高度なAPIやJSライブラリを使う現代的なウェブサイト作りを助けるGatsby

ReactやGraphQLのような現代的なウェブの技術を使ってよりよいサイトをより速く作れるプラットホームであるGatsbyは(ギャッツビー)米国時間9月26日、CRVがリードするシリーズAラウンドで1500万ドル(1億6200万円)を調達したことを発表した。これまでの投資家のTrinity Ventures、Mango Capital、Fathom Capital、Dig Venturesに加え、KongのCEOであるAugusto Marietti(アウグスト・マリエッティ)氏とAdobeのCPO Scott Belsky(スコット・ベルスキー)氏も参加した。同社のこの前の資金調達は380万ドルのシードラウンドだった。

Gatsbyは広く知られている名前ではないが、2015年のローンチ以来急速に成長した。今やIBM、PayPal、Braun、Airbnb、Impossible Foodsなどもユーザーだ。同社によると。上位1万のウェブサイトの約1%は、このプラットホームを使って作られている。同社を使うことのアドバンテージは、古臭いLAMPスタックを使わずにすみ、現代的なオープンソースのツールと実践的技術をベースとする、より現代的なスタックを使えることだ。Gatsbyはまた、 一枚岩的なCMSシステムを避け、もっと多様なツールを使うが、それでもなおWordPressやDrupalのようなプラットホームを使って、基本的にヘッドレスなCMSシステムを作れる。その場合Gatsbyは、そのCMSのためのプレゼンテーションレイヤになる。

gatsby team

Gatsbyの創業者でCEOのKyle Matthews(カイル・マシューズ)氏は「私たちは4年という年月を費やしてGatsbyを、現代的なウェブサイトを作るための最も総合的なプラットホームに育てた。これまで企業が実装に何か月も何年もかけて、最先端のウェブスタックを使って作っていたようなものが、Gatsbyなら簡単に作ってデプロイできる」とコメントしている。

Gatsbyそのものは、オープンソースのプロジェクトGatsbyJSがベースとなっている。同社によると、このプロジェクトには開始以来2500名以上の人びとがコントリビュートしている。マシューズ氏によると、今ではGatsbyは各種のオープンソースプロジェクトに年間約300万ドルをコントリビュートしている。その中にはGatsbyのコアツールや、プラグインのエコシステムもある。

類似のオープンソースプロジェクトがそうであるように、Gatsbyも収益源は企業向けの有料お助けサービスだ。それにより企業のデベロッパーチームは、新しいサイトを迅速に立ち上げることができる。料金は1つのサイトにつき月額50ドルからだ。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

冷蔵庫からプロテインドリンクが消えたら, あなたがレイオフされる兆候

オフィスのハイパワードリンクの定番であるOdwallaとRed Bullが涸渇したら毎週のお楽しみ時間が盛り上がらなくなったら、ゆで卵の殻を自分で剥かなければならなくなったら — それはあなたの会社がトラブルの渦中にあることを示す有力なサインだ。Redditの話題が非常に多岐に亘るIAmA*で、former_zyngite(元Zynga社員)と名乗る人がいろんなことを言っているが、ぼくにとっていちばん印象に残ったお話がこれだ。〔*: IAmA, 自己紹介で始まるAMA。〕

TechCrunchは、小から中ぐらいの規模のニュースおよびイベント企業としてけっこういい位置につけている。もっと大きな、事業が多様化しているコングロマリット企業なんか、いまだに毎月電話会社に料金を払ってダイアルアップでインターネットにアクセスしているのだ。それに比べるとTechCrunchの社員は恵まれている…無料のランチ、スナック、ドリンク、などなど…しかもそれらは、小さくて非力なわが社の自腹ではない。いや、自腹であっても、それらの社員サービスは存在するだろう。

でも今はAOLの傘下だろ? だからもちろん、何でもTimmyおじさんにつけといて!となるのさ。

以前は違った。1年ちょっと前にTechCrunchに入社したとき、オフィスのデスクはIkeaだった。慣例により、新入社員は自分のIkeaデスクを自分で組み立てるのだ。

そして、ある時点から、すべてが会社っぽくなってきた。デスクは本物のデスクになり、バイクラック(bike rack, 自転車置き場)もある。冷蔵庫にはつねにOdwalla、ココナツジュース、Red Bullなどなどがある。スナックも山のようにある…グルテンぬきのグラノーラスナック、ミックスナッツの巨大な業務用缶、袋入りのKettleポテトチップ、M&Mチョコ、グミベアー、それに、マジな話、ケールチップスもある。TechCrunchはAOLに買収される前も週2回はランチサービスがあったが今では毎日、そしておまけにクレージーなスナックが至るところにある。まるでWhole Foodsのお店が爆発したように。

ぼくは最近太ってきたから、たぶん会社も順調なのだろう。今のところは。でも、そろそろ真剣に、やせられる会社を探すべきかもしれない。

以下は、former_zyngiteではなく別の人のアンサーだが、よく分かる説明だ:

“これまでレイオフや買収を7回ぐらい経験したが、どの場合も、スナックを見れば会社の経営状態は分かる。それに、支給されるペンが、書きやすい高価なジェルペン(Gel Glide Pens)から、次の週にはBicの安物のボールペンになったら、あかん!、新しい履歴書を用意しなくちゃ”。

とにかく、former_zyngiteの説では、冷蔵庫から“RedbullとOdwallaが消えたら会社の下降の始まりだ”。でもそれだけではない。もう一人の元Zynga社員によると、ゆで卵が殻つきのままになり、社員が自分で剥かなければならなくなると(ひどいね!)、それも会社が傾く兆候なのだ。

社員親睦時間の質の低下は、ゆっくりと長期にわたって進行する。その最後は、二人だけ残った社員がPopov(安物のウォッカ)の瓶の取っ手を共有しているシーンではない。毎週、大きなテーマとトラック満載の人気フードを伴って大規模に行われるパーティーが、月に一回行われる串刺し焼き鳥とほうれん草入りすいとんだけの会合になるのだ。

だからとにかく、ぼくはうちのオフィスからClif Barが消えてほしいだけなんだ。あるいは、Vitamin Waterを、ふつうの水に換えてほしい。あるいは、空になった大樽に補充しない週があってもいい。でも、TechCrunchのオフィスが実際にそうなったら、ぼくは新しい履歴書を書いて、自作のビデオクリップをValleywag(シリコンバレーの個人ゴシップサイト)に送らなければならないだろう。

写真クレジット: Matthew OliphantCompfight ccより。


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))