VRGoogleのVRの未来はなかなか心地よさそうだ。
今日行われた、10月のハードウェア・ソフトウェア何でもありイベントで、同社は最新のVRプロジェクトを披露し、その中でDaydreamヘッドセットを発表した。79ドルのVRヘッドセット、Daydream Viewは、現在市場に出回っているヘッドセットとは一味違うファブリック仕上げの外観だ。
VRの責任者、Clay Bavorはこのデザインを、心地よく親しみやすくするためだと説明した。布地の美観がレファレンスデザインの推奨なのかどうか不明だが、XiaomiのDaydreamヘッドセットも同じくソフトで明らかにデザイン志向だ。
新ヘッドセットおよびGoogle Daydreamプラットフォームは11月に販売・公開される。
Samsungの99ドルのGear VRでは、スマートフォンのデータポートを使ってヘッドセットに差し込む必要があるのに対して、Googleはできる限りヘッドセットをシンプルにして、センサーやコントローラーを一切排除している。ヘッドセットとスマートフォンはワイヤレスで接続する。
コントローラーといえば、GoogleのヘッドセットにはDaydreamコントローラーが1台付いてくる。5月のI/OカンファレンスでGoogleが説明していたように、このコントローラーの自由度は3で、これはデスクトップ用VRヘッドセットほど高度ではないものの、動作検知用IMUを使って、Nintendo Wiimoteができることはほぼ何でもこなす。
念のために言うと、このヘッドセットは新しいAndroid Nougatエコシステムの低遅延VRモードに合わせて改訂されたものにすぎない。位置追跡等を行うための外付けトラッカーも用意されていない。現在消費者向けVRシステムでこの技術を利用しているものはないが、Oculusがここ数年力を入れている分野だ。果たしてOculusが今週行われるConnect 3カンファレンスで、モバイル関連の発表を行うかどうか注目したい。
Googleのヘッドセットは、現在市場にある他の本格的VR製品のように多機能ではないが、同社の最新スマートフォン、Pixelのユーザーに質の高いAndroid VR体験をもたらすだろう。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)