファイルを扱うことが、ずいぶん楽になる。Loiはこう言う: “モバイル上でチームのコラボレーションを円滑にすることに、とくに配慮した”。